
漫画「S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない」は原作Haegang先生、漫画Blue Canna先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない」38話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
邸宅の階段でばったり出くわしたルネとアンテ。アンテは咄嗟に手すりを飛び越えて逃走し、ルネは苛立って追いかけました。
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S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない38話の注目ポイント&考察予想
あえて噂を広めるデシラル
デシラルはセディンの師匠のソードマスターがアンテではないかという噂を煽っていました。
アンテ自身は討伐隊に参加してもいないため否定しようとします。
しかしデシラルはそれを認めません。
武家で有名なマキアス家の小公爵がその人物だと思わせたいからでした。
S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない38話の一部ネタバレ込みあらすじ
デシラルの命令
少し前、アンテはデシラルの執務室で、父親に抗議していました。
匿名のソードマスターがアンテだという噂を広める父親に反対していたのです。
しかしデシラルは、本来アンテがソードマスターの境地に達してその立場にあるべきだったのだからと譲りません。
ラムディーシャ帝国における弱肉強食の考えは貴族だけの美徳でした。
平民で優秀な者がいても疎まれ、大抵彼らは忠誠の誓いや婚姻等で貴族社会に編入させられます。
しかしセディンはその全てを拒否しました。
そんな平民のセディンに正体不明のソードマスターの師匠がいることが明らかになったため、大陸きっての武家であるマキアスにとっては実に不愉快だったのです。
デシラルはアンテの実力不足を責め、アンテは頭を下げました。
アンテがソードマスターだと明言はしないので、聞かれても適当に濁すだけだとデシラルは伝えます。
イーシルやセディンが黙っていないのではとアンテは反論しますが、デシラルは否定しました。
彼らが否定すればマキアスの評価が地に落ちるため、ルネの立場が危うくなるからです。
ルネのために彼らがそこまでするだろうかと疑問を抱くアンテでしたが、イーシルはルネとの婚約によって立場を固めたので、今更自分でその状況を危うくはさせないだろうとデシラルは答えます。
皇太子が黙るとなれば、一介の平民であるセディンには何もできません。
だからアンテはパーティーの準備に専念し、お荷物といわれた妹より存在価値を示せとデシラルは告げました。
苛立つルネ
ルネはアンテを追い回し、アンテは直感でなぜか逃げ出した自分に戸惑いました。
逃げても無駄だとルネは怒鳴り、スキルを使って屋敷の中に洪水を起こしてアンテの行方を防ぎます。
驚愕しながら水に呑まれたアンテのタイを掴み、ルネは階段から宙づりにして問い詰めました。
バレバレの嘘で言い訳するアンテにルネは呆れ、嘘で塗り固めなければいけないパーティーをどうやって乗り越えるのかと突っ込みます。
そしてアンテを睨み、性悪でダメ人間だと思っていたけれど人として善悪の判断位はできると信じていたのに、それもできない上に頭まで悪いと罵倒しました。
せいぜいパーティーが成功すればいいと捨て台詞を吐いて、ルネは立ち去ります。
その後ルネは訓練場に訪れて苛々しながら空を見上げていました。
この際全部ぶち壊して新しい帝国でも作ろうかと考え始めたルネを守護者たちが必死に止めます。
ルネは自分にも理性があるから大丈夫だと苦笑しました。
しばらくはここで過ごすことになるので、三方が必要だと考えたルネは訓練中の騎士たちをじっと眺めますが…!?
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S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない38話の感想&次回39話の考察予想
アンテの性格からして、自分がやってもいない功績をやったとするのは許せなさそうです。
そんな噂が立っていたら真っ先に取り消して回りそうなので意外でしたが、やっぱりデシラルの命令だったんですね。
後で嘘だったとバレたほうがアンテの名誉に傷がつきそうですが、それは良いのでしょうか。
ルネと和解したら、ルネだとバレるまで注目を集めてくれていたという美談にできるような気はしますが…。
勝手にこんなことをされたらルネが苛立つのも当然です。
ただアンテもだいぶ気の毒なので、怒るならデシラルにしてやってほしいなと思います。
訓練場ではルネがなめられていましたが、ルネが実力の一部を見せつけてくれそうなので続きが楽しみです!
まとめ
今回は漫画『S級ハンターは悪役公女になんてなりたくない』38話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- デシラルはアンテが噂のソードマスターという噂をあえて流させ、否定しないようアンテに命じていました。
- ソードマスターになれていないアンテに嫌味を言いながらアンテの反論を封じ込めていたのですが、それを知らないルネはアンテをなじります。
- その後ルネはむしゃくしゃしながら訓練場に訪れ、今後そうするか考えながら騎士たちの様子を眺めました。