漫画「見返りは求めていなかった」は平野あお先生、SORAJIMA先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「見返りは求めていなかった」55話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
レイジュが生きるこの世界に澱みは必要ないと告げ、クロードは剣を振り下ろしました。倒れた二人の血の海の中、クロードは立ち尽くします。
見返りは求めていなかった55話の注目ポイント&考察予想
祝福に包まれて
様々な困難を乗り越えて結ばれたクロードとレイジュ。
クロードが次期皇帝として名指しされ、天使として人々を癒してきたレイジュとの婚約もその場で発表されました。
かつての自分の苦境や立場から、非難を覚悟していたレイジュ。
しかしレイジュの予想に反して人々は温かい拍手で二人に祝福を送りました。
心優しい金色の天使と黒のオーラを持つヒーローの物語、ついに完結です!
見返りは求めていなかった55話の一部ネタバレ込みあらすじ
次期皇位継承者、そして婚約発表
クロードの18歳の誕生日を迎え、レイジュは笑顔でお祝いを伝えました。
クロードも嬉しそうにお礼を伝えます。
色々ありましたが無事に誕生日パーティーが開かれ、その場でクロードが次期皇位継承者として指名されました。
クロードよりもニクラウスが喜んでいたため、第二皇子派の貴族たちも何も言えなかったのです。
皇后が表舞台から姿を消したことで、今後クロードの立場を揺るがすような事態はまず起きないでしょう。
クロードは次期皇帝として認められたことよりも、レイジュを婚約者として披露できたことを嬉しく思いました。
皇帝からレイジュもクロードの婚約者として紹介されたのです。
批判を覚悟していたレイジュでしたが、温かい拍手と祝福が二人を包みました。
皆、レイジュが天使として人々を癒してきたことで好意的になったようです。
手のひら返しをしてきた貴族たちにクロードは辟易していましたが、堂々とイチャつけるので満足でした。
冗談を言い合いながら笑い合う二人でしたが、不意にクロードが遠くを見つめ、初めて生身のレイジュに会った時のことを思い出したと呟きます。
そしてレイジュの名前を呼ぶと彼女の前に跪き、指輪を差し出しました。
レイジュを天使として披露する際のお祝いとして思いついた指輪です。
タイミングを逃して、結果的に順番が逆になってしまいましたが、どうしても直接伝えたかったのでした。
レイジュが求める「見返り」
自分と結婚してくれるかと尋ねたクロードにレイジュは涙を零し、見返りを求めてもいいかと尋ねます。
驚くクロードに、ずっと自分を愛してほしいとレイジュは泣きながら訴えました。
クロードは彼女の薬指に指輪をはめると、永遠に愛し、守り続けることを誓うと約束して彼女を抱き締めます。
レイジュはこれからも人を助けることに見返りは求めないつもりでした。
それでも、唯一クロードにだけは、愛という名の見返りを求め続けるだろうとレイジュは悟り、愛しい人の腕の中で泣きじゃくります。
やがて月日が流れました。
草原で、小さな少年が少女を追いかけて走っていましたが転んでしまい、盛大に泣き出します。
予想通りだと苦笑しながら近付いたのはクロードとレイジュ。
少年を心配する姉らしき少女にレイジュは微笑み、お母様が治してあげると笑いかけて、金色のオーラを放って息子の傷を癒しました。
少女は目を輝かせ、自分も母親と同じ金色がいいと笑顔を浮かべます。
レイジュは微笑みながら愛する家族に笑いかけて…!?
とうとう最終回!最後までピッコマでご覧ください♪
見返りは求めていなかった55話の感想
数話前からカウントダウンされていた通り、今回でついに完結しました!
外伝はないようなので少し寂しいですが、とても綺麗にまとまっている印象です。
ニクラウスが良い奴すぎて…あんな弟がいたら幸せですね。
そして最後になって、タイトルの伏線回収が見事でした。
物語の最後の方でタイトルの意味を実感する話は少ないように思います。
しかしこの作品は、「見返り」という言葉をレイジュが「愛」に重ねたため、クロードに対してだけ見返りを求めるというのが素敵でした。
条件付きの愛とかそういう意味ではなく、レイジュが唯一甘えられる人だからこそ出た言葉だと思います。
愛する人と子供たちに囲まれて、これまで苦労して来たからこそ二人にはずっとずっと幸せに生きてほしいです。
まとめ
今回は漫画『見返りは求めていなかった』55話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- クロードは次期皇位継承者として認められ、天使として人々を癒してきたレイジュとの婚約もその場で発表されることとなり、二人の婚約は人々に拍手で祝福されました。
- 跪いてプロポーズをするクロードに、レイジュは「見返り」として自分をずっと愛してほしいと泣きながら訴え、クロードは彼女を抱き締めて永遠に愛し守ることを誓います。
- それから月日が流れ、クロードとレイジュは愛する娘と息子を見守り、転んで泣き出した息子の傷を、レイジュが癒してやりました。