
漫画「ウサギと黒ヒョウ様の共生関係」は原作sadam先生、Mogin 先生、Yasik先生、漫画A tempo Media先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ウサギと黒ヒョウ様の共生関係」39話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
ウサギと黒ヒョウ様の共生関係39話の注目ポイント&考察予想
ビビに芽生えた気持ち
前回、マニアンツのシーンで終わっていましたが、今回は場面が変わって、病院へと急ぐ、アヒンとビビのシーンから。
ビビは、理由のわからない、痛みで苦しみながら、昔のことを思い出していました。
これまで、ビビはアヒンのことを猛獣として恐れることはありましたが、それ以外にネガティブな考えを持つことはありませんでした。
ところが今回、ビビは自分のこれまでのつらい人生を振り返り、何もかもをもって生まれたアヒンに対して、うらやましい気持ちが芽生え…。
そんなビビの気持ちとは裏腹に、アヒンは必死にビビを助けようとしているのが、切なくもある、重要なお話です。
ウサギと黒ヒョウ様の共生関係39話のネタバレ込みあらすじ
ビビの回想
ビビは苦しみながら、昔のことを思い出していました。
ラビアン家にまだいたころ。
人間化できないビビは、使用人にさえ虐げられていました。
食事を与えられなかったり、カップを投げつけられて危険な目に合ったり…。
口のきけない子ウサギなんだから、告げ口もできないだろうと、ひどい目に合っていたのです。
そのうえ、ある日、かごに入れられ、黒ヒョウ国の国境で捨てられそうになって…。
アヒンが拾ってくれなければ、今頃死んでいたことでしょう。
今、やっと人間化したというのに、体中痛くて死にそうです。
病院につく
馬でしばらく走ったところに、小さな病院がありました。
中にいた医者が、嫌々出てきましたが、ドアの外に立っていたのが、黒ヒョウ獣人のアヒンだったので、慌てて応対しました。
ビビは、力を持っているアヒンをうらやましく思いました。
自分は一人ではベッドから降りることもできない、非力な子ウサギ。
アヒンは食物連鎖の頂点にいて、武芸も能力も外見も一流の次期領主。
生まれからして何もかも違うのでした。
もしビビが、ちゃんと人間化していて、ラビアン家の正式な一員だったら、二人は出会うことすらなかったはずです。
ビビは、獣神様へ思いをはせました。
獣神様は本当に自分に呪いをかけたのかと…。
医者の診断
医者は、薬物を摂取した状況などを聞き、ビビの診断をします。
しかし、どうも様子がおかしいようです。
ビビの症状は、薬物反応とは違うようで…。
医者の見立てでは、薬物ではなく、本人のフェロモンが関係して、倒れたようです。
そのような場合、フェロモン安定剤が効くのですが、長期的に見ていい治療法とは言えません。
できるだけ、自然にフェロモンが安定するまで経過を見守って、もしもの時にだけ服用するのがいいのです。
アヒンの治療法
それでも、ビビは死ぬほど苦しいので、今すぐ薬を飲みたいと、涙ながらに訴えました。
それを聞くといてもたってもいられなくなったアヒンが、フェロモンを抑制できれば鎮まるならばと、ビビの首にかみつこうとします。
医者は必死にとめます。
しかしアヒンは、恐ろしい顔で医者をにらみつけました。
そして、自分のフェロモンは支配系だ、と医者に説明しました。
それでも医者はあきらめません。
草食系獣人の体を猛獣系と同じと考えないでほしいと、必死に訴えました。
体に直接フェロモンを流し込む方法は、確実で安全だけれど、噛むことは負担が大きい…、と医者が悩んでいます。
するとそれを聞いたアヒンは、ビビにそっと口づけするのでした。
ウサギと黒ヒョウ様の共生関係39話の感想&次回40話の考察予想
アヒンは必死でビビを治したいために、真剣な顔つきになり、それが周りを怖がらせていましたね。
猛獣系獣人というのは、力をもって優位な存在ではあるようですが、常に人から恐れられるのは、少しつらいように思いました。
また、アヒンが必死でビビを治そうとしているその時に、ビビは、自分の弱さを呪い、アヒンをうらやましく思っているというのも、なんとも切なかったです。
アヒンがこれまでの中で、一番ビビに寄り添っている瞬間、ビビの気持ちはすごく離れているように感じられます。
おそらく、猛獣系獣人のつらさも次第に語られていくでしょうが、二人はわかりあうことができるのでしょうか?
フェロモンを流しこむためとはいえ、人目のある場所でキスをした二人。
次回無事に復活した、ビビの第一声が楽しみですね。
まとめ
今回は漫画『ウサギと黒ヒョウ様の共生関係』39話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 昔のことを思い出し、ビビは自分の人生を恨む。
- アヒンは病院につき、医者の診断で、麻薬ではなくフェロモンのせいでビビが苦しんでいるとわかる。
- アヒンはフェロモンの暴走を止めるために、ビビに口から自分のフェロモンを流し込む。