漫画「幼い皇后様」は原作Yusoi先生、漫画Maryang先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「幼い皇后様」20話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
アーデルはメイドから薬を受け取ってそっと部屋へ入りました。青ざめた顔をしている少年と目が合い、アーデルは立ちすくみます。
幼い皇后様20話の注目ポイント&考察予想
兄の名前は?
兄との初対面にわくわくしていたアーデルですが、その期待は思いがけない形で裏切られることとなりました。
初対面はろくに話すこともできず、名乗りすらしなかったのです。
改めて夕食で顔を合わせ、アーデルは今度こそ兄の名前を聞こうと思い声を掛けました。
しかし兄となる少年は冷たい反応です。
それを許さなかったのはアイゼンでした。
幼い皇后様20話のネタバレ込みあらすじ
新しくできた兄の生い立ち
この人が私のお兄ちゃんなのかとアーデルは思いました。
黒髪の少年はベッドの上に座っています。
汗をかいて青ざめているのでとてもつらそうに見えました。
アーデルがそっと歩み寄るのを、少年はただ黙って睨んでいました。
アーデルは手に持っていた薬を少年に差し出し、お兄ちゃんの薬だと伝えます。
少年は黙って薬を受け取り、口に運びました。
名前を聞きたかったのですが、それどころではなさそうです。
お兄ちゃんはどうしてこんなに辛そうなのだろうとアーデルは不思議に思います。
部屋に戻ってからサリーナが彼の事情を説明してくれました。
彼は最近両親を亡くしたそうです。
元々皇室後継の順位としては37番目で、公爵家とは遠い親戚だったのが、今朝早くに開かれた会議と閣下の決定により公爵家に入籍されたのだとサリーナは説明しました。
どのみち同じ公爵家の姓を名乗っていましたが、ただ公爵家を引き継ぐ後継者として指名されたのだということでした。
両親が亡くなってすぐにそんなゴタゴタに巻き込まれてしまったのかと思い、アーデルは眉を顰めます。
お兄ちゃんの意見は聞いてみたんだろうかとアーデルは思いました。
今日の明け方にご両親の遺体が見つかったという連絡を受けたとサリーナは話します。
両親の失踪は3週間前からということでしたが、詳しい話は後で本人から直接聞いた方が良いだろうとサリーナは悼んでいるような面持ちで伝えました。
だからあんなに悲しそうな顔をしていたんだとアーデルも納得します。
それと同時に、兄を心配していました。
初めての家族三人での夕食!
日が沈み、いよいよ夕食の時間がやってきました。
アーデルはもじもじしながらアイゼンにこんばんは公爵様と挨拶します。
アイゼンはどこか不満そうな顔でアーデルをじっと見つめたあと、おうとぶっきらぼうに応じました。
続けてアイゼンは円卓の反対側に座っている少年に声を掛けます。
久しぶりだな、5年ぶりか?というアイゼンに、少年は6年ぶりだと答えました。
その声が枯れていることに気付き、アーデルは切ない気持ちになります。
アーデルは思い切って、兄に話しかけました。
私の名前はアーデルだと伝えます。
アーデル・アルキビアデスと名乗ったアーデルの言葉に、アイゼンはこっそり満足していました。
ちゃんと名字もつけて言えたことに感心していたのです。
お兄ちゃんは?とアーデルは尋ねました。
しかし少年は無表情で食事を続け、答えません。
無視されたことにアーデルはショックを受け、落ち込みました。
名前くらいは先にサリーナに聞いておけばよかったと後悔します。
お兄ちゃんの名前も知らない妹だと、お兄ちゃんが嫌な気持ちになったらどうしようと心配していたのです。
食事を続けながら、練武場5周とアイゼンがぼそっと呟きました。
確かに聞こえているはずですが、少年は黙り込んだままです。
何も言わない少年を見て、アイゼンは10周と呟きました。
目の前で何が起きているのかわからず、アーデルはあたふたしながら二人を見つめます。
無言の少年に、20周とアイゼンは告げます。
もしかしてこれはお兄ちゃんに課せられる運動量みたいなものなのかとアーデルはなんとなく察して慌てました。
ついに40周にまで膨れ上がり…!?
続きはピッコマで!
幼い皇后様20話の感想&次回21話の考察予想
兄となる少年は親戚だからか、アイゼンと似ているなぁと思いました。
両親が失踪して、遺体が見つかったばかりの時に公爵家の跡取りになることが決まるなんて、悲しむ暇も悼む時間もなさそうで気の毒です。
無視されても兄の機嫌を損ねたかもしれないと心配するアーデルが健気でした。
普通なら怒るところですが、アーデルは優しすぎると思います。
まとめ
今回は漫画『幼い皇后様』20話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 兄との微妙な初対面を終え、アーデルはサリーナから彼の事情を聞きました。
- 両親を亡くしたばかりと聞いて悲しい気持ちになります。
- 夕食の席でアーデルは兄に名前を尋ねるも無視されてしまいましたが、アイゼンがそんな兄の態度に怒ったようです。