異世界剣王生存記 ネタバレ88話/ピッコマ｜貴公子、世界樹の根に取り込まれる？！母体を操るのは、第2王子？！

光輝は、キビエを気にします。

それはキビエが、口移しでオーラを流し込んで寄生虫を焼き殺した処置がファーストスキと感じていたからでした。

キビエは対処したと思っていますが、光輝は女性との関りが皆無だったので女性として意識してしまいます。

キビエは貴公子の元へと急ぎますが、既に世界樹の根に取り込まれ初めていました。

急いで貴公子を助けますが、貴公子の片目の精気は吸い取られて見えなくなっていたのです。

その頃、アーティスたちを誘い出した第2皇太子は世界樹の根の先端に近い場所までやって来ていました。

そこには精気を吸い尽くされた死体が、根に取り付かれてあちらこちらに・・。

その世界樹の根は、感染していて通常の働きをしない母体だけの支配下にありました。

その精気は根を伝わって、1ヶ所に溜まり血の石となり大きな血の塊となり母体の宿り場所となっていたのです。

その中から母体が現れて、第2皇太子を始末しようとしますが踏みとどまります。

母体には第2皇太子を始末できない理由がありました。

第2皇太子は、母体に殺人欲求を押さえて人間の姿に変えると言う魔法をかけていたからです。

皇太子を始末してしまうとその魔法は消えて、ただのダンジョンモンスターに戻るのがイヤだった・・。

しかし、母体と皇太子はこの村の状態がエルフ王国に知れるのが怖いようでした。

母体は、キビエと光輝が自分を捨ててしまったことを悔しいとアーティスに話すと・・。

自分がその恨みを晴らしますと自ら進んで申し出ます。

アーティスの寄生虫は、何時になったら死滅するのでしょう・・。

異世界剣王生存記88話のネタバレ込みあらすじ

世界樹の屋敷では・・

洗脳から解けた光輝が、意味あり気にキビエを見つめていました。

それは、光輝に宿っている寄生虫を退治する為に、口から直接オーラを注入したことをキスだと勘違いしてからです。

キスの経験がない光輝にとっては、それが人工呼吸でもキスには違いがなくてキビエを意識して・・。

「さっきのキス？いや・・。なんだ？元に戻してくれて、ありがとな。」と少し照れながらキビエに礼を言う光輝。

しかし、キビエは気にする様子はありません。

「気を抜かないでください。女モンスターが生き返る可能性は高いですから・・。」と人工呼吸は、仕方なく行ったとキビエが話します。

地下牢に進むと、世界樹の根に取り込まれようとしているラオンデルの姿が目に飛び込んで来ました。

「無事か？キビエ・・。」と息も絶え絶えのラオンデル。

急いで、光輝とキビエがラオンデルを救出しますが・・、かなり弱っているラオンデルでした。

事件の真相・・

今回の事件は、世界樹からの信号を洗脳された人々が影響を受けて操作されていたようです。

その信号を操るモンスターは、まだ世界樹の根に居ると考えられました。

村人たちを助けるためには、モンスターの大元を始末して世界樹を元の状態にする必要があったのです。

これはラオンデルが、世界樹に取り込まれた時に樹からの声によるものでした。

しかし、ここで問題が発生します。

世界樹を元の状態にするにはラオンデルが、世界樹に触れることが必須条件となるのですが・・。

キビエは、ラオンデルの同行を強く拒否します。

キビエは「足手まといです。」と厳しく言い放ちます。

世界樹に取り込まれた時にラオンデルは、片方の目の視力を奪われていたからでした。

キビエは世界樹に取り込まれる危険性が高くて、ラオンデルの身を案じてのことだったのです。

落ち込むラオンデル・・。

光輝はラオンデルを肩車すると「バルタラ族は3才になると、戦うことを始める。」と世界樹の根に導てくれる強い味方だと走り出します。

第2王子たちは・・

一方、アーティスとエピルを誘き出した第2王子は地底深く進んでいました。

いたる所に世界樹の根に取り込まれた屍があり、それらは根によって精気を取り込まれているようで・・。

第2王子は「感染している根は、精気を吸収して赤いパワーの実をつけて血の石になります。」とこの現象は、全て女モンスター為だけの物だと説明しました。

すると中央にあった、巨大な血石から女モンスターが現れて・・。

「よくも・・。せっかく家庭を持てたと思ったのに・・、奪ったわね・・。」と今にも溶けてしまいそうな女モンスターが、現れます。

第2王子は女モンスターの様子を見て、キビエが光輝を覚醒することに成功したと気付くのでした。

「何か、あったのか？」

女モンスターは「キビエが、正気だと気がついていたのだろ？」と詰め寄られますが、シラを貫く第2王子。

女モンスターは、第2王子の言うことを信じません。

第2王子を殺そうとしますが、女モンスターは第2王子を殺すことはできなかったのです。

それは、第2王子が女モンスターにある呪文をかけていたからでした。

その呪文とは無作為に人を殺してしまうことを禁じると言うもので、第2王子を殺してしまうと呪文は消えてしまい元のモンスターの姿に元ってしまうと言うものだったのです。

女モンスターは悔しそうに背を向けると、今の村の状態が世間にバレてしまうことを食い止める必要があると話します。

「妻を差し置いて他の女性に心を奪われて、彼女を選んだのよ・・。許せると思う・・？」と女モンスターが、話すと・・。

自分が、光輝を片付けると洗脳されたアーティスが不敵な笑顔で話しました。