
漫画「外科医エリーゼ」は原作mini先生、漫画yuin先生の作品でピッコマで配信されています。
歴代最高得点で医師資格試験に合格したエリーゼは、医師として充実した日々を送ります。
約40万人という巨大な勢力でブリチア帝国の支配下になる事を防ごうとしている共和国軍。
ですが、ブリチア帝国側としても引き下がるわけにはいきません。
真っ向からの勝負となり、前世と同じように大きな戦争が始まりそうです。
今回は「外科医エリーゼ」42話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
外科医エリーゼ42話の見どころ・考察予想
共和国軍との戦争に出兵することが決まった皇室一族の皇子たち。リンデンも例外ではありません。
死という可能性もある戦争に行く前に、もう一度エリーゼに会いたいと思うリンデンは、再びロンの姿になってエリーゼの元へ向かいます。
また、病院では、伝染病かもしれないと思われる患者が出てきた事で、前世と同じく大流行とならないように何とか解決策を見つける決意をするエリーゼ。
リンデンの秘めた恋心とエリーゼの医師としての活躍に注目です。
外科医エリーゼ42話のネタバレ込みあらすじ
これから起こるであろう共和国軍との大きな戦争。
ロマノフ皇帝を始め、貴族一族はどう対応していくか対策を考えていました。
ロマノフ皇帝は戦争が始まれば、金が動き金貸し達が喜ぶ状況になるのを心配していました。
それを聞いたエル伯爵(エリーゼの父)は、クロレンス家と敵対する一族のチャイルド公爵の事だとピンときます。
チャイルド一族は、国際金融財閥であり、ブリチア帝国だけでなく西大陸列強にそれぞれ違う名前で数多くの銀行を運営している莫大な財力を持つ一族です。
別の従者が、すぐ出兵できるわが軍の兵は15万人程度で、別の大陸から動かすには時間がかかってしまう事を伝えます。
つまり少なくともあと15万人以上は徴兵をしなけらばならないという事です。
ロマノフ皇帝は、貴族の一族には少なくとも2名ずつ参戦してもらわないといけないが大丈夫かとエル伯爵に尋ねます。
国のために戦うのは貴族の一番の名誉だから当然だとレンとクリスを参戦させる意向を伝えました。
申し訳ない気持ちになるロマノフ陛下ですが、息子のリンデンにも注意するよう声をかけました。
第一皇子を失ったアンジェリー戦争
陛下はブリチア帝国の原則『兵士はロマノフのために戦い、皇室は祖国であるブリチアのために戦う』という言葉を思い出していました。ですが、2年前に起きたアンジェリー戦争を思い出すと胸が痛みます。
2年前のアンジェリー戦争で、第一、第二(リンデン)、第三(ミハイル)皇子を出兵させたロマノフ陛下ですが、第一皇子が砲弾を受けて遺体も見つからないまま死亡してしまいます。
その出来事にまだ幼かったリンデンは深い傷を負い、誰よりも才能があったのに表情を失くしてしまったのです。
これ以上血筋が途絶えていくのをもう見たくないと思うロマノフ陛下は、あの時にまた戻れるとしたら自分に何ができるだろうと思いあぐねるのでした。
せめて、出征前にリンデンとエリーゼの婚約式を上げられればいいと願う陛下でした。
あの恐ろしい疫病が再び…
皇室十字病院では、お腹を下して死亡する患者が2日間で4人も発生するという不思議な出来事が起こっていました。
グレアムは、この出来事に何か引っかかりを感じ、エリーゼに見解を求めます。
エリーゼの見解は、深刻な脱水症状を起こしていたこと、近頃亡くなった4人全員が何か特別な疾患にでもかかったように同じ症状だったという事に注目し、疫病の可能性があるのではないかというものでした。
確実ではないが、すぐに確認が必要だと伝えます。
皇室十字病院の他にロンド市内にある病院に連絡し、似たような症状の死亡者がいないか確認する事、死亡者の周りに似たような症状の患者がいないかも確認するよう指示しました。
エリーゼは、前世で起きたあの伝染病が広まっているのではないかと心配になります。
10万人を超える死亡者が出た2次ロンド疫病事件です。
今回も同じようになるとは限らないけど、もしまた流行してしまうのなら必ず防がないといけない。自分の地球で培ったたくさんの医学知識を使って必ず防がないといけない。
もし防ぐことができたら、陛下との賭けにも勝てるかもしれない。
もしも前世と同じようなことが起きたら、必ず自分が解決するんだ!と強く決意したのでした。
ロンがエリーゼに会いに来た理由は?
仕事を終え、病院を出たエリーゼの前にロンが立っていました。エリーゼの事を待っていたのです。
驚いたエリーゼは、ロンに何か用があるのか尋ねると、ロンは話があるが、少し時間はあるかと誘います。
話があると言われたエリーゼは、まさかロンからの告白か?なんて想像してしまうのですが、そんなはずない!と慌てて妄想を否定します。
少し歩こうと言われ、二人で歩くエリーゼとロンですが、終始無言のロンに、話とは何か尋ねます。
ですが、ロンは何も言わず、エリーゼの事をずっと見つめるだけ。
エリーゼは、困ってしまって、なぜそんなに見つめるのか尋ねます。
するとロンは見ていたいから見ているだけだと答えるのです。
エリーゼはびっくりして赤面してしまうのですが、そんなエリーゼの前にひざまずいて手を握り、もう見たくても見ることができないから…と真剣な表情をしてエリーゼを見つめるロンでした。
外科医エリーゼ42話の感想&次回43話の考察予想
今回の話は切ない展開になっていました。
死ぬかもしれない戦争へ向かうことが決まった皇子たち、本当は皇子たちを死なせたくないという陛下の思い、伝染病を食い止めるというエリーゼの思いなど、それぞれの覚悟が分かるお話でした。
戦争に行くことでもうエリーゼに会えないかもしれないという思いから、ロンの姿ですが、エリーゼに会いに行くリンデンは、かなりエリーゼの事が好きになっているのでしょう。
普段はそっけない態度なのに、今回は素直に自分の気持ちを伝えているのも切ないですね。
このままいなくなってしまわないで!!と思わず泣きそうになってしまいました。
まとめ
今回は漫画『外科医エリーゼ』42話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
エリーゼとリンデン(ロン?)は、このまま急接近しそうですが、戦争によって会えなくなってしまう二人。
次の話もまたまた切なくなりそうな予感です。