漫画「公爵様、その人は私のお兄ちゃんです!」は原作yeoroeun先生、漫画JOY先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「公爵様、その人は私のお兄ちゃんです!」7話~8話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
まだアステルから手紙が来ないことをカシアンは不思議に思います。カシアンがグレイ姓を付与されたことを知らせる新聞を見たら黙っているはずがないのにと思ったのでした。
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公爵様、その人は私のお兄ちゃんです!7話~8話の注目ポイント&考察予想
アステルの次の計画
当初思い描いていた通り…ではなく、むしろ全く別の形ではありますが…結果としてアステルはアナイス公爵城に入ることができました。
次なる計画は公爵の最側近であるメイド長ルデルと親しくなることです。
診療所の獣人たちから聞いた話だけで会ったことはなかったため、アステルは知りませんでした。
ルデルがどんな人物なのか…。
公爵様、その人は私のお兄ちゃんです!7話~8話の一部ネタバレ込みあらすじ
公爵との食事の約束
立ち去ろうとした公爵をアステルが呼び止めました。
主治医の注意通り、親密度を高めるのも兼ねて一日一回一緒に食事をとるのはどうかと提案します。
これもアステルの戦略の一つでした。
閉鎖的で弱肉強食の公爵城では、公爵がいる以上命の危険はないでしょうが、他の獣人たちには虫けら扱いされるかもしれません。
見下されるのはともかく、それによって黒幕の情報探しが難航するのは困ります。
だから公爵と毎日一緒に食事する姿を周囲に見せれば、他の獣人が強く出ることはできないだろうと考えたのです。
もしも公爵が真の黒幕なら、食事をしながら情報を得られるかもしれません。
公爵はあっさり承諾し、さっそく夕食をとろうと答えました。
承諾に喜んだのもつかの間、まだ診療所の制服を着ていたアステルは戸惑います。
服を気にして辞退しようとするアステルを、公爵はこのままでも綺麗で素敵だと褒めました。
アステルが目を見張った隙に、公爵はそのまま彼女をダイニングルームへ連れて行きます。
メイド長ルデル
食後、アステルは緊張して胃もたれしたお腹を抱えながら部屋に戻りました。
公爵城の人たちに一目置かれるために公爵と食事に臨んだのに、診療所の制服を着たままだったせいで、むしろ裏目に出てしまったのです。
胃薬を調剤したいと思いながら診療所の人たちの反応を想像していると、アステルは自分の荷物がすでに部屋に運び込まれていることに気付きました。
早速荷解きを始めたアステルは、自作の復讐ノートを見つけ、寝そべりながら目を通します。
結果的に公爵城にいるので、ここまでは順調だとアステルは呟きました。
そこで次の計画に移ることにします。
その頃公爵城の一角では、メイドたちがアステルの陰口を叩いていました。
人間が気に入らない彼女たちは、嫌がらせをして追い出そうと盛り上がります。
そんなメイドたちを諫めたのはアナイス公爵城のメイド長であるルデルでした。
メイドたちはルデルも人間が嫌いだろうと反発します。
公爵の命令に従うことが第一のルデルでしたが、彼女は人一倍人間が嫌いでした。
どうせアステルはこの公爵城の環境に耐えきれるはずがないとルデルは考えていました。
しかしアステルの次なる計画は、そんな彼女と仲良くなることだったのです。
ルデルとの対面
アステルは朝陽の中でぼんやりと目を覚ましました。
華麗な復讐計画を実行に移さなければいけないのに、ふかふかのベッドが快適で起きられません。
子供の頃のベッドのようで、いつもカシアンが自分のベッドよりふかふかだと嫉妬していたことをふと思い出しました。
カシアンが心配になったアステルは飛び起きて、彼に手紙を書こうと考えます。
公爵城潜入計画のせいで最近連絡が疎かになっていましたが、カシアンが騎士団に入った後、二人は伝書鳥のチェロを通じて手紙を送り合っていました。
チェロは両親が二人を守るためにかけてくれた隠れ身の魔法の副産物で、魔力が強い人でなければ肉眼で見ることもできません。
そしてアステルがどこにいても見つけ出して窓を叩いてくれるのでした。
チェロが来る時のために窓を開けておこうと手を伸ばすアステル。
しかしそこへ、窓に触らないよう警告する声が響きました。
公爵城の全ての窓には強力な魔法がかけられていて、獣人以外の者が窓に触れると手首が吹き飛ぶのだとか…。
ゾッとして振り返ったアステルの前にはルデルが立っていて、自己紹介をしてくれました。
アステルは彼女が公爵の最側近であり城の影の権力者であるメイド長ルデルかと衝撃を受けます。
公爵城の影の権力者
アステルが3年間診療所で働きながら得た情報によれば、アナイス公爵の最側近は3角でした。
最強の武力を保持する騎士団長、公爵家の四大家臣、そして城の内部を取り仕切るメイド長です。
ルデルは城に出入りする全ての人の情報を管理しているという話だったので、彼女と仲良くなろうと考えていました。
しかしこんなに大きくて怖い人だったとは思わず、アステルは怯みます。
身分調査に手首を見せるよう要求され、アステルはビクビクしながら手を差し出しました。
両親の魔法が見破られたら…と緊張するアステルでしたが、幸いにも両親の魔法は気付かれることなく、ルデルの調査をパスします。
さすが二人がかけてくれた魔法だと思い、アステルは心の中で両親に感謝しました。
ルデルの種族さえ分かれば仲良くなるのも簡単なはずなのに、原作でも明らかにされていない上診療所の獣人たちも知らなかったので、アステルにはさっぱり分かりません。
ひとまず案内をしてくれるルデルに笑顔でついていくアステルでしたが…!?
続きはピッコマで!
公爵様、その人は私のお兄ちゃんです!7話~8話の感想&次回9話の考察予想
確かに公爵城に入った以上は公爵と親しく見えた方が絶対に良いはずです。
無駄に舐められることは減るでしょう。
公爵城に入った時からすでに公爵はだいぶ威圧してくれていましたが…。
ルデルがとても仲良くなれなそうな雰囲気なので心配です。
といっても公爵の最側近の一人というだけでもそんな簡単に取り入ることができる相手じゃないのは分かっていたことでしょう。
アステルがどうやってルデルと仲良くなるのか、それとも諦めるのか楽しみです。
怯えながらもしっかり目的のために作戦を立てているアステルには意外性を感じます。
まとめ
今回は漫画『公爵様、その人は私のお兄ちゃんです!』7話~8話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- アステルは公爵城の獣人たちに舐められて黒幕探しの妨害をされないようにするため、公爵とこれから毎日一緒に食事をとりたいと願い出ました。
- 公爵は即座に承諾し、さっそくアステルを夕食に誘って困らせます。
- アステルは食後に部屋に戻り、届いていた自分の荷物からノートを取り出して次の計画を練りました。
- 翌朝、アステルはカシアンとの文通のためにチェロが出入りできるよう窓を開けようとします。
- それを止めたのはアステルが仲良くなりたいと思っていたメイド長ルデルでしたが、想像よりもはるかに怖そうでアステルは怯みました。