
漫画「悪女のペット」は原作Seobo先生、漫画Harnenn先生の作品です。
今回は「悪女のペット」の23話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
悪女のペットの【23話】の考察予想
令嬢たちに愛される脇役令嬢は原作を知る憑依者!
貴族社会の中でも地位が違えば差別もあり、主人公であるシャシャ・タルトはその中でも下流の家系でした。
それでも何とかこの中で生き残れるよう、とある経験を活かし、令嬢たちを煽てて癒す役割である「ペット」としての地位を確立していました。
実はシャシャは前世で交通事故にあったという記憶、更にこの世界が自身の愛読書の中で自分は脇役の令嬢だと自覚していたため、嘗ての社会人生活のスキルをふんだんに利用したのでした。
この物語の核はヒロインと皇太子の恋愛により、皇太子の婚約者が嫉妬に狂った悪女となり、処刑という結末で平和に結婚出来る、というストーリーでした。
つまり、シャシャはその悪女であるレベッカに近づかないよう気を付けないといけないと考えていたのですが、宮殿のパーティーで運命の出会いを果たしてしまいます。
一目でシャシャを気に入ったレベッカと、皇太子の奔放な性格と自分を見てくれないジレンマに苦しみ泣くレベッカの健気さと美しさに、シャシャはレベッカの未来を変えてみせると決意したのでした。
それから2年後、シャシャはレベッカの願いによりアルチェン家に居候していました。
皇太子ヨハネスの側近であるアース・クラインとも親しくなり、様々な情報を貰える関係にもなっています。
また、レベッカもストレスを受けてくれるシャシャの存在により随分精神も安定し、剣術も習い始めて落ち着いた生活を過ごせていました。
落ち着いたことでヨハネスへの気持ちも変化したのか、彼と口論が出来るまでになったレベッカをアースはシャシャのおかげだと評価してくれていました。
その後、第二皇子ペインの帰還するパーティーに参加します。
そのパーティーは原作でヒロインが初登場し、皇太子が出会うパーティでもありました。
しかし、天使のようだというキャラ設定のヒロイン、リリスはまるで悪女のように赤いドレスを纏い、ペインとのみ会話を交わし、沢山の子息に囲まれています。
また、相手である皇太子もそっけないレベッカの気を引くことに必死でリリスには目もくれません。
そして、ヒロインに惚れ、また、皇室に絶対の忠誠を誓っていたアースもその皇室や貴族に対する秘めていた怒りや憎しみが爆発しそうになり、シャシャに思いを聞いてもらうのでした。
あまりの原作との違いに、この国の存亡に関わるドラゴンも今のリリスには惹かれないのでは、と不安になり事の大きさに震えだします。
しかし、そんなシャシャを慰めてくれるレベッカの存在を実感し、改めて彼女に非業な死が訪れる未来が来ないようにと決意したのでした。
シャシャはあることを確かめにリリスと会う約束をしました。
あまりのキャラの違いに、彼女はもしかしたら憑依者なのかもしれないと。
突然聞くわけにも行かず、中途半端に本のタイトルである「アトランタの恋人」を知っているかと問いかけたところ、原作という言葉を発した後は怯えたように震えて去っていってしまいました。
予想外の行動に唖然としている時、アースに声を掛けられ二人で歩いていると、突然暴走馬車がやってきてシャシャは間一髪のところでアースに助けて貰いました。
しかし、その馬車は前方で吹き飛ばされ、その場には一人の少年が佇んでいました。
その少年こそ、ホワイトドラゴンのナスカで、シャシャは彼をレベッカの味方にしようと動き出すのです。
ナスカがリリスに対して友情を覚えたのは「刺激」が切っ掛けだったという記憶から、シャシャは何とトッポッキを作りナスカに食べて貰いますが、辛さに怒ったナスカに殺されかけてしまいます。
その場にシャシャを心配して探しに来たアースが来てくれたこと、更にシャシャが謝罪してナスカが気に入る料理と綿あめをご馳走することで何とか彼の怒りは収まりアルチェン家に連れていくことに成功しました。
フライドチキンを振舞ったところ、ナスカは大満足だったようでひたすら食べ続ける光景に安堵し、彼がデザートの綿あめを食べている際に、早速本題である、アルチェン家に入って力を欲しいと切り出します。
ドラゴンであるナスカは人間界のルールに疎いため、丁寧に説明をし、説得が上手くいきかけた瞬間、レベッカとヨハネスが室内に飛び込んできました。
約束もせずにやって来たヨハネスに怒るレベッカですが、彼はその怒りを理解できない模様で、他の子なら喜ぶなど空気を読まない発言をする始末。
更にはレベッカが大切にしている稽古の時間を「そんなこと」というヨハネスに更に苛立ちは募りますが、彼の意識は見知らぬ少年、ナスカに向きます。
シャシャの知り合いかと訊ねても、ナスカは当然皇太子の立場を知らず、更に興味もないようで当然彼は無視をしたことで、ヨハネスと彼のお付きの兵士が彼に怒りを向けました。
兵士がナスカの綿あめを叩き落とした瞬間、ナスカの怒りは一瞬で頂点に達し、二人をあっという間に吹き飛ばしてしまいました。
ヨハネスがナスカを構っている間にシャシャからナスカに護衛を頼みたいという話を聞いていたレベッカは、兵士を飛ばしたナスカに拍手を送り、合格と告げたのです。
しかし、森から来たというナスカの身辺調査に入った途端、状況は変わり、結局仮という形で落ち着いたのでした。
ナスカがやってきてから三日目、シャシャはお茶会に呼ばれていたため彼を護衛にして出かけました。
お茶会でも、令嬢たちの暗黙の了解でもある、シャシャに話を聞いてもらいたいと思っていた令嬢がいました。
多少の暴力とリリスへの恨み言をシャシャにぶつけ八つ当たりをする令嬢が落ち着いたころ、いつものようにシャシャは宥めて優しい言葉をかけて相手の気持ちを落ち着けてあげるのです。
先に戻る令嬢を見送るシャシャにはいつもと違う出来事がありました。
シャシャをじっと見つめるナスカは、シャシャの生き方を否定もせず、しかし、辛そうだ、と言ってくれたことで、シャシャは複雑な笑みを浮かべるしかないのでした。
ナスカは意外と考えているようで、シャシャは必要な時にしか媚びを売らない人物であり、周りの人間がナスカを疑ってもシャシャは信じて引き入れたことにも疑問を抱いているようでした。
突然そんなことを言われたシャシャは疲れていたこともあり、沢山のお菓子を山盛り買う勢いでその疑問を誤魔化すことに成功し無事に帰宅するのでした。
自宅に戻ったシャシャに待っていたのはアースからの手紙でした。
しかし、その手紙の中身はアースではなく、リリスから再会を希望する手紙で、アースとリリスの関係性に不安を覚えたシャシャは後日アースに尋ねますが、事が終わったらとしか教えてくれません。
気は乗らないものの、シャシャはリリスが指定した王宮の一室に向かうことになりました。
部屋に案内され、ドアを少し開けた瞬間、ヨハネスがペインを殴り飛ばす場面に出くわしてしまい驚いて動けなくなってしまいました。
ヨハネスは悪い噂しかないリリスを毛嫌いしているようで、リリスを王宮に連れてきたことを怒り、彼女と関わることもやめるよう散々注意してきたようで、それに対しても怒りが止まらない様子です。
怒りを露に出ていってしまったヨハネスに見つからずにすんだシャシャでしたが、気を抜いたとたん、背後にペインがいることに気づいて慌てて姿勢を正しました。
怪我の心配をしてもペインは問題ないようで、すぐに彼女を頼むと言って退室していってしまいました。
気持ちを切り替えてリリスに声を掛けると、彼女はヨハネスの暴言も気にした様子もなく、シャシャを持て成してくれます。
シャシャにはリリスの正体も考え方も見当もつかず、彼女が変わったことで原作が変わっていることに警戒心を抱いていました。
そのリリスは、シャシャに対しあなたも原作を知っているだろうと問いかけてきましたが、そう言いながらも焦り、動揺している様子に違和感を覚えます。
あまり信用できないと、駆け引きを始めたシャシャに対しリリスは焦りだし、怒鳴りつけます。
嘘などついていない、私は日本から来た憑依者だと、リリスは手札を出したのでした。
リリスの正体や考えていることは、全く理解できない謎な部分ですね。
首都に来てから赤いドレスを着だしたり、態度も変えたり、まるでヒロインと真逆の人間を演じているように見えます。
シャシャに対して憑依者だと打ち明けたリリスの目的は一体?
続きがとっても楽しみですね!
悪女のペット【23話】最新話ネタバレあらすじ
情緒不安定すぎるリリス
突然見知らぬ場所に飛ばされたことで辛い思いをしたと話し出すリリスに、シャシャも同情します。
皇太子妃になるためには危険も困難もあるからこそ、ヨハネスの好みとは真逆のタイプを装っていたのかと納得しつつも、リリスが手にするボロボロの手帳に目を止めます。
そういえば以前も持っていたと、何気なく手を伸ばした時でした。
リリスは自分の話を聞いていないシャシャに怒りだし、突然雰囲気がホラー映画のようになってしまいます。
そして、私の話を聞いてくれない人は嫌い、と言い、まさかあなたも、と告げシャシャの肩に手を置かれて恐怖のあまりに硬直してしまいます。
その時、アースからストップがかかり、リリスから解放されたシャシャはなぜかペインにお礼の言葉を告げられて退室することになったのです。
帰り道、アースは理由も聞かずにリリスと会わせたことに対し謝罪はしましたが、やはりアースがリリスの手紙を渡したことについては上手くいったら話す、と教えてくれません。
結局ステーキ屋に寄ろうと話を逸らされて渋々尋ねることをあきらめるシャシャでした。
食事中、リリスとの会話は詳しくは話しませんでしたが、ヨハネスがペインの顏を殴り飛ばしたことを伝えると、彼はフォークを落として愕然とします。
また問題を起こしたのか、と暴言を吐いたアースでしたが、その暴言はシャシャの前でだけとのこと。
アースは平民の血の関係で推薦状を書いてもらえなかったところを皇帝陛下に拾われたことで感謝し、その恩をヨハネスの補佐を全うして報い、彼が皇位を継げば何かしらのポストに就けたら幸せだろうと考えていました。
しかし、シャシャに全てを打ち明けてから、ヨハネスを見るたびに妙な感情が沸き起こるようになりました。
豪勢な料理を食べられなかった嘗ての自分がヨハネスと重なって見えてしまう。
彼の幸せと自分の不幸は関係もないのに。
そう、アースは寂しそうな表情を浮かべたのでした。
悪女のペット23話の感想&次回24話の考察予想
リリスは一体何を苦しんでいるんでしょうか?
シャシャの意識が手帳に逸れただけで、何かのスイッチが入ったようにホラーな雰囲気になってしまったリリス。
彼女は「あなたも」と告げたことから、何者かに何かしらの言葉を言われたか馬鹿にされたかしたのかも知れませんが、急に怖い雰囲気になられても困ってしまいますね。
けれど、なんとなく、原作通りに行かないようにヨハネスとは違う趣味のタイプになりきる、という気持ちは理解できます。
しかし、彼女と会ったことでペインに感謝される理由も不明ですし、結局アースの目的も不明ですね。
シャシャが不利になるようなことじゃないということは、反乱とかそういう大きな目的ではないと思いますが・・・。
展開が読めな過ぎて続きが早く読みたいです!
まとめ
今回は漫画『悪女のペット』23話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
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