
漫画「私の後見人は冷血大魔法士」は原作Dae Sam先生、漫画Cacti先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「私の後見人は冷血大魔法士」32話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
慌てて本を隠してごまかしたテラに、何を探していたのかとジュダは尋ねました。ギクッとしたテラは歴史の勉強がしたかったのだと伝えます。
私の後見人は冷血大魔法士32話の注目ポイント&考察予想
アベラの振る舞い
アベラは客としては最低でした。
出された食事には文句をつけ、用意してもらった風呂にはダメ出しをして、掃除がなっていないと使用人をこき下ろしたのです。
あまりの傲慢さに使用人たちはうんざりしていました。
アベラのためではなく、早く完治して出ていってくれないかと真剣に願います。
私の後見人は冷血大魔法士32話のネタバレ込みあらすじ
テラの拙い隠し事
テラにはまだ難しいだろうから、この前勧めた本がお前にはちょうどいいだろうとジュダは話しました。
ジュダは本を棚に戻しながら、何か知りたいことでもあったのかとテラに尋ねます。
テラがわざわざ難しい本を探していた様子だったからです。
テラはビクッとしました。
ただ昔の話を聞いて、もっと詳しく知りたくなったのだと答えます。
テラが思い出していたのは小鳥の言葉でした。
あのとき、テラの瞳の色が自分の知っている人とそっくりだと興奮して小鳥は喋っていました。
テラは、言葉が話せる鳥にまた会ったことをジュダに伝え、ベルベット城の周りなどが色々変わったと聞いたのだと伝えます。
森も変わったらしいし…とあたふたしながら話すテラに、ジュダはこの本を呼んでみろと伝えて分厚い本をテラにぽんと渡しました。
気になるなら調べてみないとなとジュダは呟きます。
西部の歴史というタイトルを読み上げて、テラはパッと明るい笑顔を浮かべてお礼を伝えました。
ジュダは小さく微笑みます。
テラは部屋に戻ると伝えて扉から出て行きました。
テラが出ていった後にジュダはもう一度、やや傾いている本を見つめます。
小さく単純な子はきっと上手く隠したと思っているでしょうが、ジュダにはお見通しでした。
テラが本当は何の本を探していたのかすぐに分かったのです。
自分を騙そうとしたテラに腹を立ててもおかしくないのに、ジュダはなぜかなんとも思いませんでした。
それどころか、可愛らしくて愛くるしいとすら感じます。
まるでドジで欲張りな小狐のようだとジュダは思っていました。
レオニダスの警告が、未だに耳の奥に響くような気がしましたが、他人の言葉にあまり興味のないジュダにはどうでもいいことです。
このささやかなひとときが、ジュダにとっては大きな楽しみだったのでした。
獣族たちの不満
アンリフェルはアンティオークに不満を吐き散らかしていました。
長年たくさんの患者を診てきたがあんなに無礼な女は初めてだ!とアンリフェルは腹を立てて羽ばたきます。
なんとお詫びして良いか…とアンティオークは縮こまりました。
自分は北部の帝王レオニダスの主治医だ、こんな扱いは西部の領主以来だとアンリフェルは怒鳴り、アンティオークは急いで謝ります。
腹を立てているミミズクと丸くなっているネコがいるのは暖炉の前でした。
帰る時には薬に使われる貴重な砂漠草をたっぷり用意するとアンティオークは約束します。
アンリフェルは少し冷静になり、くれるなら遠慮はしないと答えて咳払いをしました。
よく考えたらアンティオークが一番大変だろうとアンリフェルは思います。
あの者は正式な客でもないそうじゃないかとアンリフェルはアンティオークに問いかけました。
アンティオークは頷き、何から何まで文句をつけてくるので使用人たちもお手上げ状態なのだと漏らします。
本当に前例のない傲慢で無礼な客だと吐き捨て、早く追い出すなり冬の城に帰すなりしてほしいものだとイライラしながらしっぽを振りました。
手首が帰ったら追い出すという話でしたが、あと数日で完治するそうです。
口に出さずとも、アベラが嫌悪感を抱いていることはアンティオークたちに伝わっていました。
獣族を卑下する風潮のことを知っていたからということもあります。
生まれつき好戦的な彼らは、アベラの無礼さに耐える理由はありませんでしたが、強いて言えば客だから我慢してやったのです。
改めてテラとアベラの違いを痛感した二人でしたが…!?
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私の後見人は冷血大魔法士32話の感想&次回33話の考察予想
テラは嘘も隠し事も下手な気がします。
ジュダにはすぐ見抜かれるでしょう。
それだけ人に興味がないジュダが、テラのことをよく見ているからこそ気付けるものだとも思います。
アンティオークとアンリフェルが可哀想でした。
世話をしてもらっているという感謝の心は、アベラには1ミリもなさそうです。
まとめ
今回は漫画『私の後見人は冷血大魔法士』32話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- テラは急いで本を隠したつもりでしたが、ジュダには見抜かれていました。
- しかしジュダは問い詰めることなく、むしろそんなテラを可愛いと思い、テラがごまかした歴史の本を渡します。
- アンティオークとアンリフェルは、無礼なアベラの態度にうんざりしていました。