
漫画「外科医エリーゼ」は原作yuin先生、漫画mini先生の作品です。
皇帝派と貴族派の争いが表面化してくる中、些細なことで決闘騒ぎを起こしてしまったメルキトとドリスン。
どちらも重傷を負ってエリーゼのもとに運び込まれて来ました。すぐに手術をしなければ危険な状態です。
それぞれの従者に頼み込まれ、どちらを優先させるか困惑している時、たまたま居合わせたリンデンと、騒ぎを聞いて駆けつけたミハイルが従者を追い払ってくれました。
エリーゼは、どちらも助ける、と宣言するのでした。
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今回は「外科医エリーゼ」の117話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
外科医エリーゼの【117話】の考察予想
エリーゼの外科医としての確かな腕に・・・
心臓を損傷したメルキトの手術は、誰もが諦める状態です。
しかし、エリーゼは前世で培った知識と外科医としての腕で、心臓にとどまったままの銃弾を見事に取り出すのでした。
頼りになるグレアム医師
メルキトの手術を終え、ドリスンの元へ向かったエリーゼ。ドリスンは肝臓を損傷してショック状態でした。
前処置を任されていたグレアム。エリーゼが着いたとき、思った以上に状態は安定していました。
外科医エリーゼ【117話】ネタバレ込みあらすじ
メルキト伯爵が痙攣を始め、危険な状態に!
エリーゼは、ショックによる発作かと思いますが、首の静脈が膨張しているのを見て単純に大量出血によるショックではないと考えます。
心タンポナーデだと予想したエリーゼは太い注射器を用意させ、血を抜き始めました。
心臓の圧迫が解消され、一旦は状態が落ち着きますが時間を稼いだだけです。
30分以内に助けないと危険なことには変わりありません。
エリーゼは、合併症がなければそう時間はかからないはず、手術の難易度が高いだけだと自分に言い聞かせます。
意を決して手術を始めました。
胸を開くと、予想通り銃弾が心臓の中に入り込んでいました。
助手についたピーター教授に声をかけ、銃弾を取り出す手術を始めるエリーゼ。
血圧が下がってくるからモニターをチェックするよう指示しました。
心臓の中には血がたまっているので、銃弾がどの部位にあるかわかりません。
位置を予測して取り出すしか方法がないと思ったエリーゼは、一番可能性が高い三尖弁にあたりをつけます。
その間、どんどん血圧が下がっていきます。
エリーゼは、まだ大丈夫、できる!と自分を奮起させます。
ピンセットの先にカチリと固いものが当たりました。
しかしその位置は心臓を動かす電流系の重要な地点があるところでした。
急に引き出せばそのまま不整脈になる可能性があるのです。
エリーゼは、意識を集中させ、慎重に銃弾を取り出しました。
エリーゼが小さな銃弾を取り出したのを見て、その場に居た人たちは驚きの声を上げます。
まだ終わってません。最後まで集中してください!とエリーゼは窘め、縫合を終わらせました。
ふぅ、とため息をつくエリーゼ。
ピーターに後処理を頼み、今度はドリスン伯爵の手術です。
ひどく疲れているエリーゼですが、気力を振り絞って次の手術室へ向かいました。
ドリスンの手術室ではグレアムが待っていました。
ドリスンの状態はかなり安定しています。
グレアムの処置が的確だったことに感謝するエリーゼ。
簡単ではなかったはずなのに、ありがとうございます、とエリーゼがグレアムに礼を言いました。
するとグレアムは、こうみえて天才と呼ばれる医者ですのでこの程度は、と答えます。
エリーゼはフフと笑ってドリスンの手術に取りかかるのでした。
外科医エリーゼ117話の感想&次回118話の考察予想
現代の医療を経験してきたエリーゼは、二人の状態はかなり危険ではあるけれど助けられる可能性もある、と考えました。
皇帝派と貴族派、どちらを優先させるのかなんて、この時のエリーゼはまったく頭になかったと思います。
目の前にいる患者を助ける、それだけだったのですね。
そういうエリーゼの気持ちを汲んで、リンデンとミハイルも何も口出ししないし、自分たちがいない方が良いと考えて部屋を出ていきました。
それにしてもこんな手術に立ち会ったことのない人たちにとって、目の前で行われていることは信じられないものだったでしょうね。
心臓から銃弾を取り出す、それもほぼ手探りです。
魔法の手!?と思ったかもしれません。
次はドリスンの手術です。
こちらでもまた、エリーゼの確かな技術を見ることになるのでしょうか!?
まとめ
今回は漫画『外科医エリーゼ』117話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。