
漫画「公爵家のメイドに憑依しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品でピッコマで配信されています。
前回のあらすじ
屋敷を出る決意をして、長距離馬車に乗り込んだイベリナでしたが、追いかけてきた騎士リリアナに発見されてしまいます。
イベリナ発見の知らせを聞きつけたリアンドロは急ぎ、彼女のもとへとやってきて連れ戻そうとしますが、イベリナは応じません。
どれだけイベリナに好意を示しても突き放されてしまうリアンドロ。
本気の愛の告白を口にしますが、その思いはイベリナに届くのでしょうか。
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今回は「公爵家のメイドに憑依しました」44話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
公爵家のメイドに憑依しました44話の見どころ・考察予想
イベリナとずっと一緒にいたい、彼女を守ってやりたい、そんな一途な思いを募らせるリアンドロと、自分はリアンドロにはふさわしくないと思い込むイベリナ。
お互いを好きな気持ちは同じなのに、なかなかすれ違いを解消させることができません。
前回のラストでリアンドロが告げた愛の言葉をイベリナがどう受け止めるのか、今回はそこが一番気になるところですね。
リアンドロから見ると身分の違いを気にしているだけのように見えるイベリナですが、彼女の内心はもっと複雑です。
本来であればここまでストーリーに絡んでくるはずのなかったキャラクター、イベリナ。
そんなキャラクターに憑依した自分にはリアンドロと結ばれるような運命は用意されていないと思い込んでいるのです。
そして自分もリアンドロのことが好きだからこそ、これ以上彼を好きになって将来傷つかないように拒絶しているのでしょう。
身分も物語上の立ち位置も異なる二人の恋模様はどう転がっていくのでしょうか。
公爵家のメイドに憑依しました44話のネタバレ込みあらすじ
揺らがぬイベリナの心
自分を好きだというリアンドロの言葉には嘘はない。
彼が自分のことを本気で思ってくれていることなどイベリナにはわかっていました。
わかっていたからこそ、今後の物語の展開で自分を離れていく彼を想像するとつらかったのです。
リアンドロは貴族で、物語の根幹にかかわるメインキャラクター。
自分は庶民で、読者の印象にも残らぬモブキャラクター。
そんな二人が結ばれる展開などあるはずがないと思い込んでいました。
本当はリアンドロの愛を受け入れてしまいたい、自分だってリアンドロのことを愛していることを伝えたい。
そんな思いを抱えながらも、リアンドロに背を向け、邸宅へと変えるように促すのでした。
リアンドロとの別れと約束
どんなに言葉を重ねても自分のもとへ帰ってこようとしないイベリナ。
彼女の姿を見て、リアンドロもすぐに連れ帰ることはできないと分かったのでしょう。
彼はイベリナを一時的に屋敷から出すことを認めます。
一時の別れの条件に、リアンドロは一つ約束を持ち掛けました。
決して自分から身を隠すことはしないよう言ったのです。
リアンドロはここでの別れを今生の別れにしようとは考えていませんでした。
自分の方でイベリナに確固たる地位を与える準備をし、彼女が帰ってこれるようにしておこうと決めていたのです。
イベリナの気持ちに整理がついたとき、そして彼女を迎える準備ができたとき、今度こそ自分の愛を受け入れてもらおうというのです。
熱心なリアンドロの言葉でしたが、彼女はそれでも彼の気持ちが一時の激情によるものだと考えていました。
いつかは消えてしまう約束・・・。
そう思いつつも、リアンドロの気持ちを少しでも落ち着けるために彼との指切りを交わすのでした。
リリアナとの新たなる出発
リアンドロが去った宿で、イベリナは一人涙を流していました。
自分だって本当はリアンドロが好きでたまらないのです。
それでも彼の好意を退けて、ここに残ることは相当つらい選択だったでしょう。
すると突然宿の扉をたたく音が聞こえます。
そして入ってきたのは何とリリアナでした。
リアンドロはイベリナが南部で危ない目に遭わないように、そして彼女の様子を知ることができるように、リリアナを目付け役としてイベリナにつけることにしたのです。
リリアナとしても、イベリナにはなるべくリアンドロの身辺に置いておきたい、それができなくとも様子を知らせるくらいはしておきたいと考えていました。
リアンドロにとってイベリナは必要不可欠の人間です。
そんな彼女が不在の屋敷でリアンドロの執務が滞るのは目に見えています。
屋敷のため、そして何よりもリアンドロのためにこの目付の任務を果たそうと決心していました。
リアンドロの恋人としては屋敷に戻るつもりのなかったイベリナは、なるべく彼に自分のことを忘れてほしいと思っていました。
リリアナがついてきてはそれは叶いません。
イベリナは、これから自分が別の邸宅でメイドとして働いていくこと、一緒についてくるならリリアナもメイドのふりをしなくてはならないことを伝えました。
メイドの経験のないリリアナを帰すためのイベリナの口実でした。
しかし意外にもリリアナはメイドとして働くことを受け入れ、イベリナについていく決心を変えません。
そんなわけでこれから二人は南部の町でメイドとして生活していくことになるのでした。
公爵家のメイドに憑依しました44話の感想&次回45話の考察予想
熱心なリアンドロの言葉にイベリナの心も動くかと思いきやそうはいきませんでした。
イベリナの心情はリアンドロが思っている以上に複雑なものだったのです。
対するリアンドロも今までにない大人な対応をしていましたね。
以前なら気に入らないこと、思い通りにいかないことがあれば駄々をこねたり、過激な処罰を与えたり、無理に自分の希望を押し通そうとしてきました。
しかし今回はそうはしませんでした。
自分が権力を行使して人を従わせている限り、自分とイベリナは主従関係から抜け出せないと気づいたのでしょう。
今はこらえて、準備して待つという選択をしたのです。
イベリナは知らず知らずのうちにまたしてもリアンドロを一つ成長させました。
次回楽しみなのはリリアナのメイド姿ですね。
漫画のサムネイルにちらっと出てきていた銀髪のメイドがまさかリリアナだったとは・・・。
今までの麗しい姿とは違った印象の彼女の姿がとても楽しみですね。
まとめ
今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』44話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
結局イベリナは一時的に屋敷を離れることになってしまいましたね。
しかしリアンドロのあまりの一途さを考えると、一旦距離を置くというのはいい選択かもしれません。
別々の場所でお互い一回り成長して再会すれば、もっと幸せな未来が訪れるかもしれませんね。