漫画「彼女と野獣」は原作maginot先生、漫画Hongseul先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「彼女と野獣」26話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
彼女と野獣26話の注目ポイント&考察予想
遺伝病でふたりの息子を亡くした先代大公夫婦は末っ子として生まれたテリオッドに愛情を注ぐことはありませんでした。
邸宅の外へ連れ出すことも一切なく、テリオッドは邸宅内であらゆることを学び成長します。
社会の構図のごとき小さな世界で絵に描いたような大公に育ったテリオッド。
テリオッドが無事に成人を迎えられた日に、大公夫妻はようやく我が子を抱きしめることができました。
その後テリオッドは本格的に公務を学び、後継者教育も終わりに差し掛かり大公として振る舞いも板についてきた頃に馬車が横転して両親が亡くなったという報告を受けます。
彼女と野獣26話のネタバレ込みあらすじ
アタレンタの遺伝病は20歳になる前に発病するため、成人を迎えた者だけが跡継ぎとして認められます。
先代夫婦は遺伝病でふたりの息子を亡くし、末っ子であるテリオッドに愛情を注ぐことはなく、幼い彼を邸宅の外へ連れ出すことも一切しませんでした。
邸宅内であらゆることを学び成長するテリオッドは、跡継ぎになるための様々な学問や剣術、人としての素養までもを身に着けます。
無事に成人を迎えられたテリオッド
邸宅内という小さな社会の縮図の中で大公として育ち、無事に成人を迎えられたその年に大公夫妻はやっとテリオッドを抱きしめることができました。
テリオッドを失うことが怖くて仕方がなかったという母の言葉にちゃんと分かっていたと優しい言葉を返すテリオッド。
乳母のメアリーも涙ながらにテリオッドが立派に成長したことを喜びました。
これで正気を失うことを気に病む必要もなくなったとテリオッドも涙を流して喜びます。
その後、早急に家門の跡継ぎとして役割を果たすために本格的に公務を学び始めたテリオッド。
後継者教育も終盤になり、大公らしくなってきた頃に両親の乗っていた馬車が横転したと知らせが届きました。
葬式で両親が亡くなったというのに涙も流れないのは完璧な呪いだと呟くテリオッドをたしなめるオリバー。
テリオッドはまっとうに生きていけるのかどうか、オリバーに不安を吐露しました。
人としての最後の記憶と…
テリオッドは自室から屋敷の者たちに外に出るように命じます。
遺伝病は温厚なテリオッドを凶暴な性格に変え、理性を失う時間も次第に長くなり、家臣たちは怪物の姿になる前に跡継ぎを産ませるべきだと騒ぎ立てました。
相応しい家門から相手を選び婚姻を結ばなくてはならないと迫るバーノン男爵を筆頭とした家臣たちに、テリオッドは獣扱いするなと心から叫びます。
とある夜、テリオッドはオリバーに自我を失い暴れ出さないように閉じ込めるようにと最後の命令を下しました。
20歳を迎えるまでの間も、その後の5年間も、誰にも心を寄せずにテリオッドは生きてきました。
自室の檻の中で一人虚しさに包まれながらも、それでもなお生きたいと思っていたテリオッド。
人としての意識が途切れ、そうして再び誰かに名前を呼ばれた気がして気が付くと、目の前のアスティナがそれでも愛していると涙を流していました。
夢か死後の世界か分からないテリオッドは、アスティナに彼女の話す男は何者で、彼女自身は誰なのか尋ねます。
彼女と野獣26話の感想&次回27話の考察予想
今回はテリオッドの視点から過去がわかるお話しでした。
幼少の頃から両親の愛情を知らず、屋敷からも出してもらえなかったのにまっすぐに育ったテリオッドを見ていると、獣になる前の虚しさは心が押しつぶされそうなくらい苦しいですね。
家臣からも獣になる前に婚姻を迫られて、これではテリオッドでなくても、自分自身の心配ではなく家畜のような扱いをされていると辛く感じてしまいます。
人としての意識が一度途絶えてから、アスティナがテオドールに向けて話しかけた言葉で目が覚めたテリオッドですが、アスティナとどういう話をしていくのでしょうか。
まとめ
今回は漫画『彼女と野獣』26話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 遺伝病で息子二人を亡くした先代の大公夫婦は、末っ子のテリオッドに愛情を注ぐことはなく、邸宅の外には一切出さなかった。
- 邸宅内で様々な学問や剣術などあらゆることを学んだテリオッドは、無事に成人を迎えた年にようやく大公夫妻から抱きしめられる。
- その後本格的に跡継ぎとして公務を学び始めたテリオッド。後継者教育も終わりに差し掛かる頃に馬車が横転し両親が亡くなったと知らせを受けた。
- 遺伝病が温厚だったテリオッドを狂暴にし、理性を失う時間も次第に長くなるため、家臣たちが獣になる前に婚姻を迫ってくる。それを獣扱いするなと拒絶するテリオッド。
- とある夜、オリバーに自我を失って暴れ出さないように自室に閉じ込めるようテリオッドは命令を下す。
- 人としての最後の意識が途絶えた後、誰かに名を呼ばれて目が覚めるとそこにはアスティナが涙を流していた。状況を理解できないテリオッドは、アスティナに誰なのかを問いかける。