漫画「公爵夫人の50のお茶レシピ」は原作Lee Jiha先生、漫画Ant Studio先生の作品でピッコマで配信されています。
クロエ主催のパーティーの日、コリン夫人の策略で危うく大恥をかくところだったクロエ。
ポートナム夫人に助けられ事なきを得ました。
自分の企みが知られてしまったと、コリン夫人は逃げようとしますが・・・。
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今回は「公爵夫人の50のお茶レシピ」37話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
公爵夫人の50のお茶レシピ37話の見どころ・考察予想
主催である公爵夫人のドレスを、よりによってアルフォンスの昔の恋人と同じものを着るよう仕向けたコリンですが、悪だくみは失敗に終わりました。
屋敷にはもう味方はいないことを実感し、クロエを陥れる最後のチャンスと思っていたコリンは、早々に逃げ出します。
コリン夫人の末路
逃げ切れるはずもなく、捕まってしまうコリンですが、その処罰はアルフォンスが任されました。
性懲りもなく許しを請うコリンに対して、アルフォンスは冷ややかな目を向けます。
アルフォンスに誘われて演劇鑑賞
慌ただしいことが続いて疲れているだろうクロエを気遣い、アルフォンスが演劇に誘います。
クロエが好きだと思ったから選んだのですが、アルフォンスは芸術には全く興味がないのでした。
公爵夫人の50のお茶レシピ37話のネタバレ込みあらすじ
パーティーは滞りなく進み、クロエも主催として笑顔で談笑をしていました。
その時、コリン夫人を捕まえたと耳打ちされるアルフォンス。
独房に閉じ込めておけ、ネズミ1匹近づけるなと命じました。
情状酌量の余地なし!アルフォンスの冷たい視線
護衛に取り押さえられたコリンは、必死に抵抗しますが独房に閉じ込められてしまいます。
開けて!とドアを何度も叩きますが到底聞き入れてもらえません。
終わった・・・と肩を落とし絶望するコリン。
夜になりアルフォンスが姿を見せると、コリンは藁をもつかむ勢いでクロエにした悪事を詫びて許しを請いました。
アルフォンスに走り寄り、この愚かな女にお慈悲を!と足を掴むコリン。
何をしている!と男たちに取り押さえられますが、なおも情けをかけてくれるのでしょうと血走った目で訴えます。
言うに事欠いて、慈悲深い奥様ならきっと自分を許すだろうと言いました。
アルフォンスは冷徹な目を向け、妻は処罰の権限をすべて自分に譲った、と言い放ちます。
コリンの顔からサアーッと血の気が引いていきました。
コリンの許容範囲を超えた悪行にクロエは決断する!
コリンは少し前に、魔物が棲む北の森にクロエ達が行くよう仕向けたことがありました。
行く途中に騎士たちに会ってその事実を知らされなかったら、大変なことになっていた可能性もあります。
この一件はクロエとしても許しがたいことでした。
そしてクロエは決断します。
コリン夫人には、これまでクロエにしてきたすべての罪を償ってもらおうと。
クロエに処罰の全権を譲られたアルフォンスは、コリン夫人をむち打ちの刑に処し、その後に皇立裁判所に引き渡しました。
そこで貴族冒涜と殺人未遂の罪で絞首刑を宣告されたコリンは、死をもって罪を償うことになったのです。
このことを知った使用人たちは、クロエの元へやってきてこれまでの不敬な態度の許しを請い、自ら進んで罰を受けました。
そして、侍従長と下女長は予算管理権と使用人人事権をクロエに返還するのでした。
芸術は感情移入するもの?アルフォンスがとった行動は!?
アルフォンスとのティータイム、クロエはあまりにも色々なことがあったので少し休みたいと思っていました。
すると、アルフォンスが休息を兼ねて一緒に外出はどうかと誘ってきます。
クロエが気に入りそうな演劇があったから予約を入れておいたと言うのです。
アルフォンスの心遣いに気持ちがほっこりしたクロエは、喜んで申し出を受けました。
劇場に着いたクロエは、舞台を間近に見下ろせるプライベートシートに感動してはしゃいでいます。
アルフォンスは芸術にはまったく興味がないので、4時間暇だな、と思っていますがクロエには気取られないようにしていました。
舞台が始まり、ワクワクしたり、笑ったり、泣いたり、表情をくるくる変えるクロエを横目で見ているアルフォンスは、これも一種の才能だ、と感心しています。
舞台の合間に、面白かったと満足しているクロエの横で、アルフォンスは眉一つ動かさずにぼーっとしていました。
劇に興味がないのは一目瞭然です。
そこでクロエは、感情移入できることが演劇の醍醐味で、芸術とは感情を伝えるためにあると思うと言います。
この1回だけ集中してくれないかとお願いしました。
感情を伝えるためのものと言われても、ピンとこないアルフォンス。
でも、クロエに言われたようにもう一度劇に集中してみようと思うのですが・・・。
途中まで頑張りましたが、やっぱり駄目だと頭を抱えます。
ちょうどその時、劇中では恋人同士が愛を語り合っていました。
セリフ自体には納得できないアルフォンスですが、「愛している」「私もです」と口づけをかわすシーンには興味を示します。
チラとクロエを見ると、固唾をのんで見入っていましたが、クロエもまたアルフォンスをチラと見るのでした。
何かを察したように、突然アルフォンスがクロエを抱き寄せ、口づけをしてきました。
何をしているのですかとクロエは押し戻しますが、アルフォンスはさらに強く引き寄せ、誰も見ていないと言います。
そのためのプライベートシートだから、と・・・。
公爵夫人の50のお茶レシピ37話の感想&次回38話の考察予想
コリン夫人、結局哀れな最期でしたね。
彼女の過去には同情もしますが、クロエにした数々の悪行は許されるものではありません。
嫌がらせ程度はまだいいとして(ホントは良くないけど!)、さすがに身に危険を及ぼすことはやり過ぎです。
北の森の氷の池のことは、クロエも許せないと思っていましたし。
アルフォンス、一生懸命クロエの喜びそうなことを考えたのですね。
自分は全く興味がないのに・・・。
思い返してみれば、アルフォンスはサプライズでクロエを喜ばせてきました。
事業のこともそうだし、ティールームも。
十分愛情を感じるのですが、クロエはそれを「公爵夫人」ではなく「クロエ」にして欲しいと思っているようですね。
うーん、アルフォンスは無自覚ながらクロエに、なんですけどね。
まとめ
今回は漫画『公爵夫人の50のお茶レシピ』37話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ようやくコリン夫人との確執に終止符が打たれました。後味の良いものではなかったけれど。
アルフォンスがクロエを演劇に誘いますが、クロエの言う「感情移入」の練習をするはめになってしまいました。
そんなアルフォンスの琴線に触れたのは、恋人同士の熱い口づけ・・・。