
漫画「外科医エリーゼ」は原作yuin先生、漫画mini先生の作品です。
リンデンがエリーゼのために計画した二人きりの旅行で愛を確かめ合いました。
エリーゼを連れて行きたかったクリウド市は、リンデンにとって特別な場所。
エリーゼが寝ている間に、リンデンが向ったのは母と姉の眠る墓地でした。二人を死へ追いやった貴族派への復讐を誓うリンデン・・・!
今回は「外科医エリーゼ」の114話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
外科医エリーゼの【114話】の考察予想
日常の生活に戻ったエリーゼは、余韻を楽しみながらも、これから起こる悲劇について心を痛めていました。
リンデンの復讐心に理解は示すエリーゼだが・・・
エリーゼが前世で経験した皇位継承争いの悲劇は、もう目の前に迫っています。
リンデンが、母と姉の復讐をするためだけに生きてきたことを知っているエリーゼは、その気持ちも理解できるのです。
それでも、あの惨劇を繰り返したくないと強く思うエリーゼでした。
貴族派の焦りと白昼の決闘!?
前世と大きく変わっていること、それはエリーゼの存在によってリンデンの支持率が上がっていること。
貴族派は、このままではリンデンが皇帝になってしまうと戦々恐々です。
そんな時、街中で貴族派のメルキトと皇帝派のドリスンがあわや決闘騒ぎを起こします。
外科医エリーゼ【114話】ネタバレあらすじ
日常に戻ったエリーゼは、一人お茶を飲みながら、リンデンとの旅行を夢のようだったと回想しています。
そして、初めてこの世界に戻ってきた時のこと思い出しました。
その時はリンデンとの結婚を阻止することが最大の目的だったのに・・・結局はまた想うようになってしまった、と思い巡らせますが、だけどあの時とは違う、と幸せを噛みしめるのでした。
でも、エリーゼには大きな悩みがあります。
ハァ・・・とため息をついて、これから起こるだろう悲劇について胸を痛めます。
その悲劇とは、皇位継承権をめぐって、皇帝派と貴族派が衝突し、ロンドの街が血で染まる惨劇のことです。
前世でエリーゼが経験したことは、リンデンが復讐に成功して、ミハイルやユリエン、アムセル侯爵をはじめ、多くの貴族派が殺されました。
でも、リンデンもまた罪悪感によって心が壊れていくのでした。
エリーゼは一体どうしたらいいのか頭を悩ませます。
血塔の悲劇を引き起こしたのは、マリエン皇妃と貴族派です。
母親の恨みを晴らしたいと思うリンデンの気持ちも十分理解できるのですから。
彼らを許すかどうかは、リンデン自身が決めることだと考えるエリーゼですが、どうにかしてリンデンの復讐を止めたいのです。
神よ・・・どうか私に力を貸してください、とエリーゼは祈りました。
貴族派たちが集まって会合を開いていました。
エリーゼと正式に婚約してから、リンデンの支持率が上がり、このままではリンデンが皇位を継ぐことになる、と警戒しているのです。
特にメルキト伯爵は危機感を募らせています。
もしリンデンが皇位を継ぐことになったら、自分達貴族派は粛清されてしまう、と声を張り上げます。
そこで、貴族派の1人が、アムセル侯爵がいるではないですか、とメルキトをなだめるように言います。
アムセルの家門、チャイルド家は金融界の皇帝とも言われるほどの権力を握っています。
だからこそ、現皇帝も妻の復讐をできずにいるのです。
確かにチャイルド家が付いていれば、と思うメルキトですが、だが・・・と思案します。
復讐だけを考えて生きているリンデンであれば、何か計画を練っているはずだ、と不安は拭えません。
いざという時はクーデターを・・・と頭をよぎりますが、得策ではないとその考えを払拭します。
結論は出ないまま、会合はお開きになりました。
帰路、メルキトの乗った馬車が衝撃と共に大きく揺れました。
何事かと馬車を出るメルキトに、御者が急に馬車がぶつかってきたと言います。
どいつだ、と見ると、姿を現したのは皇帝派序列第2位のドリスンでした。
ドリスンはメルキトを挑発します。
売り言葉に買い言葉で争いはどんどんエスカレートしていきました。
ドリスンが血塔の悲劇のことをつい口にしてしまうと、メルキトの顔色が変わりました。
言い過ぎた、とドリスンは気づきますが、卑怯者呼ばわりされたメルキトは収まりません。
ドリスンに手袋を投げて決闘を申し込みました。
伝統的な方式で行おう、互いに20歩歩いたら射撃を始める、と言って銃を構えます。
微動だにしないドリスンに、今すぐ謝るなら許してやってもいい、と煽ります。
ドリスンも、後悔することになるぞ、と気色ばむのでした。
外科医エリーゼ114話の感想&次回115話の考察予想
貴族派の面々、そうとう焦っていますね。
自分達の首がかかっているのだから当然でしょうけど、エリーゼに危害を加えることは以前ミハイルに釘をさされていますし。
このままではリンデンが皇帝に・・・!
ここにきて貴族派の強硬派ともいえるメルキトが皇帝派と騒動を起こしてしまいました。
エリーゼの知っている過去(未来?)では、こんなことは起きていたのでしょうか?
皇位継承権をめぐる争いは、リンデンにとって復讐を意味することをエリーゼはわかっているから、余計に何も言えないのですね。
そして、復讐を果たしたとしても、リンデンは罪の意識に苛まれて心が壊れてしまうことも。
せっかく愛を確かめ合った二人が、すれ違っていってしまうのでは!?
と思うと、切なくなります。
物語は、新たな局面を迎えて、ますます目が離せなくなりました!
まとめ
今回は漫画『外科医エリーゼ』114話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。