
漫画「悪女の定義」3話は原作Yuns先生、漫画Min(REDICE STUDIO)先生の作品で、ピッコマで配信中です。

今回は「悪女の定義」の3話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
悪女の定義【3話】の考察予想
大嫌いな悪女に憑依してしまった正義感の強い女性の異世界物です。
小柳芙美はある日、次々と辛い思いをすることになってしまいました。
友人と信じていたさやかと、恋人で自分に夢中と学内でも有名だった智也が裏切り、付き合い始めてしまいます。
更に落ち込んでトイレの中で落ち込んでいるところ、同じ学部の生徒たちの会話を聞いてしまう羽目になりました。
正義感の強い芙美は、正しいと思ったことに対し真っ直ぐに行動するため、支持をしてくれる人もいれば、反感を買うこともある、ということは十分理解はしていました。
しかし、その会話はあまりにもひどいもので、芙美が調子に乗っていた、可愛い顔もどうせメイクだろう、などひどい物でした。
彼女たちが去った後、芙美は川辺でお酒を一人で飲んで落ち込んでいました。
飲んでも全然酔えない芙美にひっきりなしにメッセージが届くのですが、送り主は先ほど悪口を言っていた女生徒たちで、文面は芙美を心配するようなものではあるけれど、詳細を聞きたがっていることは明らかでした。
とても返信する気にもなれない芙美はそのままお酒を飲み進め、もやもやした気持ちを整理しようと努力します。
自分が思った以上に智也の事が好きだったことに気づいて、ある程度泣いた後は随分とすっきりしたようでした。
後は帰って寝よう、と踵を返した瞬間、足を滑らせてしまった芙美。
思ったよりも酔っていたのか、そのまま川の中へ落ちてしまい・・・。
ハッと息が出来たと実感した瞬間、環境の違いに戸惑います。
病院としては豪華すぎる部屋に寝ていた芙美は、見知らぬ外国の女性に声を掛けられ泣かれてしまいます。
疑問なのは、彼女の言葉は聞いたことがないはずなのに、瞬時に理解できること。
それからどんどんと人がやってくるうちに、自分と他の女性の魂が入れ替わってしまったことに気が付いたのでした。
恐らくは川に落ちた時に自分は死に、そして重い病気で何日も意識不明だったシャルティアナもきっと亡くなったんだろうと察します。
芙美はあの状況で死んでしまったことに、失恋の末の自殺と思われたら最悪だ、と嘆き、恥ずかしさのあまり暴れてしまうのでした。
後から後から出てくる記憶は、その体の女性、シャルティアナ・アティーゼ・カイロンの物。
その記憶は自分とは全く違うとんでもない性格の、悪女とウワサされても仕方ないものでした。
好きな人、それも皇太子にはすでに恋人がいるのですが、その恋人に対し相当いやがらせをしたり、使用人たちにも横柄な態度をとるような、絵にかいたような悪女。
自分がその体に入って生き直さないといけないことに絶望し、結局はまた叫んでしまうのでした。
一日で失恋、友人の裏切り、女の嫌な面を一気に見る羽目になった芙美。
いや、本当、最低な一日でしたね・・・。
更に異世界に行ってしまってるし・・・。
自分が大嫌いな悪女に入り込んでしまった芙美が、これからどうやって悪女の悪評を改善していくのか、彼女の手腕が試されていくのですね!
怒涛の災難がトラウマになってしまうような人柄ではなさそうなので、前向きに頑張っていくことでしょう。
次回はもっとシャルティアの生活に踏み込んでいくのだと思うので、とっても楽しみです!
悪女の定義【3話】ネタバレあらすじ
悪女のせいで死んだのに自分が悪女に!
友人の振りして恋人を奪われた芙美は、その友人さやかにそっくりな悪女になってしまったことに絶望します。
こんなことありえるのかとぼんやり考えていると、シャティと何回か呼びかけられますが、未だ慣れない芙美は気づかず、肩を叩かれたことでハッとしました。
呼んでいたのはシャルティアナの父、カイロン公爵でした。
シャティとはシャルティアナの愛称のようで、カイロン公爵はシャティが大人しすぎると心配しているようです。
パパと呼ばず、言葉遣いもよそよそしいため、まるで人が違ってしまったようだと言われ、芙美は焦ります。
何でも話してごらん、というカイロン公爵はとても甘いまなざしです。
しかし、突然ステナ伯爵の娘か、と怒りだしたカイロン公爵ですが、むしろその子は被害者だと焦る芙美。
親バカぶりを発揮するカイロン公爵を見ながら、芙美は自分の親とは全く違うと感慨にふけります。
実家は男尊女卑が色濃く残る家で、小学校を卒業したら弟と同じ席で食事すらできない家庭でした。
何とか家族から離れるために進学を理由に一人暮らしをし始めたので、学費や生活費も実家からの援助が一切なく勉強とバイトに集中していた日々でした・・・。
そんなことを考えていた芙美の頭に優しく乗せられたのはカイロン公爵の優しい掌でした。
そして、「いつも愛する我が娘の味方」という事に暖かさを覚えている瞬間、パパに不満があるのか!と半泣きになるカイロン公爵に呆れつつ、「そんなことないわ、パパ」と返すと抱きしめてくれました。
そのぬくもりを堪能しながら、これからは悪女のような行動はせずに両親と仲良く平和に暮らそう、そんな夢を持ったその時です。
カイロン公爵から「いい知らせ」を告げられます。
シャルティアナがずっと願っていたレジーナに選ばれたということを。
レジーナとは、いわゆる皇后候補のような存在で、皇位継承でも嫡子よりも能力が優先させるフェロン帝国は能力を重視する。
皇帝の子供であれば誰でも時期皇帝になれるけれど、それは自分の能力を証明し、支持を集めることが出来たらという前提のもと。
競争システムの元、皇太子の交代も頻繁に行われます。
そして、皇后も熾烈な教育と競争を経て誕生するが、これは皇后が皇帝に次ぐ統治者であるためです。
レジーナは次期皇后になるための最初の一歩、というシステムなのです。
平和な人生を願った瞬間人生が終わったと魂が抜ける芙美ですが、カイロン公爵が必死に頭を下げてくれて得た物だと理解しており、更には行きたくないと言っても拒否が出来るものではありません。
逃げることはできないと、カイロン公爵に笑顔でお礼を言うしかなかったのでした。
悪女の定義3話の感想&次回4話の考察予想
親の愛情を実感できなかった芙美と、愛されすぎて我儘になったシャルティアナ
どういった因果か、まるで正反対の環境の人物に入ってしまった芙美。
未だ珍しい男尊女卑の家庭で弟と一緒の食卓さえもつけないという環境はひどい物だったのだろうと察します。
恐らくは様々な面で弟よりも蔑まれた生活だったのでしょう。
自分で学費やバイトを稼いで努力して、裏切られて・・・ひどい話ですね。
それに比べてシャルティアナの父、カイロン公爵は溺愛というか、甘やかしすぎというか。
これは確かに自分が一番!という悪女が出来上がってしまっても仕方ないとは思いますが、芙美にとってはこの愛情が照れ臭くもあり、喜びを感じるものだったのでしょう。
せっかく両親と平和に過ごそうという夢もあっさりレジーナという立場に選ばれてしまって崩壊します。
シャルティアナの願いで父が娘の悪評にもめげずに頭を下げて得た物なのだからと了承しますが、宮に入ったら帰られないとは、これまた女の嫌な世界に飛び込むということですよね。
持ち前の正義感で乗り込んでいくんだと思いますが、傷ついた心がまだ癒されておらず、更にシャルティアナの身体に入ってしまって混乱している最中だろうに、大丈夫か心配になります。
これからレジーナとして親元を離れて色々頑張るのでしょう。
どんな試練が待ち受けているのか、どんな活躍をするのか、今からとってもワクワクしています!
まとめ
今回は漫画『悪女の定義』3話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
次回もお楽しみに♪