
漫画「乙女ゲームのバッドエンディング」は原作Golden eyed bird先生、漫画Cheongwont先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「乙女ゲームのバッドエンディング」36話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
乙女ゲームのバッドエンディング36話の注目ポイント&考察予想
エミリアが気になると告白したのに見当違いの解釈をされ、本気にされなかったカシオは一旦撤退することにしました。
気になる張本人エミリアから気になる対象がいることはいいことだと太鼓判を押され、カシオ自身について語ります。
カシオもまた自分のこと、そしてオフィリアとの出会い、オフィリアの傍にいたエミリアについて話しました。
しかしカシオが語るオフィリア像はエミリアの逆鱗に触れます。
乙女ゲームのバッドエンディング36話の一部ネタバレ込みあらすじ
昔と変わったカシオ
エミリアから見て、カシオの人生はつまらなそうでした。
なんでも簡単に手に入るせいか目標意識がなく、唯一生き生きしてるのはオフィリアの話をしているときだけ。
思えば今のカシオは昔に比べて随分変わりました。
以前はまるで欲しいおもちゃをいつも欲しがる子供みたいだったのに、今は遊び場を丸ごと手に入れて自分の城を築いているように見えます。
大いなる目標に向かう途中、予期せぬ諸々の出来事によって非常に疲れてたまに苛立ちを見せたりするようになりました。
弱みを見せない人だと思っていたのにカシオは弱みを見せています。
カシオの世界を色づかせたオフィリアという女性
オフィリアを女神とするなら、エミリアは女神と引き合わせてくれた地上の神殿と称したカシオ。
建国神話の話を突然持ち出すカシオの真意がわからず問い直すエミリアにオフィリアのことだと返ってきました。
モノトーン色だったカシオの世界を強烈な原色で輝く世界に変えたのはオフィリアと出会ってから。
強烈な輝きを放つオフィリアが凡人と同じはずがないと思っていたカシオは、オフィリアが余命僅かと言われても驚きませんでした。
王族よりも崇拝されていたのに幸せそうに見えなかったのはオフィリアをこの世で本当に理解できる人がいなかったからだとカシオは思ってます。
エミリアがオフィリアを人間にしたのです。
オフィリアにバカにされてもカシオが気にしなかったのはそれがオフィリアらしいと思っていたからでした。
人の情けなど相応しくないと思っていたオフィリアがエミリアの前ではいろんな感情を見せ、まるで神が人間に堕落したみたいでカシオには違和感を抱かせました。
女神と言ったそういう表現こそがオフィリアを孤立させた要因で、オフィリアもまたただの女の子だったと知るエミリアにとってカシオの言い分は到底聞き捨てならないもので…。
乙女ゲームのバッドエンディング36話の感想&次回37話の考察予想
カシオは結局、エミリアのことを異性として気にしているのか、女神オフィリアを人間にしたエミリアを気にしているのかどっちなんでしょう。
前話の流れから考えれば異性として、が正しいのでしょうが決定的な言葉がないのでまだ曖昧です。
ただエミリアのことを特別に感じているのは事実でしょう。
オフィリアのことは生前と変わらず女神として見ているようです。
自分の世界を一気に変えてきた女性、それも余命も僅かとなれば崇拝に近い気持ちを感じるのも仕方ないのでしょう。
オフィリアの女友達として過ごしてきたエミリアにとって、カシオのオフィリアの印象はただの押しつけに過ぎないのでどうしてもそこだけは譲れない境界線です。
女神としてオフィリアを崇拝する者達とエミリアとではどう足掻いても齟齬が生まれてしまうのは必然です。
まとめ
今回は漫画『乙女ゲームのバッドエンディング』36話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 目標意識がないカシオが唯一生き生きとしてみせるのがオフィリアの話をするとき。
- 昔に比べて変わったカシオは疲れや苛立ち、弱みを見せるようになりました。
- オフィリアを女神、エミリアを女神に引き合わせてくれる地上の神殿と称するカシオ。
- 強烈な輝きを放つオフィリアが余命幾ばくもないと聞いても驚きがなかったカシオ。
- カシオはエミリアがオフィリアを人間にしたと思っています。