悪女はマリオネット ネタバレ1話～4話【ピッコマ漫画】カエナ、3度目の人生！

生まれ変わり2度目のカエナ

ファンタジーの世界のカエナは生まれ変わって現代のOL になりました。
しかし再び生まれ変わってカエナに戻るのです。

悪女はマリオネット1～4話のネタバレ込みあらすじ

カエナの人生は

エルダイム帝国皇帝レイジェフの姉であり、国唯一の皇女カエナ・ヒル。
帝国一の美しさを誇る彼女でしたが、それは本物の権力にはなりえません。
そんな小説がこの物語の始まりなのです。

カエナ・ヒルは美しいだけで、聡明ではなく悪どい人物でした。
小説は登場人物全てがオリビアという女性に良い影響を受け、そしてオリビアに恋をするというありがちな設定です。
オリビアに嫉妬したカエナはレイジェフに利用され、オリビア毒殺を図りました。

しかし計画は失敗し、レイジェフにも裏切られたカエナ。
粗暴なギリアン子爵に嫁がされ、惨めな死を迎えます。
そんな小説を読んでいたのは、ひとりのＯＬでした。

実はこのＯＬ、カエナの生まれ変わりだったのです。
しかし今の自分とカエナの共通点を思い出してはため息をつく日々でした。
そんなある日、不祥事を起こした元同僚に刺し殺されてしまいます。

このまま死んでもいいと思ったＯＬですが、目覚めた自分はカエナになっていました。
そばにはレイジェフが居るエルダイム帝国。
彼女は再びカエナに戻ったのです。

カエナは記憶を呼び覚まします。
たしかにＯＬとして刺されたはず。
では死んで再びカエナになった？

なぜこんなことが起きたのでしょうか？
その時、脳内にカエナの記憶が流れ込んできたのです。
カエナはパーティで毒入りのワインを飲んで倒れたのでした。

肌のお手入れと身支度の準備をしようとした侍女ですが、カエナの様子を見て医者を呼ぼうかと悩みます。
しかしカエナは、心配いらないから出て行くようにと命じたのです。
侍女はカエナに怒鳴られると思っていたので、カエナが別人のように見えてしまいました。

死ぬところだったカエナですが、すぐに身支度する次女に呆れてしまいます。
それだけ美のために生きてきたカエナ。
美が権力だと勘違いしていたために不本意な死を遂げたカエナですが、今は違います。

小説の結末を知っている。
そしてまだ皇帝である父が生きています。
まだやり直せるチャンスはあるのです。

なんとか父が生きている間にレイジェフから逃れるため、この家を出なければなりません。
結婚が一番手っ取り早い方法ですが、前前世のような男はゴメンです。
だれかいい人は……と考えた時、レイジェフがやってきたのです。

今のカエナは知っています。
父に認めてもらえずに冷たくされてきた彼は、愛情に飢え、冷酷で残忍な性格に育っていきます。
そして父を殺害して皇帝の座に就くのです。

優しそうな顔をしてカエナを心配するレイジェフですが、カエナは冷静でした。
よく見ると心がこもっていないのがわかるのです。
レイジェフはカエナを抱きしめ、カエナを毒殺しようとした犯人を必ず捕まえると約束しました。

しかしレイジェフがカエナをただの駒だと思っていることは、カエナはよくわかっています。
そこでカエナはレイジェフを突き放し、犯人探しをやめるように言ったのです。
レイジェフは動揺してなぜかを問いただしました。

レイジェフはカエナと話し始めてから、彼女に違和感を感じていました。
今までの美しいだけのマリオネットではありません。
なにかおかしいと感じたのです。

そしてカエナはレイジェフをわかっていました。
毒を盛った犯人はいない。
カエナを毒殺しようとしたのは、目の前にいるレイジェフなのですから。

カエナはレイジェフに、誰を犯人にしたいのかと問いました。
カエナに言い寄っているキッドレー公爵家の家臣であるギリアンでしょうか。
レイジェフは自分が皇帝になるのに邪魔なキッドレー一族の力を弱めたいと思っていたのです。

戸惑うレイジェフにカエナはさらに加えました。
レイジェフの味方につけるように、と。
レイジェフはまるで大人に諭されているような感覚に陥りました。

そしてカエナはさらに、信頼できる女性を侍女として招きたいと言い出します。
その侍女にオリビアを推薦したのです。
それはこの先を読んでのことでした。

レイジェフは今回もまたオリビアを求めるでしょう。
しかしオリビアはラファエロ・キッドレーを選ぶ……そうなるとレイジェフは彼女を殺そうとするかもしれません。
レイジェフはカエナの変わりように本心を探れずにいました。

焦ったレイジェフはカエナと言い争いますが、カエナは最終的に自由が欲しいと訴えます。
自分が選ぶ人と結婚できるようにして欲しいと。
レイジェフは訳がわかりません。

カエナの言っていることは魅力的ですが、今までのカエナとは似ても似つかないのです。
問い詰めようとしたその時、カエナは再び倒れてしまいました。
レイジェフは急いで医者を呼ぶのです。

レイジェフは皇太子としてこの毒殺事件を解決する必要がありました。
そこで金と引き換えに断頭台に上がるものを探したのです。
そしてオリビアについても調べさせることにしました。

カエナを操っていると思っていたのに、急に立場が逆転したようです。
何者かが裏で糸を引いているのでしょうか？
しかし心当たりがありません。

現在、皇位継承権を持っているのは3人。
レイジェフ、カエナ、そして先代皇帝の側室の血統であるイェイスター・ハインリヒ。
ハインリヒ家は反政府集団を率いる地方貴族です。

イェイスターは現在の皇后陛下を没落させた後で人質にとり、皇帝に自身の血統を皇帝直系と認めさせたのでした。
レイジェフに軍隊があれば、カエナをうまく利用してイェイスターを牽制するのとができたのに、とレイジェフは思います。
しかし今のカエナは愚かな人形ではなくなっていたのです。

半月後、毒殺事件の犯人が処刑されました。
レイジェフは犯人探しはしなかったようです。
しかし手早い捜査にレイジェフの株は上がりました。
逆にハインリヒの皇位は危うくなったのです。

カエナは次女と話す時も気を付けていました。
この会話はレイジェフにも皇帝陛下にも筒抜けのはずです。
カエナは、ラファエロに惚れてこちらへ引き込んでしまった自分を恥ずかしいと、そしてこれからは皇女として振る舞うと宣言しました。

そんな中、カエナには気になっている人物がいました。
たくさんの侍女がカエナを褒め称える中、唯一カエナの変化に気がついた侍女。
ベラという名の侍女は、カエナの変化に気が付いて様子を見ていたのです。

ある日、カエナは皇帝陛下を訪ねました。
レイジェフに疑いの目を向けさせないため、カエナはあえて皇帝陛下に、毒殺未遂事件はレイジェフが対処したと説明しました。
皇帝陛下は、カエナが望むなら真犯人を探せると言うのです。

そう、皇帝陛下はレイジェフが毒を飲ませたことをわかっていたのでした。
しかしカエナは断ります。
笑顔で、大きな事件だから波風を立てないほうがいいと、そしてまだ子供のレイジェフがどう対処していくかを見守ろうと提案したのです。

皇帝陛下は驚きました。
カエナが変わったという噂を聞いてはいましたが、実際に目にしたのは初めてです。
皇帝陛下はそんなカエナに褒美を与えようと言う話から、なぜか嫁ぎ先を決めなければという話にもっていきました。

あんなにラファエロを追っていたカエナですが、皇帝陛下に誰がいいのかを訪ねました。
皇女が私的な感情で結婚相手を決めるわけにはいかないと。
ここまで冷静で理性的なカエナに驚いた皇帝陛下は、皇女の夫は慎重に決めるべきとして返事を先延ばしにしました。

皇帝陛下のもとを去ったカエナは、帰り道でラファエロに会いました。
キッドレー卿、と呼びかけたカエナにラファエロは驚きます。
いつもはラフィと呼ばれていたからです。

容姿端麗で堂々とした立ち振る舞いに上流階級の少女たちは心を奪われました。
カエナもその1人でしたが、今のカエナは違います。
ラファエロをお茶に誘ったのですが……。

ラファエロはカエナの表情に違和感を感じます。
今までの自分を誘うような目ではありません。
その目はまるで交渉人です。

そんなカエナに興味を持ってお茶の誘いを受けたラファエロ。
カエナの準備が終わるのをテラスで待っていました。
そして出てきたカエナにさらに驚くのです。

いつもはラファエロと会う時は着飾ってきたカエナ。
しかしカエナは普段着で来たのです。
しかし普段着のカエナはいつもより威厳に満ちて美しく見えました。

一瞬狼狽えたラファエロ。
しかし、たじろぐ必要はないと気を取り直します。
そんなラファエロを見て、カエナはある交渉を始めるのでした。