
漫画「かりそめの公爵夫人」は原作Jin Saeha先生、漫画Han Jinseo先生の作品です。
キリダンの実は無事に手に入れることができましたが、帰り道に魔獣マロンゴの群れに襲われたイヴォナは、神獣を召喚し撃退しましたが、魔力を使いすぎてしまい、城に戻るなり倒れてしまいます。
ちょうど、そこへ帰宅したアゼンタインが現れ、イヴォナを寝室まで運び介抱するのでした。
イヴォナがこんなことになった事情を、ステファン、バリトン、聖騎士団長のバドランから聞いたアゼンタインは、自分の領地でとんでもなく悪い事が進行していると知ります。
翌朝目覚めたイヴォナは、昨日の出来事をアゼンタインと話しました。
キリダンの実が、遺跡の近くでしか収穫できないこと、森の中で、ステファンの種族、ティグル族の血で作った生け贄の核があったこと、それによって上級魔獣が出現したことなど、話さなければいけないことがたくさんあります。
そして、赤髪の剣士の正体が、前世の記憶から、召喚師狩りの先陣を切った聖騎士団長バドランだと知るのでした。
今回は「かりそめの公爵夫人」の32話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
かりそめの公爵夫人【32話】の考察予想
バドランはイヴォナの事を危険視しているようだったので、一悶着あるかもしれません。
アゼンタインにイヴォナの危険度を説明するかもしれません。
しかし、アゼンタインは聞く耳をもたず、それを気に入らないバドランは、危険であることは本当のことなのだとアゼンタインにわからせるために、わざと危険な状況を作り出すかもしれません。
バドランは聖騎士団長なので、それなりの権限を持っているはずです。
首都の聖騎士団の人間をたくさん連れてきて、イヴォナを連行しようとするかもしれません。
すべては、事態を悪化させないため、平和のためなのでしょうが。
それに対し、アゼンタインとイヴォナがどう対処するかで、未来に起こるであろう、魔王軍との戦争の結末が変わるのではないでしょうか。
かりそめの公爵夫人【32話】ネタバレあらすじ
そもそも、何故、バドランが召喚師狩りをしたのか?
それは、前世において、魔王軍を呼び出したのが、召喚師だったからです。
魔獣が次から次に現れて、終わりなき闘いはまるで地獄絵図のようでした。
そして、その魔王軍に手を貸した召喚師は全て殺されました。
この現世では、まだ、魔王軍を召喚師が呼び出してはいません。
バドランが召喚師に対して否定的な見解を持っているのでは?と考えるのは、イヴォナ自身の偏見なのかもしれないそう思いつつも、やはり不安を拭いきれません。
さらに話をすすめると、いつかのテロ未遂事件の夜に、爆発物を設置した犯人を捕らえていて、その犯人を移送する任務にバドランが当たっていたそうです。
しかし、その犯人達も、結局は全て死んでしまったと言うのです。
一滴の血も流さず、毒を呑んだ形跡もないまま、息絶えていたらしいのです。
わかった事と言えば、犯人全員が、北部の競売場で働いていたことだけでした。
そして、その事件を追及するために、アゼンタインに競売場を処理する権限が欲しいと言っています。
これまでの話を聞いたイヴォナは、是非自分に任せて欲しいと言い出します。
ステファンを攻撃した罪は許さないと意気込んでます。
アゼンタインは反対しましたが、止めても聞き入れそうにないので、自分も事件の解明に乗り出すことにしました。
話が終わり、自室から出てきたイヴォナにバドランが声を掛けてきました。
アゼンタインに内緒で話があるというのです。
イヴォナは付き人であるセリーを人払いし、バドランと話を始めました。
すると、バドランは、イヴォナが妹と会ったと言うのです。
そう、リリアン・ペイグリン(ジュリアの一件で、中庭にジュリアがいると教えてくれた召喚術に興味がある貴族令嬢)です。
正確には、従姉妹らしいですが、妹を危険な目に遭わせたくないから、妹とは今後会わないで欲しいと言いました。
思い切って、イヴォナは聞いてみました。
何故召喚師が嫌いなのかと。
すると、人間と召喚師は同じではないと答えました。
自分の手を汚さずに、人を傷つけることができるからと・・・。
かりそめの公爵夫人32話の感想&次回33話の考察予想
イヴォナの気の強さと、信念の強さは紙一重というか、根幹は同じところにある感じですね。
考えてみれば、いくら自分が愛されたいからといって、自分の命を犠牲にするのを厭わないという結果になった前世でも、意思の強さや目的完遂能力の高さが見て取れます。
今回も、そんな前世のようにはなりたくないと思って始めたことなのですが、倒れるまで戦うとか、競売場の件を自分でどうにかしたいとか、アゼンタインもイヴォナに根負けするくらいですから、大変です。
こりゃ、心配しても切りが無いですよ。
せっかく、イヴォナに友達ができそうだなと思っていたのに、思わぬ所から障壁が現れましたね。
まさか、ペイグリン令嬢とバドランがいとこだなんて。
召喚術に興味をもってくれる貴族令嬢なんて、そうそういるもんじゃないから、イヴォナも嬉しかったでしょうに。
バドランの言っていることも、分かります。
力をもった人間は、本人の意思とは関係なく、利用されたり、危険な目にあったりするものですから。
大事な人には、そんな目に遭って欲しくないです。
はたして、イヴォナはどうするのでしょうか?
ペイグリン令嬢のこともですが、その前に、競売場の件をどう調査処理するつもりなのでしょう。
私にお任せを~とか言ってましたけど。
今後の予想としては・・・。
ペイグリン令嬢の件は、競売場の件が片付くまで、一旦保留でしょうね。
地理的にも、離れていますし、そうそう、ペイグリンに会うこともないでしょう。
しかし、違う意味で、ペイグリンがイヴォナと仲がよいと周囲の人間に思われてしまったら、イヴォナを陥れるための人質とかになってしまうかもしれません。
そうなったら、バドランは許さないでしょうね~。
別に、現時点では、そんなに仲がよいと言うほどではないけれど、当のペイグリン令嬢が、自分はボルト令嬢と仲良しだと吹聴して廻ってたら、大変なことになるかもしれません。
そしたら、イヴォナやバドランの心配や配慮も水の泡です。
邪推すると、意味も無く、登場人物を増やす訳はないので、ペイグリン令嬢が犠牲になりそうな確立はかなり高いと思われます!
まとめ
今回は漫画『かりそめの公爵夫人』32話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。