
漫画「公爵家のメイドに憑依しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。
イベリナはリアンドロと二人きりで過ごしているところをイレナ夫人に見られてしまいました。
リアンドロの手前、その場で叱責を受けることはありませんでしたが立場が更に悪くなることは必至です。
リアンドロは最近イベリナが以前のように楽しそうに接してくれないのを気にしていました。
イレナ夫人が帰ってから輪にかけて元気のないイベリナを見て、ついに何があったのかを問いただします。
そしてこの時はじめてイベリナが他のメイドたちやイレナ夫人から自分との関係について非難されたり、叱責されたりしていたことを知るのでした。
幼い頃から寝たきりで、社交界で過ごした経験のないリアンドロにとって、階級社会というのは馴染みの薄いものです。
だからたとえ平民だろうと、自分のために一生懸命尽くしてくれた人を好きになることの何がそんなに悪いことなのか理解できません。
翌朝、リアンドロは帝国の宮殿へと向かっていました。
父が亡くなったため、ベラビティ家の後継者として皇帝から正式に爵位を賜る日だったのです。
一方、結局遅くまでリアンドロと過ごしてしまったイベリナが持ち場へ向かおうとしていると、イレナ夫人に呼び止められます。
昨日の今日ですから叱責を受けることになるのでしょう。暗い気持ちでイレナ夫人についていくのでした。
今回は「公爵家のメイドに憑依しました」の38話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
公爵家のメイドに憑依しました【38話】の考察予想
公爵家のメイドに憑依しました【38話】ネタバレ込みあらすじ
皇帝に謁見するリアンドロ。
皇帝がリアンドロを直接見るのは前ベラビティ公爵の葬式以来でした。
呪いに苦しみ、やせ細った幼いリアンドロの姿を知っていた皇帝は、今や立派な青年となった彼の成長を労います。
と同時に死ぬまで続くと思われていた呪いがなぜ突然解けたのかをとても気にしていました。
リアンドロは相変わらず、奇跡としか言いようがないとだけ答え、イベリナの存在は全く話しませんでした。
父子揃って同じことを聞いてきましたが、たとえ皇帝や王子からの問であってもイべリナとの約束は破れません。
皇帝は話を切り上げ、本題に入ります。
立派に育ったリアンドロを正式にベラビティ家の後継者として認めるのでした。
証書と指輪を渡し、簡素な継承式が執り行われます。
リアンドロは皇帝への忠誠を誓い、これを以て皇家の一員として受け入れられました。
近々ディナーへ招待するという皇帝の言葉を謹んで受け、玉座の間を去っていきます。
リアンドロが去った後、皇帝は思案します。
14年前、皇帝は大司教が受けた神からのお告げを聞きました。
それは息子のディエゴが近々アンブロセティ王国の呪いに苛まれるというものでした。
それを回避する方法を模索する中で唯一見つかったのが、帝国内の貴族の後継者へ呪いを移してしまうことだったのです。
自分の息子可愛さと、自分の家の天下を終わらせないため、皇帝はベラビティ家の後継者へ呪いを移すことを決めました。
結果リアンドロは長年呪いに苦しむことになったのです。
皇帝はリアンドロが呪いから開放されることはなく、ベラビティ家は当代を持って落ちぶれると考えていました。
しかし目の前に現れたリアンドロは最近まで呪いで寝たきりだったとは思えないようなしっかりした振る舞いを見せてきました。
何か裏があるはずです。
皇帝はリアンドロが隠している解呪の秘密をいつか知るために、彼を注視することにしました。
一方、館ではイベリナがイレナ夫人と面談をしていました。
内容はもちろんリアンドロとのことです。
イレナ夫人はイベリナがなんとか誤解されないように動いていることは理解していました。
しかし同時にリアンドロがイベリナに向ける視線は決して従者に向けるものではなく、恋人へ向けるものだとも気づいていました。
イベリナがどう振る舞おうと、恋するリアンドロの気持ちを押し止めることはできないとわかっていたのです。
イレナ夫人からリアンドロの好意を聞いて、イベリナは苦しい気持ちになりました。
気づかないふりをして無邪気に振る舞っていましたが、彼女もリアンドロの気持ちはわかっていました。
イベリナの周りの人へ向ける嫉妬心や、イベリナを束縛しようとするところからリアンドロの好意は明らかだったのです。
そして自分自身もリアンドロに惹かれていることにも気づいていました。
エレオノラとリアンドロが幸せに過ごすところを側で仕えて眺めていたいと思う反面、リアンドロが今のように慕ってくれることがなくなることを思うと苦しくて切なくてたまらなかったのです。
イレナ夫人の言葉は厳しいものでした。
リアンドロはいつまでも子供ではなく、もう立派な男性で、イベリナが今までと同じように仕えることはできないというのです。
そしてイベリナへ推薦状を渡すのでした。
そこにはイベリナが屋敷で経験してきた仕事が全て記されています。
これがあればイベリナが他の館へ勤める際に採用してもらいやすくなります。
この推薦状は事実上イベリナへの解雇通知だったのです。
公爵家のメイドに憑依しました38話の感想&次回39話の考察予想
リアンドロの呪いの原因となった皇帝は、彼をとても訝しんでいるようでしたね。
これから振る舞いによっては窮地に立たされることになりそうです。
もしかしてリアンドロが反乱を起こすことになるのって、エレオノラを巡ってのことじゃなかったのでしょうか。
リアンドロが呪いの秘密に気づいてしまったら・・・、皇帝がイべリナの存在に気づいてしまったら・・・。
争いの種になりそうなものがそこかしこに散らばっていますね。
一方イベリナはついにイレナ夫人から屋敷を出るよう示唆されてしまいました。
リアンドロがイベリナに恋をしていたら、どんなにイベリナが気をつけようと関係ありません。
近くにいるだけでリアンドロの恋心はどんどん燃え上がってしまいます。
公爵家の品位を保つためにはイベリナを遠ざける必要があるのです。
リアンドロに恋してしまっていることを確信したイベリナにとってこの通告は辛いことこの上ないでしょう。
果たして解雇を避けることは出来るのでしょうか。
そして階級を超えたこの恋は成就するのでしょうか。
まとめ
今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』38話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。