漫画「悪女は2度生きる」は原作Mint先生、漫画PEACHBERRY先生の作品で毎週水曜日ピッコマで配信されています。
今回は「悪女は2度生きる」78話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
悪女は2度生きる78話の注目ポイント&考察予想
エブロン本城に戻ったアルティゼアは、その変化を肌で感じます。
信頼というもので築かれていたエブロン大公領が、信頼が崩れた途端に犠牲まで出してしまったのを自分のせいだと追い詰めるのです。
アルティゼアは大公妃として、どのような行動を取っていくのでしょうか。
一方、リシアはセドリックから銃を受け取ってアルティゼアの事を任されていました。
しかし、リシアは少し抵抗を見せた事でアルティゼアをやはりよそから来た者だと感じているのが読み取れたのです。
この想いがどう表れてくるのかリシアの行動にも注目です。
悪女は2度生きる78話のネタバレ込みあらすじ
葬儀への想い
本城内には多くの死亡した者たちが棺に入れられ並べられています。
葬儀が始まりアリスをはじめ、多くの者のすすり泣く声が聞こえました。
アルティゼアは今まで参列してきた葬儀は何の意味も持っていなかった事を思い出しています。
どんな人の葬儀でも、政治の一部でしかなかったのです。
誰かがなくなった事で少しずつ権力が変化したり、社交界の流行が変わったり経済が丸ごと変化しました。
しかし、エブロン大公領の葬儀は違います。
本城全体に漂うのは不安と慣れてしまって抑えられた悲しみだったのです。
アルティゼアは、ここの人たちが慣れているのは感情ではなく手続きだろうと感じました。
そこへリシアが話しかけてきたのです。
遺体を直接確認できるかとの問いでした。
ここの習慣として、戦死者へ主君の勲章を贈るのが慣例なのです。
セドリックが不在であるためアルティゼアが行わなければいけないのですが、リシアは無理だろうと思っていたようでした。
しかし、アルティゼアは自分でやる事を伝えたのです。
アルティゼアはそっと戦死者の元へ近づき、勲章を授けました。
最後まで授けたところで鐘が鳴り響いたのです。
オーブリーへの謝罪
葬儀が終わり、リシアがアルティゼアに部屋に戻るよう促しました。
もっと休むべきだと提案したのです。
しかしアルティゼアは、オーブリーを気にします。
リシアは俯きながらオーブリーの亡骸が教会にある事を伝えました。
アリスはオーブリーを気にするのをアルティゼアを思いやります。
アルティゼアのせいではなく、死に値する罪を犯したのはオーブリーだったと擁護するのです。
分かっているアルティゼアですが、自分のために亡くなった人たちを弔った事で責任が生じたと思いました。
セドリックの知らないところで罪や悪を操るものではなく、妻としての責任があったのです。
オーブリーの死も同様に責任があり、彼女の死でエブロン大公領が分裂してしまったのは想定外でした。
アルティゼアは、全ての事を前に今だけは感情的になる事を決意しました。
教会の前ではリシアとアリスが待っています。
アルティゼアはアルフォンス卿の案内でオーブリーの元へ行きました。
そこで出逢ったのはジョルディン家の長女であるメルだったのです。
メルはアルティゼアに気が付いた途端に土下座をしました。
そんなメルを見ながら、責任を取らされ平民に戻される前は100人の騎士を指揮下に置く騎士隊長だった事を思います。
今回のことが無ければジョルディン伯爵として重要な人物になっていただろうと予測できるのです。
アルティゼアはメルに立つよう促し、ここで会うなら両親どちらかかと思っていた事を伝えました。
メルは父がパトロール隊へ、母が体調がすぐれないため自分がいるのだと説明します。
アルティゼアはアーロンの年齢でパトロール隊は大変じゃないのかと思いやりますが、メルは自ら志願しての事だと伝えました。
自分の子の育て方を間違えた罪を償いたいという思いからだったのです。
棺の上にはヤドリギの花が置かれており、アルティゼアも謝りながら花を添えたのでした。
メルの後悔
メルは静かに話し始めました。
オーブリーはジョルディンの恥であり、自分たちが育て方を間違ったのだと思っているようです。
先代大公殿下が粛清された日に早産で産まれたのがオーブリーでした。
産まれた日にそのまま殺そうかとも考えていたと聞いていたのです。
大公殿下を粛清された事で皇室と戦争になった時に、赤ちゃんがいる事が負担になるかもしれないと考えられました。
それならばまだ何も分からないうちに手をかけようと思ったそうです。
しかし、そんな事を考えた事を後悔した両親は甘やかしてまるで首都の貴族家の子供のように育ててしまったとメル。
そうしているうちにオーブリーが自分が大公家のお嬢様のように感じている事に気が付いたのです。
気が付いた時には手遅れだったというメルに、アルティゼアは人は自分の本質のまま生きていくものだと伝えます。
メルも同意しますが、それでも変われたかもしれない子だったと後悔して泣くのでした。
アルティゼアはメルにいい姉だった事だけは疑わないで欲しい事を伝えます。
そんなアルティゼアの元にある人が訪ねて来たのです。
悪女は2度生きる78話の感想&次回79話の考察予想
多くの騎士が自分のために戦死したと責任を感じていたアルティゼアでしたね。
自分の事を価値のない政略結婚の大公妃というのが切なかったです。
同時に、戦死した者たちを見ることが出来ないだろうと決めつけていたリシアの考えが少し気になりました。
また、騎士だけでなくオーブリーの事も責任を感じていましたね。
大公領の均衡を崩した事にかなりの責任があると思っている事と、セドリックがただ妻として迎えたいという気持ちに隔たりが出来ないか不安です。
セドリックの心配しているように考えすぎているアルティゼアを早く救って欲しいなと思います。
次回の展開からも目が離せません。
まとめ
今回は漫画『悪女は2度生きる』78話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- 戦死者の葬儀が執り行われていた
- 戦死者へ勲章を贈るのが主君の役目で、リシアはアルティゼアが戦死者の顔を見られないのではと考えていた様子
- アルティゼアは自ら役目を果たした
- 勲章を贈った事で、全ての責任は自分にあると感じた
- オーブリーへも向き合う事を決めた
- 教会で会ったのはジョルディン家の長女のメルだった
- メルはオーブリーを死なせてしまったのは自分たちのせいだと考えていた