
漫画「かりそめの公爵夫人」は原作Jin Saeha先生、漫画Han Jinseo先生の作品です。
愛する人のため全てを捧げたイヴォナは、その愛するガスパルに裏切られ、信用していたトリスタンにも裏切られ、壊れた道具を捨てるかのようにないがしろにされたまま、人生を終えようとしていました。
後悔しても仕切れないという無念と虚しさを感じながら意識が遠のいていき…。しかし、死んだはずの自分が目覚めたのは、自分の人生が終わる少し前の20歳のときまで遡った時点でした。
今回は「かりそめの公爵夫人」1~3話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
かりそめの公爵夫人1話~3話の見どころ・考察予想
愛する人、信用してた人に裏切られ、人生を終えたはずのイヴォナが目覚めたのは、遡ること、20歳の自分でした。
前世での嫌な思いしか残っていないイヴォナが、まず考えることは、自分を裏切った者たちへの復讐とそんな裏切りにも気付かなかった自分の愚かしさでしょうね。
この反省をもとに、自分の人生を取り戻すべく、動き出すでしょうが、まずは、状況を把握せねばなりません。
そして、何故、20歳の自分に転生したのかの理由も知りたいと思うでしょう。
自分の人生をよりよいものにするための、イヴォナの「人生やり直し大作戦」が始まろうとしています。
かりそめの公爵夫人1話~3話のネタバレ込みあらすじ
第1話 嫌らしい目で自分を見ないガスパル男爵に夢中になるイヴォナ、このときガスパルの本性をまだ知りません。
主人公は、平凡な貴族令嬢イヴォナ・ボルトです。
そして婚約者はギーズ公爵家のガスパル男爵です。
平凡な容姿に平凡な家柄、しかし、体つきは、男性の目を引くものを持っていたイヴォナは、日頃から男性が自分のことを嫌らしい目でみることに、うんざりしていました。
そんなときに現れたのが、ガスパル男爵です。
全てを承知のガスパル男爵、嫌らしい目でイヴォナの体をジロジロなんて見たりしません。
だってそうでしょうとも。
ガスパル男爵は女性に興味がないのですから・・・。
(このときは、イヴォナはこのことをまだ知りません。)
パラマ帝国 皇帝には一人娘しかいません。
ガスパルはその甥にあたる人物です。
皇位継承者として名は上がるものの、ガスパルは、いまひとつ、何の頭角も表せておらず、決定打に欠けています。
そんなガスパルを手助けしようと、ガスパルのためならばと、強い使命感と愛情を失わないためにイヴォナは頑張ってひきゅう(禁断の技のこと)を使います。
成功かと思いきや、気付いてしまいます。これは絶対に成功しないものなのだと・・・。
第2話 自分の命と引き換えにガスパルの成功を手に入れたイヴォナ。これで愛が報われたと思いきや・・・
血にまみれ傷つきながら実験を繰り返すイヴォナ。
努力の甲斐あって成功を手に入れたガスパル男爵は賞賛を受けています。
さあさあ、ガスパルは魔王軍との戦いで勝利をあげ、ついに皇太子となりました。
愛するガスパルが喜べば、自分はどうでも良い、影で良いのだとイヴォナは思っていますが・・・。
イヴォナの命はもう長くありません。
最後に一目、寝顔だけでも見ようと、ガスパルの部屋へ行ったイヴォナが目にしたものは、愛する婚約者と優しかったいとこのトリスタンが抱き合って、愛をささやく姿でした。
死ぬ間際に真実を知ってしまったイヴォナ。
彼らは、イヴォナのことをただの使い捨ての道具、そして、二人に似た子供を産むための代理母としか思っていませんでした。
イヴォナの命が尽きることにさえ、罪悪感のかけらもなかったのです。
それどころか、この世で一番可哀想なのは、愛し合っているにもかかわらず、結婚できない自分達だと言っています。
イヴォナは、むなしさで一杯になり、その場にそのまま倒れ込んでしまいました・・・。
第3話 イヴォナの人生やり直し大作戦のはじまりです。
ちょうど、1年前のあの日と少しも変わらない朝がやってきました。
何故かこの時点に転生したのかはわかりませんが、前世の過ちを繰り返してはならないということはわかっています。
どうすれば、前世の過ちを繰り返さずに済むのでしょうか?
まずは、状況を把握しようと情報を整理します。
実験前の時点に戻っているので、膨大な人工的に作られた魔力が消えています。
一方、魂はそのままなので、神獣達との魂の契約はそのまま残っています。
しかし、魔力が不足しているので、上級神獣を召喚することはできません。
もうこのときのイヴォナは、ガスパルと婚約しています。
まずは、ガスパルとの婚約を解消しなければなりません。
ガスパルの口から婚約破棄を言わせるための策略がはじまります♪
第一手目は、出ました!女性が得意とするジラし作成です。
男性は女性の身支度に時間がかかるのを嫌いますから・・・。
10時間も待たせるイヴォナにガスパルも怒り心頭な様子です。
しかし、イヴォナの方は、ガスパルが礼儀知らずだと言ってます。
頑張れイヴォナ!
ガスパルも、本題があるので、ここはじっとこらえて、本題に移りました。
南部で、神獣を披露する機会があるから、威厳のある神獣を見せろと言っています。
これに対しイヴォナは、それではあなた一人で気をつけて頑張ってきてね♡と・・・。
かりそめの公爵夫人1~3話の感想&次回4話の考察予想
平凡家柄、平凡な容姿と思いきや豊満な肉体というのはなんともそれは平凡とは言わないんじゃないの?
おまけに召喚術ってそれってもはや特殊としか思えませんが・・・。
噂の人、クロード・アゼンタインは、多方面において多彩でいらっしゃる、おまけに庶民からの強く支持されているらしい人物です。
さらには、聖剣の持ち主らしいです。
とうてい、ガスパルごときが、太刀打ちできる相手ではない気がします。
幼い頃から、比べられたら、そりゃ、ガスパルだって、勝手にライバル視するのも無理はありませんが、クロードの方はどうなんでしょうね?
意外と、なんとも思ってないんじゃ・・・。
でも、それの方がライバル宣言している側からすれば、悔しいかもしれません。(ざまぁ~)
ひきゅうって何?
どうやら秘伝書みたいなものらしいです。
当家に代々伝わるものだとか。
使ってはならない香りがプンプンしますけど。
いきなり?もう裏切り?早すぎないか、この展開という感じですね。
しかし、ここからが、新しい劇の幕開けなんです。
二人に似た子供を産むための代理母とかないわ!
そうそう、最初から愛なんてなかったなんて、めちゃむかつきますよね。
彼女のことを愛してないのは、まあ仕方ないにしても自分達が一番可哀想ってどういうこと?
これは、もう復讐しかありません!!
今後の予想としては・・・。
壮絶な復讐劇が始まるといいんですけど。
復讐は何も生まないので、人生をよりよいものにするために、少しの腹いせに復讐要素をちりばめてくらいがいいですね。
イヴォナが幸せになれるように、ストーリーが展開すれば、自ずと、ガスパルとトリスタンは、思い通りの人生にならなくて悔しい思いをするに違いありません。
まとめ
今回は漫画『かりそめの公爵夫人』1~3話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
悲惨な人生の幕を下ろしたイヴォナに、人生をやり直すチャンスが与えられました。
イヴォナはこのチャンスを活かし、幸せな人生を手に入れることが出来るのでしょうか?
そして、他人に利用されたり裏切られたりしないために、イヴォナはどうすべきなのでしょう。
イヴォナの進む道は、決して、平坦で容易な道ではないでしょう・・・。