
漫画「公爵家のメイドに憑依しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。
自分の部屋に連れ出したイベリナへ、以前言っていた旅行に行こうと言い出すリアンドロ。しかしイベリナはこれ以上リアンドロと親密なところを周りに見られれば屋敷にいられなくなってしまうと思い、歯切れの悪い返答をします。
それでも引かないリアンドロの言葉を断りきれず、結局梅雨が開けてから考えるという結論に落ち着きました。
その2週間後、梅雨は明けましたがリアンドロは正式な爵位継承のための準備で忙しく旅行どころではなくなってしまいます。
イベリナは近々公爵になるリアンドロが、もう自分を旅行に誘うことなどないだろうと安堵しました。
しかしその表情はとても残念そうでした。本当はイベリナもリアンドロへ恋愛感情を持っていたのかもしれません。
そんな中、イベリナはお腹を壊した調理担当の使用人の代わりに、キッチンで働くことになります。
周りの他のメイドもおらず、ここなら噂に心を悩ますこともありません。
なるべくここで働かせてもらうようにすれば、屋敷で働き続けることも苦痛ではないかもしれない。
そんな考え事をしながらじゃがいもの皮を向いていると、誤って手を切ってしまいます。
今回は「公爵家のメイドに憑依しました」の36話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
公爵家のメイドに憑依しましたの【36話】の考察予想
呪いに苦しんでいたときからのリアンドロの悲願であったイベリナとの旅行は残念ながら果たされずに終わりました。
正式に公爵ともなれば、自由に身動きなど取れなくなることでしょう。
幼少期からリアンドロには自由に遊び回れる時間もなかったのもあり、私としてはとても不憫に感じます。
前回のラストで唐突に入ったモノローグによれば、イベリナは屋敷を追い出されることになってしまうようです。
エレオノラとの再会、ディエゴとの決闘、帝国への蜂起、処刑とまだまだリアンドロのイベントが残っている中、イベリナが退場させられたら物語は一体どうなってしまうのでしょうか。
もしかして一度真紀に戻り、今度は別キャラでリアンドロの人生を変えていく的なループ展開になったりするのでしょうか。
公爵家のメイドに憑依しました【36話】ネタバレあらすじ
指を切ってしまっては、食べ物に血がついてしまいますからこれ以上キッチンでの仕事はできません。
シェフはイベリナの身を案じて、部屋で少し休んでいるように言います。
部屋に戻っていくイベリナ。
この失敗でまたイレナ夫人や他のメイドたちから非難をされることになると思うと気が重くなります。
しかしここ最近心配事が多く、ぐっすり眠ることが出来ていなかったので、これは体を休めるいい機会だと考えて眠ることにします。
しばらく経ちすっかり日が暮れて夜になった頃、部屋で自分の名前を呼ぶ声を聞いたイベリナは目を覚ましました。
そこには仲間のメイドが立っており、リアンドロが呼んでいるから彼のところへいくように言われます。
彼がイベリナを呼ぶ時に鳴らすベルがずっと鳴り響いていることにも気が付きました。
しかしイベリナは正直リアンドロの元へは行きたくありませんでした。
リアンドロとの時間を過ごせば過ごすほど周りからの噂話に晒されることになるのです。
できれば他のメイドに言ってもらえないかと尋ねますが、はっきり言って愚問です。
リアンドロはイベリナが来るまでは他のどのメイドがやって来ようと無視をしてベルを鳴らし続けるのですから。
仕方なくイベリナはリアンドロの元へいくことにしました。
部屋にやってきたイベリナを優しい笑顔で迎えたリアンドロでしたが、彼女の指に巻かれた包帯を見て血相を変えます。
怪我をしたのか!何があったんだ!と彼女に飛びつき、怪我をした手をとります。
イベリナは何でもない怪我だと答えるのですが、リアンドロはなおも心配をやめません。
その上、キッチンにイベリナを配置したイレナ夫人へも怒りを顕にし始めます。
そして指に巻かれた包帯を取り、迷わず彼女の怪我を舐め始めたのです。
これにはイベリナも驚愕し、すぐに手を引っ込めます。
何をしてるかわかっているの!と興奮状態のイベリナ。
リアンドロは、イベリナも自分が呪いでたくさんの傷跡があるときでも全く構わず触れてくれたではないかと返します。
自分のことを本気で心配する表情を浮かべるリアンドロを見て、思わずイベリナの心臓はドキドキです。
リアンドロ相手に恋心など抱いてはいけないことを思い出し、なんとか気持ちを落ち着けようとしますが、顔が真っ赤になっていくのは抑えきれません。
リアンドロはイベリナをソファに座らせると、彼女の前でひざまずき傷に軟膏を塗り始めます。
これでは主従の関係が完全に逆転してしまっていますが、リアンドロはそんなことは全く気にしていませんでした。
イベリナはリアンドロが自分のことをこれ程心配してくれるのを見て、他人の噂や評価に気を取られて、自分が彼のことを考えていなかったことに気づきます。
そしてこれからは二人きりのときには以前と変わらず、正直にリアンドロと向き合ってもいいかなと思いました。
リアンドロは指の傷だけでなく、イベリナの手に残された呪いの傷跡にも軟膏を塗り始めます。
イベリナがもう治ってるからとそれを止めると、リアンドロは自分が塗れば跡も消えるかもしれないだろうと譲りません。
イベリナにはこの傷跡が消えないことはわかっていました。
本来であればリアンドロの呪いを解いた際にエレオノラの手に残るはずだった傷跡。
小説ではリアンドロの死後も残り続け、エレオノラがふと手のひらを見る時、いつも彼のことを思い出していたのです。
その傷跡はイベリナにとっては恥ずかしいものではありませんでした。
寧ろ呪いに苦しんでいた大切な人を救うことができた証として誇りにすら思っていたのです。
傷跡を見つめ、必ずこの埋め合わせはするとつぶやくリアンドロ。
イベリナは湖近くのお城でもくれるんですか?などとからかいます。
茶化すようなイベリナの態度に、リアンドロはむくれながら本当にそんなことで満足するのか?と答えました。
本当はリアンドロはもっと大きな埋め合わせを考えており、それを言いかけますが、唐突にノックの音が響きます。
イレナ夫人がリアンドロの部屋へとやって来たのです。
部屋に入ってきたイレナ夫人はイベリナの姿を見て絶句します。
あれほど身の程をわきまえろと言っておいたのに、この夜遅くにイべリナはリアンドロと二人きりで部屋にいたのです。
イベリナの方もリアンドロと一緒にいるところをイレナ夫人に見られて動揺します。
すぐに部屋を立ち去ろうとしますが、リアンドロに手を掴まれて止められてしまいました。
リアンドロは決然とした顔で、イベリナにもう一度ソファへ座るように命じるのです。
公爵家のメイドに憑依しました36話の感想&次回37話の考察予想
イレナ夫人にリアンドロと部屋で過ごしているところを見られてしまったイベリナ。
これがきっかけで屋敷を追い出されることになるのでしょうか。
しかしイベリナを引き止めたリアンドロの表情には戸惑いや焦りが一切ありませんでした。
なにか考えがあるのかもしれません。
そもそもなぜイレナ夫人は突然リアンドロの部屋に訪れたのでしょうか。
イベリナを見て驚いている様子から彼女を連れて行こうとしたわけではなさそうです。
三者揃ってしまったこの修羅場。
一体どのような決着がつくのでしょうか。
まとめ
今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』36話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。