
漫画「悪女のペット」は原作Seobo先生、漫画Hamenn先生の作品です。
今回は「悪女のペット」の8話を読んだので、ネタバレと感想をご紹介します。
悪女のペット【8話】の考察予想
事故により愛読書の脇役令嬢に憑依しちゃった主人公の異世界物のお話です!
交通事故により脇役の令嬢である「シャシャ・タルト」に憑依してしまった主人公。
物語を知っていることから、貴族社会の厳しさを知っていた彼女は、社会人経験を活かして傷ついた令嬢の心を癒し続け、媚びを売ることで「お偉い方のペット」とウワサされる立場を確立させました。
結末を知るシャシャは悪女レベッカに近づかないように心がけてはいましたが、彼女の美しさと健気さに惹かれ、二年後にはレベッカの家に住み込むようになりました。
メインキャラの一人である「アース・クライン」も、ただ可愛らしいだけの女性ではないとシャシャに対し一目置くようになり、本を貸してくれたり情報を流してくれるようなよい関係を築けています。
しかし、一方で、シャシャと関わったレベッカが、ただ耐えるだけでなく、皇太子と口論をするまでに自分を出せるようになったことで、皇太子の怒りはシャシャへと向かいます。
アースから状況を聞いていたシャシャはなるべく関わらないように心がけていたその傍から、宮殿からのパーティーに招待されてしまいます。
行きたくないと思う一方、レベッカからのお誘い、そしてシャシャが会いたかったメインキャラである第二皇子ペインがやってくると聞き、参加を決意しました。
そして、そのパーティーにはヒロインも登場するということを思い出したシャシャ。
しかし、当の本人、ヒロインのリリスは原作の可憐なヒロインとは程遠い、お色気たっぷりのいわゆる悪女のような姿での登場。
様々なご子息を侍らすその姿に、多くの令嬢は心を痛めていて・・・。
7話はそこで終了でしたが、想定外のヒロインに、やはりこのヒロインはシャシャと同じように憑依している誰かかなと予想します。
もちろん、シャシャが本来のシャシャと違う行動をしていることで色々と展開が変わっていることもあるのかも知れませんが、憑依していると考えた方がしっくりきますね。
ヒロインに憑依する人は・・・正直あまりロクな性格をしていないイメージが強いので、このヒロインはどうなんだろう、と楽しみにしています!
悪女のペット【8話】ネタバレあらすじ
あまりにもイメージが違うヒロイン、リリスにシャシャは大パニック!
そのイメージの違いから、シャシャはリリスも自分と同じように憑依した人物なのでは?という考えに至ります。
それほど、物語でのヒロインと目の前の女性が一致しないのですから・・・。
そのシャシャを見てほほ笑むリリスに、イビーは「気に入られた」と喜んでいますが、シャシャはそれどころではありません。
ふと思い出す、ヒロインはペインを尊敬している、という設定。
そこに思い至ったと同時にペインが登場しました。
そのペインを見てにやりと笑うリリスに、シャシャは原作とのあまりの違いにショックを受けてしまいます。
結局、泣きながら退場してしまった令嬢を追いシャシャも席を外してしました。
婚約者がリリスにベタベタしている様子を目の当たりにして涙を流す令嬢を宥めている間に、アースが戻ってきます。
アースは皇帝がレベッカにこのまま婚約者としての位置にいるように強要している様子を見てうんざりし、そんな自分の心境の変化にも混乱し、シャシャに会いに来たのです。
初対面の令嬢からもペットとしてしか扱われていないシャシャを、不憫だと思うのか、と尋ねられてアースは言葉に詰まりますが、シャシャから「かわいそうなのはあなたたちの方だ」と言われて理解しました。
抱きついてくるシャシャを抱き留めながら、確かに自分の心境が変わってきていて、むしろ皇太子ヨハネスや、その彼に甘すぎる両親たちにも憎しみが湧いてきている自分を実感したのです。
悪女のペット8話の感想&次回9話の考察予想
今回のメインはリリスの存在感とアースの心境の変化です。
圧倒的にキャラが違うリリスにシャシャはショックを受けつつ、自分と同じ憑依したヒロインなのでは?という疑念が浮かんできます。
いくら、シャシャの影響で展開が変わりつつある気配はあるものの、こんなにヒロインのキャラがまるっきり変わってしまうのは、やはりヒロインもそうなんだろうと思うのが自然な気がします。
結局ペインのベールは中々取れないですね。今回も一言も発していません。
目を隠した布を取ったらどんなイケメンなんだろう、とちょっとワクワクしているのですが・・・。
今回はレベッカに対する皇帝の説教じみた婚約者の強要と、それを見てげんなりするアースがメインでしょう。
今までなんとも思わなかった、皇帝や皇太子への嫌悪感と憎悪に戸惑うアースがシャシャに会いたいと思い感情のままに突き進みます。
シャシャは、初対面の令嬢の思いを受け取り、涙を流す彼女を慰めている場面でした。
初対面の人間、しかも貴族の令嬢が本音を吐露するなんて、と驚愕するアースに、シャシャは本心を伝えました。
あなたたちが動物のように接してくれているからよ、と。
今回のお話で、シャシャの真の強さが伺えます。
自分を憐れだと思うな、これが私の生き方。
そういう強さがあるからこそ、人々は無意識に彼女を頼り、愛でているのでしょう。
アースはシャシャを抱きしめつつ、自分の思考の変化を認めて今回のお話は終わりました。
アースの考え方が変わったこと、ヒロインの登場で今後レベッカはどうなっていくのか。
ヒロインは皇太子じゃなくて実はペイン狙いなのか!?
今後の展開がとても楽しみです!
まとめ
今回は漫画『悪女のペット』8話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。