ルシア ネタバレ77話｜漫画｜警戒するダミアンに一生懸命真心を伝えるビビアン

誠実なビビアン

ダミアンがあまりにも落ち着いているので、ビビアンはダミアンに自分の気持を伝えることにしました。

子ども扱いせず、誠実に向き合おうとしたのです。

その一方でダミアンは困惑していました。

ビビアンの意図が読めないからです。

ルシア77話のネタバレ込みあらすじ

彼に生き写しの少年

庭園に佇むダミアン。

その横顔を見てビビアンは息を呑みました。

見れば見るほどヒューゴに生き写しです。

似ているところがあるどころか、生き写しなのです。

どうすればこんなに似るのかと不思議に思い、ビビアンはダミアンへ視線を注いでいました。

彼がいなくて寂しかったけれど、こんなにそっくりのダミアンがいるなら大丈夫かもしれないとビビアンは思います。

視線に気付いたダミアンがパッと顔を上げ、ビビアンは内心慌てました。

不躾に見すぎてしまったと反省しながら、寄宿学校についてダミアンに尋ねます。

今回は長期のお休みなのかと尋ねたビビアンをじっと見つめたあと、長期休みはないが外出は可能なのだとダミアンは答えました。

淡々とした口調もヒューゴと同じです。

公爵夫人に挨拶しておけと呼ばれたので来たとダミアンは表情を変えずに話しました。

公爵夫人という言葉にビビアンはピクッと反応します。

改めて公爵夫人と呼ばれたことで、とてつもない距離を感じたのでした。

高い壁があると感じて気後れするビビアンでしたが、よく考えてみれば突然お母さんと呼びかけられるのもちょっと不気味です。

ダミアンがお母様と言う姿も想像できませんでした。

それにしてもまだ8歳だというのにここまで落ち着いているなんて信じられません。

ビビアンはじっとダミアンを見つめ、ダミアンの正面に回って名前を呼びました。

少し驚いた様子でダミアンは顔を上げます。

ストレートな言葉に戸惑うダミアン

正直に言う、とビビアンは話を切り出しました。

今すぐダミアンのことを息子だと思うことはできないと伝えたのです。

予想外の言葉で、ダミアンは返事に詰まりました。

こうくるとは想像していませんでした。

あまりにもストレートな言葉にダミアンは困惑します。

あなたもそうでしょう？とビビアンはダミアンに尋ねます。

突然現れた女を母親だなんて思えないはずです。

ビビアンの言葉に、ダミアンは珍しくまごつきました。

どう答えるべきかと考え、一旦謝ってみることにします。

謝罪し、嫌な気持ちにさせてしまったかとダミアンは尋ねました。

ビビアンはそれを否定し、責めているわけではなくて当然だということだと伝えます。

出会ったばかりでお互いのことも知らないし、気まずいと思うのは当たり前のことなのだと話しました。

ダミアンにはビビアンの言いたいことが分かりません。

意図は何なんだと考えます。

その様子を見て、ビビアンはダミアンに警戒されていることに気付きました。

猫のようなあからさまな警戒の眼差しを愛おしく思うビビアンでしたが、さすがに可愛いと伝えたらもっと警戒されるに決まっています。

ビビアンは努めて平静を装いました。

咳払いすると、実は私たちは10歳しか歳が違わないのだとダミアンに教えます。

表情には出さないまま、改めて公爵夫人の若さに驚くダミアンです。

そうすると自分が10歳のときにあなたを産んだことになるとビビアンは険しい顔をして真剣に呟きました。

ということは、お父様は犯罪者？と呟くビビアンの言葉に、思わずダミアンは噴き出しそうになってしまいます。

笑うところだった、と慌てて顔を背けました。

ビビアンはその様子を見て微笑みます。

さらにビビアンがダミアンにかけた言葉とは…？

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