
漫画「悪女は変化する」は原作NUNOIZ先生、漫画希羅月(Comicloft)先生の作品でピッコマで配信されています。
冬の遠征に出発したウィンターナイトの騎士たち。エルザもレンと共に向かいました。
旧首都である街に停泊するというので、エルザは自分の中にあるアルンデルの力について知りたいと言い、アルンデルの神殿に立ち寄ることにしました。
今回は「悪女は変化する」37話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
悪女は変化する37話の見どころ・考察予想
自分の中に流れているアルンデルの魔力の根源を知りたいと、エルザはレンたちと共にアルンデルの神殿に足を踏み入れました。
薄気味悪い雰囲気に、騎士たちも気味悪がります。
大きな部屋に入ったとき、エルザが目にとめたのは金色の杯。
杯をエルザが手にしたとき、エルザの知りたかったことが映像として映し出されます。
その内容とは!?
そして、謎が解けたエルザは新たな疑念を持ちますが・・・。
悪女は変化する37話のネタバレ込みあらすじ
神殿の中に足を踏み入れ大広間に入ると、エルザは金の杯が目に留まりました。
レンがアルンデルの聖物だと言ってエルザの手に渡すと・・・!
エルザに流れるアルンデルの魔法の謎
エルザが金の杯を手に取った瞬間、パアッとまばゆい光を放ちある映像が映し出されました。
そこには一人の赤髪の男が血を流しながら岩陰に腰をおろしています。
口からは血を吐き、息も絶え絶えな様子。
男は、皇帝・・・ウィンターナイト・・・必ず復讐してやる!!と毒づいています。
そこへ数人の男たちが森の中から姿を現しました。
こっちが道なのか?と聞く男に、はいクロッカス侯爵と従者らしき男が答えています。
どうやらアマリリス皇国もしくはほど近い場所のようでした。
クロッカス侯爵と呼ばれた金髪碧眼の若い男は、今回の取引は手ぶらで帰ることになりそうだと肩を落としています。
そのとき、岩陰にいた男がうめき声をあげ、クロッカス侯爵が駆けつけました。
侯爵は魔力を使って治療しようとしますが、赤髪の男の状態はあまりに悪くほんの少し命を長引かせることしかできません。
それでも男は感謝の言葉を言い、懐から金色の杯を取り出し侯爵に差し出しました。
こんな高価なもの受け取れないと侯爵は断りますが、そのとき男の目が赤く光りあたりは不穏な空気に包まれます。
杯の中には血が満たされ、その杯を呪いの言葉と共に侯爵に手渡しました。
侯爵は、何かに取りつかれたようにゴクゴクと血を喉に流し込みます。
金色だった髪が赤く染まり、飲み干すとその場にバタリと倒れてしまいました。
男は、倒れているクロッカス侯爵に向かって、アルンデルの魔力が本当の主を取り戻す日まで忠実な器になるのだ、と不敵な笑みを浮かべ・・・。
エルザの髪が赤いのは・・・
金色の杯が見せたのは、最後のアルンデル公爵の記憶のようだとレンが言いました。
昔、アマリリス皇帝をも精神の魔法で操ろうとしたアルンデルは、反逆罪で処刑されましたが、ウィンターナイトのせいでアルンデルの魔法が通用しなかったのだと説明します。
エルザが、金髪の男は間違いなくクロッカスの先祖だろうと言うと、エルザの体にアルンデルの魔力が流れている理由がわかった気がするとレン。
エルザも同意します。
魔力を飲んだクロッカス侯爵の髪の色が赤くなったのを見ると、この髪はアルンデルの魔力が流れていると言う証拠ですね、とエルザが自分の赤い髪を触りました。
リリエルの好感度は魅力のせい・・・だけ?
エルザは、本来クロッカスの血統の特徴は、映像で見た侯爵やリリエルのような金髪碧眼だったのだと思いました。
そして、リリエルは子供の頃から無条件に好感を持たれたことを、魅力的な子だからだと思っていたけれど本当にそれだけなのかと訝しくも思います。
押し黙ったままのエルザに、何か気になることでもあるのかとレンが声をかけました。
他のことを考えていただけだと首を振るエルザ。
さっきの自分の疑念は考えすぎだと振り払おうとしていました。
アルンデルの魔法も主が所有者の魔法を発現させなければ感じることも使うこともできないのだから、と・・・。
そのとき、騎士たちが慌てて二人を呼びに来ました。
神殿から出るとあたりはどんより薄暗く、街が凍てついています。
不思議に思うエルザに、夜がやってきているから急がなければとレンが言いました。
冬の土地には膨大な魔法がかけられていて、夜がくると地形が勝手に変わったりおかしな現象が起こると言います。
それに、昼と夜が一定していない、とも。
レンの号令と共に急いで立ち去る一行。
エルザは小さくなるアルンデルの神殿を振り返り、じっと見つめるのでした。
悪女は変化する37話の感想&次回38話の考察予想
エルザの中にアルンデルの魔法が流れている理由が分かりました。
はるか昔、最後のアルンデル公爵が命を落とす直前に、魔力をたまたま通りかかったエルザの祖先、クロッカス侯爵の体に刻み込んでしまったのですね。
器として選ばれてしまったクロッカスの子孫の中には、エルザと同じような赤髪はいたのでしょうか?
それとも、アルンデルの復活が近くなったから、赤い髪の子が生まれたのかな?
それに、エルザに芽生えたリリエルへの疑念も気になります。
確かに、リリエルに対する周りの反応、特に騎士たちの盲目的な献身は今考えると行き過ぎのような気もします。
もっと他に隠された謎がありそうですね。
まとめ
今回は漫画『悪女は変化する』37話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
アルンデルの神殿で金の杯を手に取ったエルザ。その瞬間最後のアルンデル公爵の記憶が映し出されました。
エルザの祖先であろうクロッカス侯爵の中に魔法を刻み、いつか復活するときのための器として使ってきたのでした。
自分の中にアルンデルの魔法が流れている理由が判明したエルザですが、新が疑念が頭をかすめ・・・。