
漫画「異次元傭兵」は原作GMHO先生、漫画BALLO先生の作品です。
同調率を50%まで上げてIMミッションに挑むことになった哲平。
報酬率もアップする代わりに、リスクも増える危険なミッションです。
タマナビの社長は、リスクについて哲平にあいまいなことしか伝えていませんでした。
そのことを非難する秘書に、「ここでダメになるようならどうせ長続きしない」と冷たく突き放します。
それに、この提案をしてきたのは彪雅と呼ばれる謎の男なのでした。
今回は「異次元傭兵」の29話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
異次元傭兵【29話】の考察予想
キャラクターの負傷は哲平の負傷に!
ミッションを連続クリアしたとはいえ、哲平はまだレベル3の初心者傭兵。
本来、同調率の上限は30%です。
しかし、初心者保護をはずし同調率を50%に上げると、警告表示が現れ・・・。
ストロボンの絶望と激しい怒りの感情が・・・
今度の依頼人は暗殺者ストロボン。
転送された直後、今までに感じたことのない強烈な感覚に襲われた哲平。
ストロボンの絶望と激しい怒りが哲平に流れ込み、人格まで変わってしまうような気がするのでした。
異次元傭兵【29話】ネタバレあらすじ
IMミッションを請け負うことになった哲平。
報酬の支給率を上げるために同調率を50%まで上げることに同意しますが、負傷時の痛みに耐えるくらいだと軽く考えています。
ところが、実際はレベル3の哲平の限界は30%まで。
初心者保護を解除しリスクオプションを49%にまで上げた時、警告表示が現れます。
異次元での負傷はそのまま哲平の負傷となるのです。
「永久的損傷にお気をつけください」と赤文字で忠告が出ているのでした。
転送された直後、哲平を今まで味わったことのない感覚が全身を襲います。
息苦しく、身体全体がガクガク震え、立っているのもしんどくて膝を落とす哲平。
身体の内側が真っ黒に焦げていくような絶望と怒り。
依頼人の感情が一気に哲平に流れ込んできました。
その瞬間、強烈な映像が頭の中に浮かびます。
依頼人のストロボンは暗殺者でした。
家族には商団の護衛をしていると嘘をついていますが、妹のエルシーは怪しんでいます。
その時の依頼のターゲットはポエニー子爵令嬢。
少々厄介な案件だというエージェントですが、ストロボンはトップクラスの暗殺者。
その名の通り、無事任務を果たします。
その後、家に戻ったストロボンに悲劇が襲い掛かります。
両親が無残に殺されていて、自分のせいだと自責の念に苛まされたエルシーは、ストロボンの目の前で投身自殺を図るのでした。
ダメな妹でごめん、と言う言葉を残して身を投じるエルシーを、止めることができなかったストロボンは絶望と激しい怒りを感じます。
この手で殺してやる!
バラバラに引き裂いてやる!
と、ストロボンは復讐を誓いますが、失敗してしまいます。
復讐の相手が誰なのかも、どのくらいの数なのかもわからない。
その相手を破滅へと導くためにストロボンは魂を売ったのです。
ストロボンの激しい憎悪が身体の隅々まで、魂にまで刻まれて、哲平は震えが止まりません。
そして、だんだんと殺意がこみ上げてくるのを感じる哲平。
本当に俺なのか?
別人になった気分だ、と哲平は感じているのでした。
異次元傭兵29話の感想&次回30話の考察予想
今回の依頼人ストロボンもまた、哲平と似た家庭環境です。
両親と妹の4人家族。
同調率を上げることによって、依頼人の感情が今までとは比べようにならないくらい強烈に感じるようになったみたいですね。
それは憎悪と殺意ですから、受ける哲平も精神的なダメージはかなり大きいはずです。
哲平の強みは、冷静な判断力と話術ですから、激しい感情に飲み込まれてしまうのは不都合なことが多いのでは?
依頼人の職業が暗殺者、というのも気になります。
哲平は過去のミッションで人を殺めたこともありますが、あくまで自己防衛のためです。
このミッションには、人を殺すことも含まれているとしたら、哲平はクリアできるのでしょうか。
そもそも、依頼内容が復讐をするということだから、血なまぐさい結果になる予想はつきます。
そして、殺すことがクリア条件だとしたら、それを避けるとクリアできないわけです。
今回のミッションでは、哲平の負うリスクも増えています。
今度こそ、失敗してしまうのか!?
タマナビの社長が、クリアしてもしなくても・・・と言った言葉も気になりますし。
まとめ
今回は漫画『異次元傭兵』29話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。