
漫画「外科医エリーゼ」は原作yuin先生、漫画mini先生の作品です。
皇位継承をめぐり、激化する皇帝派と貴族派。そんな中、中心人物ともいえるメルキト伯爵とドリスン伯爵が決闘を!
重傷を負い、エリーゼのもとへ運び込まれて来ました。そこにはエリーゼに会いに来ていたリンデンも居合わせ・・・。
今回は「外科医エリーゼ」の116話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
外科医エリーゼの【116話】の考察予想
皇帝派か貴族派か!どちらを助ける?
二人とも重体です。
より深刻度の高いメルキトは貴族派、皇帝派のドリスンも多量出血でショック状態です。
それぞれの従者はこっちを優先してくれと訴えますが、エリーゼは医者としてどんな決断を下すのでしょう!?
リンデンとミハイルの気遣い
メルキト、ドリスンそれぞれの従者に詰め寄られて困り果てるエリーゼ。
リンデンとミハイルはエリーゼが最善を尽くせるよう助けます。
二人、同じ気持ちなのです・・・。
外科医エリーゼ【116話】ネタバレあらすじ
拳銃による銃傷で重体だと聞いたエリーゼは二人の様子を詳しく聞きます。
ドリスンは肝臓の損傷でショック状態、メルキトはさらに深刻だと聞かされました。
メルキトのレントゲンを見ると、弾が心臓を貫通していて生きているのが不思議なほどです。
そこへミハイルも駆けつけました。
二人とも助けることができるかと聞かれたエリーゼは、自分が手術をすれば可能性はあると答えます。
心臓を怪我したのに!?とミハイルが確認するように尋ねます。
可能性は高くないがやってみる価値はある、と答えるエリーゼですが、二人を助けるにはどちらも今すぐ手術をする必要があると言いました。
メルキト、ドリスン、それぞれの従者が、自分の主を助けてくれとエリーゼに懇願しました。
エリーゼはどうしていいか分からず言葉に詰まってしまいます。
すると、リンデンとミハイルが共に従者を怒鳴りつけます。
リゼから離れろ、困らせるな、と口を揃えて命じました。
そして邪魔だから外に出ていろ、と同時に口にします。
従者は仕方なく部屋を出ていきました。
そして、リンデンも外の空気を吸ってくると言って退室すると、ミハイルも後に続いて出ていきます。
エリーゼは、自分が落ち着いて考えられるように、二人が気を使ってくれたことを分かっていました。
エリーゼは集中して二人を助ける方法を考え、結論を出します。
その場に居た人たちに、メルキトを助けると言いました。
比較的助かる見込みの高いドリスンではなく、メルキトの名を出したことに皆驚きます。
しかし、すぐに「同時にドリスン伯爵も助けます」とエリーゼ。
先にメルキトの手術をするが、30分以内に終わらせる、その間グレアムに応急措置的な手術をしていて欲しいと、グレアムに頼みました。
この手術には、グレアム先生なしでは成功しません、と。
難しい手術ではあるが、絶対にこの二人を助けたい、だから最善を尽くすと真剣な眼差しでエリーゼは訴えるのでした。
並んで外に出たリンデンとミハイル。
ミハイルが元気にしてた?とリンデンに聞きます。
ああ、と答えるリンデン。
ミハイルは、手術はうまくいくよな、と呟きました。
いくらエリーゼでも限界はあるから、今回の手術は失敗する可能性はあるだろう、とリンデン。
でも、自分はエリーゼを信じている、と静かに言いました。
ミハイルも、ああ、きっとうまくいくよ・・・答えます。
そろそろ戻ろう、手術が始まっているはずだ、と二人は院内に戻るのでした。
外科医エリーゼ116話の感想&次回117話の考察予想
今すぐ手術が必要な重症患者が同時に運び込まれて来たら、医者は悩みますよね。
まして、その手術をできる人間が自分一人という状況。
最近医療ドラマなどでも使われて耳にすることも多くなった「トリアージ」、重症度によって治療の順序を考慮する考え方で言えば、メルキトは心臓を貫通しているわけだから限りなく黒に近い状態っだと考えられます。
特にエリーゼのいる世界では「助かる見込みのない患者」と言えるでしょう。
だとすれば、少しでも助かる可能性のあるドリスンをの手術を優先するべきだと考えるのが普通です。
でも、エリーゼはどちらも助けるという強い信念を持って治療にあたるのですね。
どのみち、どちらを優先してもしこりは残る選択ではあるのですけど。
皇帝派のドリスンを優先すればやっぱりな、だし、メルキトを優先すれば皇帝派に恨まれてしまうのですから。
難しい手術であることは当然ですが、立場上も厄介なことは間違いないのですね。
まとめ
今回は漫画『外科医エリーゼ』116話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。