
漫画「公爵夫人の50のお茶レシピ」はLee Jiha先生の作品です。
8話では紅茶に関して熟知していた楓は帝国においての価値観を考慮しつつ、誰もが飲み易いのにしっかりとコクがあるブレンドティーを公爵に振舞います。気に入った様子の公爵はまた飲みたいと控えめながらに感謝を述べたのでした。
そして転生後に初めて参加する社交界のお茶会。しかしお茶会とは名ばかりで、すぐにベラドーナ嬢やシエナ嬢らを筆頭にクロエ夫人と紅茶への侮辱攻撃が始まります。
見事に言い負かしてその場を鎮めますが、また一人過去のクロエ夫人を挑発してきたのがホートン夫人でした。
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今回は「公爵夫人の50のお茶レシピ」の9話を読んだので、ネタバレと感想をご紹介します。
公爵夫人の50のお茶レシピ【9話】の考察予想
せっかくバーテンベルク公爵と少しずつ心を通わすことが出来てほっこりしていたのに、女の醜い生態が晒されたような社交界のお茶会にうんざりな前回でした。
と同時にどこか振り切れたような楓の反論ぶりにはスカッとしましたね。
更なる追い討ちに次はどんな言葉が出てくるのか、動向を見守りましょう!
公爵夫人の50のお茶レシピ【9話】ネタバレあらすじ
一年前に開いたお茶会が散々だった為に、その後社交界から姿を眩ましたクロエ夫人。
ショックを受け泣いてその場から逃げ出す弱気な夫人は社交界で笑い者にする恰好の餌食だったのですね。
過去の失態をわざと蒸し返す卑劣なホートン夫人の問い詰めに対してここでも堂々と皮肉を交えて言い返します。
これまでとは別人のように、強腰な構えで立ち向かうクロエ夫人を目の前にホートン夫人はサーっと血の気が引いて行きます。
地位だけはどう足掻いてもバーテンベルク家に勝てるはずもなく、慌てふためきながら必死に許し乞うホートン夫人に周囲は形勢逆転を悟るのでした。
ー波乱なお茶会を終え、その日の夕食。
バーテンベルク公爵から他家とのお茶会の様子を聞かれ、楽しかったと無難な答えを返します。
そんないつも通りの形式ばった会話を交わして食事を終えようとする楓。
『お茶を頂きたい』と再び公爵からの注文に一瞬にして表情がぱぁっと華やぎます。
その後応接室で待ち合わせをすることにした二人。
楓が運んできたのは淹れたてのお茶ではなく、トレーに乗せた何枚かの小皿でした。その各々の小皿の上には数種類の茶葉が並べられています。
どうやら今宵はバーテンベルク公爵に好きな香りの茶葉を嗅いでから選んで貰うという楓の新しい試みのようです。
さっそく小皿を手に取り一種類ずつ香りをティスティングし始めます。
公爵が選んだのはラプソン・スーチョンというスモーキーな香りのする茶葉でした。
採れた地名がそのまま名付けられることの多い茶葉ですが、元のいた世界の今いる帝国とでは地理の相違から茶葉の名称も異なるようです。
その矛盾点については誤魔化すしかしない模様。
いつも嗜んでいるタバコの匂いと似ているからお好きなんでしょう?と楓のパイプを吹かす仕草に『淑女らしくない』と遠慮がない公爵。冗談が通じません(笑)
そんな公爵にプリプリとふてくされながらも選んでくれた茶葉でしっかりとお茶を淹れてきますが、楓がお茶請けとして一緒に用意したのは一般的な焼き菓子ではなく、何故か“ハム ”なのでした。
公爵夫人の50のお茶レシピ9話の感想&次回10話の考察予想
クロエ夫人として社交界におけるお茶会を制しただけではなく自分がこよなく愛する紅茶の名誉を守った楓の成長ぶりが凄まじかったです。
そして夫婦らしいやり取りが増えて何とも微笑ましい!
紅茶について意気揚々と話す楓の姿に段々惹かれているのでは!?そういった感性には疎そうな公爵ですので、恋だと気付くまでにはまだ時間が掛かりそうですがそこは暖かく見守るとして…
お茶請けにハムとはこれいかに!ラプソン・スーチョンという種類の紅茶も初めて耳にしました。
スモーキーな香りのする紅茶と塩気のあるハムの食べ合わせって口の中で上手く調和するのでしょうか?ハムにはビールなどアルコールの方が合いそうですが…
紅茶博士の楓ですから何か考えがあってのチョイスなのでしょう。
数種類の茶葉から好きな物を選んでもらうスタイルは素敵なアイデアだと思いました。
次回10話ではその解説とバーテンベルク公爵の反応に注目ですね!
まとめ
今回は漫画『公爵夫人の50のお茶レシピ』9話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。