
漫画「あの悪女には暴君が必要だ」は原作Silver Linging先生、漫画8garak先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「あの悪女には暴君が必要だ」9話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
ペッパーの提案で気分転換に散歩をしていたメリベル。しかし偶然か必然か、陛下が剣を振り人を処分しているところを目の当たりにしてしまう…。あまりにも恐ろしい光景に、メリベルは…。
あの悪女には暴君が必要だ9話の注目ポイント&考察予想
陛下の恐ろしい姿を見てしまったメリベルと、見られてしまった陛下。
メリベルだけでなく、陛下にとってもこの状況はにのような心境なのでしょうか…。
ついでにメリベルも…なんて考えたくはありませんよね…。
2人のやりとりに注目です。
あの悪女には暴君が必要だ9話のネタバレ込みあらすじ
メリベルが願っていること
復讐はまだ始まっていないのに胸騒ぎがするメリベル。
メリベルの復讐は、緻密に計画されているものではありません。
ただ大きな目標が一つあるのみ。
それは、彼らの何もかもを奪って、地獄の底に突き落とすこと。
たとえ祈りを捧げたとしても、彼らの首を断頭台で切り離して、過去にメリベルが味わった苦しみを味あわせたいのです。
そうすれば少しは気が晴れるのだろうとメリベルは考えていました。
きっとそうに違いないと、言い聞かせるようにメリベルは頭の中で復唱します。
そうしてしばらく考えながら歩いたせいか、人の気配がないことにやっと気づきます。
使用人や執事が1人2人いてもおかしくありません。
不思議に思ったメリベルは辺りを見回します。
そうすると、建物の陰から人の話し声が微かに聞こえました。
なんだろうと思い、メリベルはそっと近づきます。
そこで見たのは皇帝エセレド。
彼が鈍い音を立てて、処分を下していたのです。
メリベルの戸惑い…。
エセレドがメリベルのゾッとした表情を見ます。
エセレドはテオバルトに床のものの後始末を言いつけ、そのままメリベルのそばに来ました。
そうして、エセレドはメリベルに言いました。
お前をここに呼んだ覚えはないぞ。
それはエセレドの思いやりだったのか、ただの警告だったのか定かではありません。
ただ、メリベルの瞳からは何故か涙が溢れていたのです。
死ぬことなど怖くないと言っていたメリベルは、彼女自身なぜ泣いてしまったのかわかりませんでした。
少なくとも、この光景には驚いてしまったのでしょうか…。
メリベルは溢れる涙を止めることができず、俯いてしまいます。
死体ごときで泣くのだなとエセレドは話します。
メリベルは認めたくないのか、さっき雨が降ったからだと言い訳をしました。
しかしとても気持ちの良い晴天。
お前の頭の上だけで雨が降っていたのかと意地悪にもエセレドは話してきました。
メリベルは視線を逸らします。
すると次の瞬間、メリベルはエセレドに優しく抱かれたのでした。
陛下の好意
突然抱かれたにもかかわらず、メリベルは冷静でした。
利用価値があると考えたからハグをしたのかと陛下に尋ねます。
その様子に陛下は鼻で笑います。
こんなことまで数えられたら割りに合わないと言って、陛下はメリベルの腰に回した手を離しません。
しかし、少しの間があり、先に折れた陛下は用件を尋ねます。
メリベルは、陛下の寛容な対応を不思議に思い、言葉の意味を追求しました。
すると陛下は、好意をなんだと思っているんだと真剣な顔で伝えました。
しかしメリベルは、理由のない好意はないと話します。
おそらく過去のことを教訓にして、そう考えたのでしょう。
その言葉に、少し腹を立てたのか陛下は気に食わなさそうです。
改めて、再び陛下が望みは何かと聞きます。
メリベルは薄く笑って、ブローチを無くしたことを許して欲しいと話しました。
陛下は、その言葉には答えずに、その薄ら笑いをやめろと話すのです。
そしてしっかりとした笑顔を見せたメリベルに、陛下ふっと笑って言いました。
次もその笑顔が見られればいいのだがな、と…。
そう言って陛下は去っていきました。
陛下の後ろ姿を見つめるメリベル。
そして、その様子を遠くから見ている人影が2つ…。
あの悪女には暴君が必要だ9話の感想&次回10話の考察予想
上手な言い回しで2人がやりとりをしているのを見ていると、なんだかんだお似合いの2人だなと思いました。
大きな感情の表現はありませんが、静かながらもくるくると表情が変わるところが似ています。
さて、2人を見つめていた人影は誰なのでしょうか…。
おそらくこの2人は、メリベルと陛下のやりとりの一部始終を見ていそうです。
気になりますね…。
まとめ
今回は漫画『あの悪女には暴君が必要だ』9話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- メリベルの復讐とは、とにかく彼らを地獄に突き落とすこと、その一つのみ。
- メリベルはそんな恐ろしい復讐を考えていますが、実際にはゾッとするような光景を見て戸惑いを隠せません…。
- 本当かどうかはわかりませんが、陛下はメリベルに対して悪い感情は持っていないようです。