
漫画「公爵家のメイドに憑依し」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品でピッコマで配信されています。
前回のあらすじ
屋敷でイベリナの解雇が決まった時、王宮ではリアンドロがエレオノラと再会を果たしていました。
しかしその再会はイベリナが思い描いていたようなロマンチックなものにはなりません。
リアンドロはエレオノラを目にしたことにより、孤独な幼い日々を思い起こし、彼女に対し拒絶感を抱いてしまうのです。
王宮で過去のトラウマを思い起こしてしまったリアンドロは一刻も早くイベリナと会いたいと屋敷へと帰ってきましたが、そこにはイベリナの姿はありませんでした。
彼女を探すリアンドロのもとにロレンゾがやってきて、昼のうちにイベリナが屋敷を出て行ってしまったことを告げます。
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今回は「公爵家のメイドに憑依し」41話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
公爵家のメイドに憑依しました41話の見どころ・考察予想
前回はとうとうイベリナは屋敷を本当に去り、リアンドロの絶望の表情で終わってしまいました。
今や呪いを解いてくれたのがイベリナなのですから、リアンドロの心の支えも運命の女性もイベリナを置いて他にはいないはず。
エレオノラとの再会が彼の人生を明転させることはないのです。
序盤でイベリナが見た夢によると、一面のひまわり畑の中で美しく着飾ったイベリナとリアンドロが幸せそうにしている場面が現れるはずです。
そうであれば、一度出ていくことになったイベリナはきっと屋敷に戻ることができるのでしょう。
果たしてリアンドロはどのようにイベリナを連れ戻し、周りを納得させるのでしょうか。
公爵家のメイドに憑依しました41話のネタバレ込みあらすじ
イベリナの出発
リアンドロが帰ってくる4時間前、ロレンゾが屋敷で作業をしていると、イベリナが大きな荷物をもって現れます。
普段のメイド着でもなく、遠出にでも行くような服装をした彼女を見てロレンゾは何事かと声を掛けました。
そして彼女が今すぐ屋敷を出ていこうとしていることを知るのです。
いきなりの出発でしたが、これもリアンドロが王宮から帰る前に出て行って騒ぎを起こさないためのこと。
また、イベリナ自身もリアンドロの顔を今一度見てしまえば、決心が揺らいでしまうことを自覚していたのです。
しかし彼女に恋をしていたロレンゾには一人で行かせることなど心配で到底できることではありません。
自分も一緒に行こうと、急いで荷造りをして庭に出ますが、もうそこにはイベリナの姿はありませんでした。
走るリアンドロ
ロレンゾから告げられた昼間の出来事を聞き、リアンドロは走り出しました。
もうすでに夜だというのに屋敷を出て一人イベリナを探しに行こうとするのです。
門番にすぐに門を開けろと命じますが、門番としても当主をこんな遅くに外へ出すなどという危険なことはできません。
押し問答を続けていると騒ぎを聞きつけてエレナ夫人がやってきます。
イベリナを追い出した張本人の登場に、リアンドロは怒りをあらわにしてイベリナの居場所を問い詰めました。
しかしエレナ夫人にもイベリナの行く先などわかるはずもありません。
自分の心の支え、希望そのものをぶち壊してしまったエレナ夫人を睨みつけるリアンドロ。
心の底からの憎しみの言葉をぶつけるのでした。
リアンドロの涙
エレナ夫人の言い分になどリアンドロは聞く耳を持ちません。
幼い彼に孤独と苦しみを与えたのも、今の彼にとんでもない多忙な日々を与えたのもベラビティ家という貴族の肩書です。
エレナ夫人が守ろうとしているベラビティ家の威信などリアンドロにとっては取るに足らないものでした。
彼が当主としてつらい日々を乗り越えているのも、孤独を克服したのもすべてはイベリナの存在あってのこと。
イベリナはリアンドロにとって何よりも大切なかけがえのない存在なのです。
呪いと孤独に苦しんでいたリアンドロにイベリナが約束してくれた、ずっとそばにいてくれるということ。
そのことが彼にとって生きる意味、成長する意味でした。
それをリアンドロは自らのふるまいで壊してしまったことに気づきます。
自分の開けっ広げな態度がイベリナを周りからのやっかみにさらすことになってしまった。
当主としての権利を有しながら、イベリナをそんなくだらない世間から守ってやることができなかった。
もっと早く自分の計画を実行していれば出ていかせずに済んだかもしれないのに、間に合わなかった。
悔しさ、悲しさ、寂しさの入り混じった涙が、リアンドロの頬を伝います。
リアンドロは屋敷中の騎士たちにイベリナの捜索を告げます。
いまならまだそう遠くには行っていませんからまだ間に合うはず。
(必ずイベリナを連れ戻す。)
リアンドロの決意は固いものでした。
公爵家のメイドに憑依しました41話の感想&次回42話の考察予想
当主として立派に実務を果たしていたリアンドロでしたが、それは別にベラビティ家を守るためではなかったようですね。
むしろこの家に生まれてしまったからこそ両親の愛を得ることができなかっわけですから、貴族としての地位になど頓着はしていないのでしょう。
すべては愛するイベリナに男として見られたいため、彼女を守る力をつけるためだったのです。
エレナ夫人はエレナ夫人で自分の仕える一家の威信を守るために動いていましたが、リアンドロの心情を見誤ってしまいました。
彼女とリアンドロでは優先順位が全く違っていたわけです。
そしてリアンドロにはちゃんとイベリナをそばに置き続けるための計画があったようです。
やはり出て行ってしまうのは時期尚早でしたね。
果たしてリアンドロはイベリナを連れ戻すことができるのでしょうか。
まとめ
今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』41話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
今回はリアンドロのイベリナに対するの本気度がものすごく伝わってくる話でした。
リアンドロの必死な姿にこっちまで寂しくなってしまいますね。
また、イベリナの新衣装も可愛くて隠れた見どころといえるのではないでしょうか。
イベリナ捜索に動き出したリアンドロはちゃんと彼女を連れ戻すことができるのでしょうか・・・。