漫画「悪女のペット」は原作Seobo先生、漫画Harnenn先生の作品でピッコマで配信されています。
事故で脇役令嬢に憑依してしまった主人公!
原作の悪女を処刑から回避させるために日々奮闘中です!
今回は「悪女のペット」24話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
悪女のペット24話の見どころ・考察予想
脇役令嬢に憑依してしまった主人公が悪女の人生を変える!?
交通事故にあった主人公は、自分の愛読書の脇役令嬢キャラである、シャシャ・タルトに憑依していました。
しかし、社会に出て気づいたこと、タルト家は貴族の中でも下流の貴族であり、貴族社会では立場が低かったのです。
そこで、シャシャは貴族令嬢たちに媚びてペットのように振舞うことで様々な令嬢たちに可愛がられ「お偉方のペット」と囁かれるような存在になりました。
そんな中、シャシャは、処刑されてしまう運命の悪女レベッカには関わらないようにしようと決めていました。
レベッカと関わったらシャシャも自分の立場も悪くなると思っての決意でしたが、レベッカに出会い、彼女のことを知ってしまったことで心境は一変します。
婚約者である皇太子ヨハネスへの一途な思い、そして次期皇后としてのプレッシャーを知り、シャシャは未来よりも今のレベッカを支えたいと強く願ったのでした。
あれから2年、シャシャはレベッカの願いによりアルチェン家に居候をしていました。
皇太子ヨハネスの側近であるアース・クラインとも何回も顏を合わせる内に随分打ち解けるようになり、彼から様々な情報も貰えるようになっていたのです。
アースから他の人々の前でレベッカがヨハネスと口論したという話を聞きます。
そして、レベッカが変わてしまったのはシャシャのせいだと、ヨハネスがシャシャをよく思っていないことも教えてくれました。
タイミング悪くパーティーに誘われますが、一度は会いたいと思っていた第二皇子ペインが帰還すると聞き、参加することになるのです。
そのパーティーは、ヒロインのリリスの初登場であり、ヨハネスと対面するパーティーだったことに気が付きます。
しかし、パーティーはなぜか、原作とは違う状況が次々に起こり、シャシャは混乱します。
リリスは天使のように純粋で可憐な少女のはずが、悪女のような深紅のドレスで令息たちを侍らし、本人はペインとしか話しません。
更に、ヨハネスもリリスにかまわずに、自分に対し素っ気ないレベッカに必死になって話しかけているのです。
シャシャは原作と変わったことで一人ではどうしようもない、心配事がありました。
メインキャラの一人であるドラゴンは、リリスとの友情により国を守護することになります。
しかし、今のリリスではドラゴンを味方に付けられる気配はなく、国の存亡という危機が訪れることを恐れていたのです。
不安を押さえつけるように親指を噛みしめたシャシャの手を、傍にいたレベッカが外してくれました。
レベッカの優しい言葉や仕草に癒され、自分の願いは彼女の未来を変えることだったと改めて誓ったのでした。
シャシャは直接リリスと対面し、色々と状況を把握しようとします。
原作のキャラとの違いから、彼女も同じ憑依者なのでないか、もしかしたら今後の相談も出来るかもしれないと考えたのです。
実際に再会したリリスは、パーティーの時のような妖艶で悪女のような雰囲気はなく、原作に近い可憐な少女でした。
しかし、やはり原作のリリスとは少し違うと悟ったシャシャは、愛読書の名を告げ、知っているかと訊ねます。
するとリリスは、突然震えだし、身を翻し去ってしまいました。
リリスの急な行動に驚くリリスはその後偶然アースと出会い、暴走する馬車を目の前で吹き飛ばしたドラゴンの存在にも気が付き、ある事を考え付きました。
ドラゴンであるナスカは、原作ではリリスから人間界のルールを学び、刺激を覚えて友情を実感したのです。
そこで、シャシャはとにかく刺激を意識した料理、トッポッキをあげたことでナスカの怒りを買ってしまいました。
あわや殺されかけてしまうところで、アースの助けにより一命をとりとめます。
シャシャは謝罪をし、改めてナスカが気に入る料理を作り、綿あめもご馳走するという言葉にナスカはあっさり許してくれたのでした。
シャシャの作ったフライドチキンに大満足のナスカに、本来の目的であるアルチェン家に入って欲しいことを申し出ました。
人間界の事を何も知らないナスカに貴族社会の事を丁寧に教え、あと一息のところでレベッカとヨハネスが揉めながら入室してきました。
ヨハネスの傍若無人な言葉や態度にイラつくレベッカを宥めつつ、彼の両親である皇帝や皇后の親バカぶりに苛立ちを感じているシャシャ。
親指を噛みしめ怪我をしてしまったシャシャとそれに焦るレベッカ、その様子をナスカは静かに見つめていました。
ヨハネスがナスカに興味を持ち声をかけますが、彼に敬意も何も持たないナスカに怒った彼の兵士が綿あめを落としてしまったのです。
怒りのままにヨハネスとその兵士を吹き飛ばしたところで、レベッカはシャシャから聞いていたアルチェン家で雇う事に対し合格と伝えます。
しかし、ナスカのあまりにも不明すぎる履歴に結局仮契約となるのですが・・・。
3日後、シャシャはとある令嬢のお茶会にナスカを護衛にし、出かけました。
彼は未だにシャシャを疑い、観察してくるのでシャシャも少し辟易していました。
しかし、シャシャにとってはナスカがレベッカの味方側でいて欲しいことから我慢するのです。
お茶会にて、シャシャは令嬢に呼び出され、席を外します。
令嬢間で暗黙の了解である、シャシャ・タルトを呼び出すときは素知らぬ顏をするというものがあり、他の令嬢たちはすぐに他の話題に盛り上がるのでした。
呼び出されたシャシャはドンと何回か柱に叩きつけられ、自分の婚約者がリリスに夢中で婚約破棄になったと叫び柱に叩きつけられます。
シャシャは痛みをグッと耐え、令嬢が落ち着いたころ、彼女を癒すような優しい言葉を伝え、落ち着かせることが出来ました。
それはいつもの事ではあるけれど、ストレスは溜まることであり、シャシャは令嬢を先に戻し、一人息抜きをしました。
その様子を静かに見ていたのは、ナスカでした。
シャシャを真っ直ぐに見つめた彼は、彼女の生き方を否定はせず、ただ、辛そうだと伝えてくれただけでした。
その言葉にシャシャは小さく自嘲気味に笑うのでした。
疲れ切っているシャシャに向かい、ナスカが口を開きました。
シャシャは必要な時に媚びること、そしてシャシャだけがずっと自分を信じていることに疑問を持っていました。
しかし答えるわけにもいかず、シャシャは山ほどのお菓子を怒涛の勢いで上げることでごまかし切ったのでした。
アルチェン家に到着し、レベッカに癒されたシャシャに届いたのは、アースからの手紙でした。
しかし、中身はリリスから、シャシャとの再会を望むメッセージ。
シャシャはアースがリリス側についてしまったらどうしようと思い悩みます。
更に会いたくないリリスと会わないといけないことに不安を覚えます。
後日アースに会ってもたずねても、ただ、計画がうまく行ったら伝えると、詳しくは教えてくれませんでした。
渋々指定された王宮に着き、部屋に案内されたシャシャの目に映ったのは、ヨハネスに殴られるペインの姿。
驚きこっそりのぞいてみると、ヨハネスはふしだらとウワサのリリスを王宮に呼んだこと、彼女とウワサを持つペインに対し怒っているようでした。
ヨハネスの退室後、ペインに気づかれたシャシャはペインを気遣いますが、彼は穏やかに返答し、リリスを頼むとだけ告げ退室してしまいました。
再会したリリスはヨハネスの暴言にも堪えた様子はなく、穏やかにおもてなしをしてくれ、更に以前のお詫びと、そして、自分が憑依者であることを告げてきます。
怪しい行動や今も異常なほど挙動不審な様子にシャシャはリリス自身が信じられない旨を伝えたところ、リリスは激高し、日本で育って高校に行っていたことをぶちまけてきました。
彼女の話を聞きつつ、シャシャは彼女が持つ手帳に目を奪われました。
使い古したその手帳はリリスがずっと持っていたもので、興味を奪われた瞬間。
話を聞いていないことにリリスが気づき、彼女の様子はまるでホラー映画のような雰囲気を醸し出し、急な展開にシャシャは怯えて固まってしまいます。
話を聞いてくれない人は嫌いだと肩を掴まれた瞬間、アースが声を掛け、彼女から引き離してくれました。
ペインにも謝罪とお礼を言われ、結局疑問だけが残る再会でした。
帰宅中、アースに再度尋ねますが、やはり彼は教えてくれません。
誤魔化すようにシャシャが好きなステーキ屋に導かれて話はうやむやになってしまいました。
ステーキに満足しつつ、先ほどあったヨハネスがペインを殴ったことを伝えます。
すると、アースはあからさまに皇太子に対して悪態をつきました。
しかし、それはシャシャの前でだけだそうです。
アースはシャシャに、これまで抑え込んでいた貴族や皇室に対しての憎しみや苛立ちを打ち明けてから以降、彼を見ていると妙な感情が浮き上がってくることに気づいたようです。
平民であった頃の自分とヨハネスが重なってみえることがあると。
彼の幸せと自分の不幸は何も関係ないのに、とアースは静かに打ち明けたのでした。
原作で天使のように可憐で素直なリリスをみんなが愛し、嫉妬とこれまでのプレッシャーに心を壊したレベッカが処刑されてしまう展開を知っていたシャシャ。
実際にレベッカに会って何とか彼女を助けようと考えます。
レベッカの為に奔走するシャシャは、アースやナスカなど、着実に味方を作って変わってしまった原作の中で必死に努力しています。
シャシャには生前のトラウマもありそうで、それはまだ描かれておらず、名前さえも分かりません。
色んな人にプライドを捨ててると馬鹿にされても情報を得るためにペットを演じるシャシャに、強ささえも感じます。
アースの計画が何かは不明ですが、シャシャがとにかく幸せになってくれたら嬉しいですね。
今後の展開をとても楽しみにしています!
悪女のペット24話のネタバレ込みあらすじ
アースの笑顔にドキドキ!
アースは、不幸せだった自分と殿下が重なって見える、とシャシャに打ち明けました。
平民の母と自分は本家で冷たい態度を取られたりろくに食事も出して貰えない日々を送ってきました。
そして、小さい頃から贅沢な暮らしをしてきたヨハネス。
シャシャに言われた、人は生きてきた環境に影響されるという言葉にシャシャからの意見を聞きたいと、尋ねます。
ヨハネスが甘やかされて育ったように、アースも両親のせいで、誰にでも中途半端に優しく大切なことは隠すような人間になったのか、不安を覚えているようでした。
しかし、シャシャはアースをそういう風に見ておらず、シャシャからの愛情表現に戸惑ったことも、どう対応していいか分からなかった彼をシャシャは知っています。
子供のころ、両親のせいで毎日死にたかったアースと今のアースは、死にたいのではなく、両親のように生きたくないと願っていただけだと、伝えました。
今のアースは、両親のようにならないように努力して、自分のやり方でシャシャに接していること。
だから、アースはあんな風になってはいないから悲しまないで、と言い切るシャシャに、アースはとてもきれいに微笑みました。
突然の笑顔に顔が真っ赤になったシャシャに構わず、更に賢いと言われ、シャシャはもう頭が飽和状態です。
シャシャは自分が思うより大きな存在であることを忘れず、もっと自分を大切にしてほしいとお願いされてしまいました。
シャシャは理解できず戸惑いますが、結局食事を続行し、話はそこまでになりました。
帰宅後、レベッカは朝からずっと訓練をしていると聞き、心配になります。
アクセサリーやドレスへの興味が薄れ、寝る間を惜しみ読書にいそしむレベッカの健康さえ守っていれば好きなことをしているからと見守ります。
しかし、それに突っかかってくるヨハネスにシャシャは頭を抱えていました。
訓練しているというレベッカのところへ行く前に、ナスカにお土産を渡そうと探し始めたシャシャ。
ナスカは、とある部屋でそこに置いてある数々の物を眺めていました。
それが何かと訊ねるナスカに、シャシャは優しくレベッカのお母さんの遺品だと教えてあげるのでした。
悪女のペット24話の感想&次回25話の考察予想
大きな存在だとシャシャを褒めるアース
ずっとずっと、心の奥底で抱えていた不安を、的確で優しい言葉で敏し、癒すシャシャに、アースはとても感謝して、心の拠り所にしているように見えます。
生きてきた環境に人は影響されるということ。
それは本人にもどうしようもないことで、その後気づいた時にどう意識していくかで人はまた変わっていく、そういうことを教えるシャシャは本当に頭が良くて素敵な存在だと思います。
一番のお気に入りキャラの笑顔を真正面から見てしまったら、それはもう堪りませんよね。
既に脇役ではなくヒロインの位置にいるようなシャシャ。
ナスカも未だシャシャを観察しつつ、以前よりは警戒心も解いている気がします。
アースの計画も、リリスやペインの考えも気になります。
今後が本当に楽しみです!
まとめ
今回は漫画『悪女のペット』24話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
小さなころから抱いていたアースの心の闇を癒すシャシャ。レベッカも身を飾ることより訓練に前向きです。
未だアースの計画は不明ですが、時期に明確になっていくでしょう。
ナスカの心を変えられることも近そうです。