漫画「悪党から愛を迫られています」は原作Omijacheong先生、漫画Shinmallang先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「悪党から愛を迫られています」15話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
テサルは、セニヤに懺悔していた時のことを思い出していました。
君に渡すものがあるとセニヤに伝え、バエルから受け取ったばかりの指輪を差し出します。
悪党から愛を迫られています15話の注目ポイント＆考察予想
悪名高い公爵
テサル・ナタン・アルディエルの名はそもそも、イカれた公爵の名として悪い意味で有名でした。
その地位を得るために家族を皆殺しにして目的を達成したからです。
たった一人生かされたセレンディアはずっと苦しんできました。
自分だけ残された意味、家族への思い、テサルへの失望、様々な思いがセレンディアの中で渦巻いています。
悪党から愛を迫られています15話のネタバレ込みあらすじ
セニヤへ贈る指輪
セニヤは驚いてテサルの手の中の指輪を見つめました。
結婚の結納品だと思ってほしいとテサルは伝えます。
もう十分にもらったのにとセニヤは戸惑いました。
セニヤのために特別に準備したものだからと答えて、テサルはセニヤの手を取ります。
テサルの指でそっと指輪がはめられました。
少し大きかった指輪が指に合わせて縮んでいくような、不思議な感覚にセニヤは驚きました。
自分の指にフィットした指輪を、セニヤはじっと見つめます。
テサルは指輪をはめたセニヤの手を取りました。
セニヤはドキッとします。
一瞬、周りが静かになったような気がしたのです。
不思議に思いながらテサルの顔を見ると、彼は思い詰めたような顔をしていました。
絶対に、どんなことがあってもこの指輪を外さないでくれとセニヤに頼みます。
セニヤは分かったと頷きました。
無くさないように気をつけると答えると、テサルはそっとセニヤの手を放します。
テサルは過去の記憶を思い出していました。
セニヤが血まみれで倒れている姿が脳裏をよぎります。
傍にはテサルの姿がありました。
もう君なしで取り残されるなんてことはこれ以上耐えられないと、テサルは心の中でセニヤに語りかけました。
セニヤのとんでもない考え
次の日、セニヤはセレンディアと庭園でシートを引いて座り、お茶会をしていました。
昨日の出来事をセレンディアに話します。
絶対に指輪を外さないでほしいと頼んできたテサルの姿をセニヤは思い出していました。
あれはお願いというよりも、祈りに近いような感じだったとセニヤは呟きます。
隣に座るセレンディアは、無心でサンドイッチを食べていました。
セレンディアは何がしたいのかとセニヤは尋ねます。
いきなりの質問にセレンディアは戸惑いました。
例えばお兄さんを一発叩くとかびっくりさせるとかそういうことだとセニヤは話します。
それであの無感情な顔に表情を作るのだと伝え、セレンディアがしたいことではないのかと尋ねました。
あんな人、私とは関係ないとセレンディアは俯きます。
お兄さんがいるとセレンディアは元気になるみたいだけどとセニヤは笑顔を浮かべました。
セレンディアは黙り込みます。
なんで私だけ助けたのかと呟きました。
みんな殺したのに、どうして自分だけ生かしたのかとセレンディアはずっと思っていたようです。
兄たちの仲が悪いというのはセレンディアも知っていることでした。
それはしょうがないとしても、両親にまであんなことをしなきゃいけなかったのかなとセレンディアは大きな目に涙を溜めています。
こんなことなら私も一緒に死んだほうがよかったとセレンディアは泣きじゃくります。
そのセレンディアの頭を、セニヤが優しくぽんぽんと撫でます。
テサルは家族を皆殺しにして地位を奪ったという悪名高いドラゴンスレイヤーです。
そうまでしてその地位が必要だったのかという謎に、なぜかふととある考えがセニヤの脳裏をよぎりました。
ありえない、とんでもない考えです。
それでもセニヤは、まさか私のせいだったのではないかと思ったのでした。
悪党から愛を迫られています15話の感想＆次回16話の考察予想
テサルがセニヤのために地位を得ようとして家族を皆殺しにしたというのなら可能性は十分にあるように思えます。
むしろテサルがセニヤのこと以外で必死になるなんて想像がつきません！
でも万が一そうだったとしたら、セニヤが負うことになる心の傷の深さは計り知れないと思います。
知らない場所で自分のために人を、しかも彼の家族を殺していたなんて耐えがたいですね。
まとめ
今回は漫画『悪党から愛を迫られています』15話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- テサルはセニヤに指輪を渡し、どんな時にも外さないでくれと頼みました。
- 翌日、セレンディアとセニヤが二人で過ごしていると、どうして自分だけ生かしたのかとセレンディアが泣き出します。
- セレンディアをなだめながら、ありえないが自分のためだったのだろうかとセニヤはふと思いました。
