漫画「かりそめの公爵夫人」は原作Jin Saeha先生、漫画Han Jinseo先生の作品です。
古代魔法王国の幻術魔法によって、辛い過去を見せられたイヴォナとアゼンタイン。
イヴォナは、前世のガスパルとの嫌な思い出を見せられ、却ってイラノルの柱の力を求める決意を新たにします。
アゼンタインは、聖剣の持ち主になるまでの記憶を見せられ、気を失いそうになったところで、イヴォナの顔が浮かび目を覚ましました。
そして、過去の話をイヴォナに聞かせました。
聖剣の持ち主になるために、どんな経験をし、周囲からどう扱われてきたかを知ったイヴォナは、今後、アゼンタインのことを一生守っていくと心に決めたのでした。
そして二人は、再び、イラノルの柱の前に立ちます。今度こそ、イラノルの柱の力を手に入れてみせると。
今回は「かりそめの公爵夫人」の44話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
かりそめの公爵夫人の【44話】の考察予想
イラノルの柱は、何か意思のようなものを持っていて、力を求める人を拒んでいるようです。
マイナスの感情に支配された前回は、イヴォナは魔力を吸い取られてしまいました。
今回は、そんなマイナスの感情には呑まれないぞと、イヴォナも意気込んでいますが・・・。
イヴォナ一人の決意ではなく、イヴォナとアゼンタイン二人の決意があれば何とかなる~的なテストかもしれません。
もしくは、アゼンタインが何か条件の鍵となるような気もします。
あの、訳の分からない力の正体が判明してませんから、その正体と関係しているのかもしれません。
そして、再び挑んだイヴォナが、窮地に追い込まれたとき、再度アゼンタインの力が発動し、力の正体が判明するという筋書きかもしれません。
かりそめの公爵夫人【44話】ネタバレあらすじ
アゼンタインのことを、決して一人にはしない、自分が守ってみせる、今度こそ、マイナスの感情に呑み込まれたりしないと強い決意をもってイヴォナは、イラノルの柱へと歩みを進めます。
そんなイヴォナにアゼンタインは、信じていると一言告げ、見守ります。
イラノルの柱に近づくと、再び幻術魔法が発動されました。
イヴォナ本人の幻影、ガスパル、今度はトリスタンまで現れました。
そして、例の如く、イヴォナが嫌悪するような台詞や劇が展開されます。
イヴォナを惑わせるため、またはイヴォナの決意を揺るがすために、あの手この手と繰り広げられます。
初めは、大人になってガスパルに愛されたい一心で、召喚術を極めようとするイヴォナ。
ガスパルの言いなりです。トリスタンの一緒に幸せになろうという問いかけには、あなたたちに似たかわいい赤ちゃんを産むことが、自分の幸せ~などとのたまったりしてます。
それを見ていた本物のイヴォナは馬鹿馬鹿しくてしょうがありません。
効果がないとわかると、今度は、子供版イヴォナの登場です。
母親が出ていってしまい、寂しいイヴォナは父親に愛されようと、召喚術を上達させようと頑張りますが、父親からはこっぴどく叱られてしまいます。
訳がわからず、泣きじゃくるちびっ子イヴォナ。
そんなちびっ子イヴォナが、アゼンタインの名前を口にします。
所詮、契約結婚だもの、捨てられてもおかしくないと。
アゼンタインも他の人と同じで、自分が利用価値のない人間だと思ったらすぐに切り捨てるに違いないと。
誰も信じてはいけないと、続けて言います。
すると、再び、大人版イヴォナ。
初めてハスラートを召喚したとき、ガスパルは大層喜んだ時の記憶です。
だって、ガスパルだって、はじめはすごく優しかったんだから、それがあんな酷い裏切りをするのだから、今、アゼンタインが優しくたって、人は変わってしまうんだ、そう思わせたい幻想です。
舞台にいる幻影イヴォナは言います、何度同じ過ちを繰り返せば気が済むのかと。
そして、追い打ちを掛けます。アゼンタインを最後まで守ってみせると言い切れるのかと。
それを見ていたイヴォナはすっくと立ち上がり、そんなことはない!と反論しました。
アゼンタインを信じるし、アゼンタインが自分を犠牲にしないように、独りで戦わないように守ってみせると。
そうか、わかった!とでも言うように、集約された金色の光がイヴォナに向かって降り注がれました。
遠のく意識の中で、遺跡が音を立てて崩壊する姿が目にはいりました。
かりそめの公爵夫人44話の感想&次回45話の考察予想
イラノルの柱の力を渡すのにふさわしい者を見つけるために、古代魔法王国の遺跡は存在し続けていたのでしょうね。
だから、イヴォナという、イラノルの柱の力を使うのにふさわしい人間が見つかったので、役目を終え、神殿や遺跡全体が崩壊してしまったのでしょう。
イラノルの柱の力を手に入れたイヴォナは、どんな風に変化したのでしょうか?
以前、ティグル族のペイランの力を借りて、キリダンの実から魔力向上の試薬を作って貰ったときは、あまり効果を実感できない、若しくは、発揮できる力が弱すぎると言ってました。
また、前回、イラノルの柱と対峙したときには、負の感情に呑み込まれ、力を貰うどころか、力を吸い取られてしまいました。
多分今回は、何かしらの変化は感じているようですが、どのように変わったのかがまだ語られていません。
新たな、神獣、目指すは神獣王の召喚でしたから、それが実現したとき、はじめて、イヴォナの目的は達成されるのに近づいた感じです。
古代魔法王国の神殿が崩れてしまいました。もっと色々調査すべきところが残っていたのでは無いでしょうか?
壊れてしまったのはちょっと残念です。
以前、アゼンタインも言っていました。遺跡の魔力は、現代の魔力と違う質だと。
その辺も本当は調べた方がよいと思います。
それに、イラノルの柱や神殿がなくなってしまったら、もう、あの一帯で、キリダンの実は収穫できないということになりませんかね?
それとも、イラノルの柱の力を手に入れたので、キリダンの実はもういらないということになるのでしょうか。
そういえば、 アゼンタインに、何故、キリダンの実の流通を止めてしまったのか?と尋ねたことがありました。
すると、アゼンタインは、ただ、必要なくなったから、とだけ答えたことがありました。
それは、レイチェル(母親)が死んで、自分は、無事に聖剣の持ち主に認められたから、キリダンの実を必要としなくなったという意味でしょうか?
まだまだ、謎が多いアゼンタインです。
今後の予想としては・・・。
ようやく、魔力上昇の効果のあるイラノルの柱の力を手に入れました。
人は、新しい力を手に入れると試さずにはいられない性質の生き物だと言われます。
イヴォナも例に漏れず、きっとどの程度、魔力が上昇しているかテストしてみることでしょう。
そして、もう、神獣王を呼ぶのに、自分の魔力が十分かどうかが、わかることでしょう。
おそらく、神獣王を呼び出すのに十分な魔力は得られたかもしれませんが、いくつかの条件があってそれをクリアしないと、お友達登録できないシステムかもしれません。
その条件をクリアすることを目的とし、次の話からは、お話が展開するかもしれません。
まとめ
今回は漫画『かりそめの公爵夫人』44話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
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