
漫画「その悪女に気をつけてください」は原作Soda 、作画Blue Canna、脚色Berryの作品でピッコマで配信されています。
今回は「その悪女に気をつけてください」7話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
皇太子への婚約破談宣言をした後、初めて顔を合わせた父親である公爵殿下。
いつもの会話のない朝食。そのあとに、珍しく父親に話しかけました。
婚約破談を皇太子に提案したことを伝えたいためです。日頃から、会話をする機会がないのですが、婚約は家同士のことでもあるため、報告しようと思いました。
いつも父親と顔を合わせる機会は、朝食の時間だけです。
そのためこの時間にどうしても、皇太子との婚約破談の話をしたいと思いました。
朝食中には話を切り出すことができなかったメリッサは、朝食後の部屋を出ていく父親を追いかけ、話したいことがあることを伝えました。
その悪女に気をつけてください7話の見どころ・考察予想
会話のない親娘
メリッサのいる世界は、中世を舞台にしたファンタジー小説です。そのため男尊女卑が如実に表れます。
公爵家である貴族も例外ではありません。
中でも父親である公爵殿下は、特に差別意識が強い人物です。
子供のころから、娘のメリッサよりも後継ぎであるジェイクを優先し、メリッサへは愛情どころか関心さえ見せたところがありません。
弟のジェイクには留学に行かせたりと惜しみない愛情を注いでいました。
その様子を幼いころから見て、肌で感じて育ったメリッサはいつのまにか父親を恨むようになり、ろくに会話のない関係へとなってしまいました。
大事な話
日頃から会話がないと言ってもさすがに、婚約の破談に関しては報告した方がよいと考えたメリッサは、父親に話しかけますが、表情一つ変えず、あろうことか何もなかったかのようにメリッサに背を向けて去ろうとします。
さすがに頭に血が上ったメリッサは、大声で呼び止め、廊下での立ち話で報告しようと試みます。
要点だけ伝えて終わりにしようと話し続けていると、急に父親が振り返りメリッサの話を遮るように話し始めます。
どうも、メリッサが大事な話だから聞いて欲しいと言ったのが、引っかかったようです。
そんな大事な話を廊下でするのは以ての外だと険しい表情で言い出しました。
そして、父親は応接間を用意させるからそこで話をしようと提案します。
10分後に応接間に来るようにと、念押しをして去っていきました。
その悪女に気をつけてください7話のネタバレ込みあらすじ
紅茶、飲んでいいの?
メリッサは幼いころから父親に愛情をかけてもらった記憶がありません。
愛情どころか関心さえなかったのではないかとメリッサは思っているほどです。
そんな幼少期だったため、自然と父親とは疎遠になりさらに、恨むようになります。
つまり2人はろくに話したことがありません。
そんな中、話をしたいと父親に伝えたとき、ノーコメントで表情もありませんでした。聞こえているかさえ、怪しい状況です。
聞こえないふりなのか、本当に聞こえなかったのか、その場を後にしようとします。
さらに大声でメリッサは父親に声を掛けます。
今回は話の内容も大事なことだと伝えます。
そうすると立ち止まり、振り向きました。
このまま内容まで話して、会話を終わろうとしていたメリッサは、本題に入ろうとしますが、大事な話という言葉に父親は思いのほか食いついてしまいました。
父親に大事な話なら応接間で、と押し切られメリッサは応接間へ行きます。
10分後に、と念を押されました。
言われた通り、10分後に応接間へ行くと、飾り立てられたラブリーな部屋に変貌していました。
メリッサは驚いて、声も出ません。
さらに部屋に合わせて、ピンクの礼服に着替えて待っていました。
でも表情には可愛さはなく、真剣そのものでした。
真剣過ぎて、怖いくらいです。
メリッサは内心、動揺しながらも隠して、席に尽きます。
目の前のお菓子やお茶などには目もくれず、世間話もせずに要点だけ伝えようと話し始めます。
しかし父親に紅茶とスイーツを勧められます。
本題に入ろうとする話を遮って、紅茶が禁忌の品なのだと、さらに勧まられます。
あまりにも紅茶を勧めてくるので、メリッサは毒入りなのではないかと邪推してしまいます。
そして、父親は紅茶ではなく、ブラックコーヒーを飲んでいます。
飲んでいいのか心配になります。
その悪女に気をつけてください7話の感想&次回8話の考察予想
メリッサはただただ、父親に報告したかっただけです。
会話をしたかっただけですが、10分待った挙句に正装した父親と応接間でアフタヌーンティーを囲んで、なんてことは想定外だったでしょう。
父親がメリッサと話をするために用意した応接間が、わかりやすく幼い女の子が好きそうなピンク、ハート、風船、リボン。
メリッサの現在の年齢とは、大きく異なります。
このことから、メリッサへの感情が10年以上前のメリッサで止まっているのではないでしょうか。
または幼いころメリッサにしてあげたかったことなのか、メリッサは全く違う方向に考えたようです。
しかしメリッサが幼いころにこのようにもてなされた記憶がないようなので、いくら相手が父親でも怪しむのは当たり前です。
メリッサにはピンクの紅茶、父親自身はブラックコーヒーというのも不安要素になります。
ただもしかすると、本当は娘を可愛がりたかった父親の感情を出した結果、妙な方向に行ってしまったとも考えられます。
この点は今後、父親目線の話が描かれたら面白そうだと思っています。
案外、子煩悩だった、なんて可愛らしいオチかもしれないですね。
まとめ
今回は漫画『その悪女に気をつけてください』7話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。