お父さん、私この結婚イヤです！ネタバレ8話【漫画】最高の作品を求めて！イアン・ピョードルへの製作依頼

ジュベリアンは自分の記憶を頼りに、後に帝国最高の匠となる男を訪ねます。

今後大きな存在となる彼が無名のうちに、人脈を作れたら大きいと判断したのです。

また、青く輝くシンプルで美しいカフスボタンを見つけました。

ペンダントと一緒に渡したいと思い、レジスへと購入します。

しかし、それをある男に見られていて…？

お父さん、私この結婚イヤです！8話のネタバレ込みあらすじ

贈り物にも手を抜けない！匠の品を求めるジュベリアン

ジュベリアンは何もかも面倒になっていました。

ローズが舞い上がっているので、平凡な誕生日プレゼントを渡すわけにはいきません。

しっかりと選んで買いたいのですが、買い物へ行くといっただけでレジスが護衛の騎士をつけるよう命じました。

しかもその護衛の騎士は1人や2人ではなく、なんと12人もいるのです。

騎士団を引き連れて歩いているかのようで、街中を歩くだけで注目の的になってしまい、ジュベリアンは疲れ切ってしまいました。

ただひっそりと生きていきたいと願っているジュベリアンですが、今のところその願いが叶う気配はありません。

騎士たちを連れて辿り着いたのは、ボロボロの小さな小屋のような店でした。

騎士の一人であるジュベリアンの従弟の兄、ゼラルディンはジュベリアンに本当にこの店で間違いないのか念を押して確認します。

すぐ隣に大きくてキレイな工房があるにもかかわらず、ジュベリアンは迷わずにその店へ入っていきました。

騎士たちは内心ジュベリアンの好みがおかしいのではないかと疑っていますが、決して口には出しません。

店の中に入ると、店の奥には落ち込んだ様子の男が一人椅子に腰掛けています。

ジュベリアンが店に入ってきたことに気付いていますが、何も言う前から断られてしまいました。

それを聞いた騎士はジュベリアンに退室を促しますが、ジュベリアンは気にせず男に歩み寄ります。

天使のような微笑みを浮かべて彼に語りかけました。

その姿はあまりに神々しく、目の当たりにした男はしばし言葉を失います。

イアン・ピョードルというその男は、後に帝国最高の匠となります。

しかし彼は現在、家業を継いだプレッシャーからスランプに陥っていたのです。

ジュベリアンの言葉を聞いたイアン・ピョードルの目から涙が流れました。

まだ無名だからこそ、ジュベリアンはこの機を逃すまいと狙っていました。

ジュベリアンの言葉によって、イアンの目に光が灯ります。

イアンは涙を拭き、前向きな姿勢を見せました。

ジュベリアンは安心して微笑み、頷きました。

カフスボタンを贈る相手は？

その頃公爵邸では、ジュベリアンのお見合いリストをレジスがチェックしていました。

レジスはそのリストの中に「マクスミリアン」という名を見つけます。

その名をペンで丸く囲って印を付け、執事にこの名前を抜いておくようにと告げました。

そこへ皇帝からすぐに入宮するようにとの伝令が入ります。

一方、イアンへ制作依頼を済ませたジュベリアンは、自分の買い物をしようかと思い立ちます。

前回街へ来た時にはレジスに気を遣うばかりで、ほとんど何も見ることができなかったからです。

もちろん今も騎士たちを引き連れている分気を遣ってはいますが、レジスがいるのといないのとでは大違いです。

立ち寄った店で、ジュベリアンは青いダイヤのカフスボタンに目を奪われました。

シンプルながら美しいデザインで、レジスの青い瞳にぴったりで似合いそうだと想像します。

このカフスボタンと一緒に、先日返しそびれたペンダントを一緒に渡せばいいと思ったのでした。

なかなか返すタイミングがありませんでしたが、プレゼントと一緒なら怒られることもないでしょう。

そう判断したジュベリアンは、店主にカフスボタンを買うことを告げました。

そこへ一人の男がジュベリアンに声を掛けます。

ミハイルの従弟であるラジアン・ドロイルでした。

ラジアンは噂好きで、社交界ではゴシップのトップとして有名です。

ジュベリアンはそっけなく返事をしますが、内心穏やかではありません。

ジュベリアンの思いを無視して絡み続けるラジアン。

彼の狙いは一体何でしょうか？