暴君には悪女がお似合い ネタバレ63話｜セシルとエスティアン、本当の家族に!やさぐれる聖女の前にケインが!?

エスティアンが助かったと知ってセシルは胸を撫で下ろします。

すっかり落ち着いた感じのエスティアンは、セシルを心から愛おしそうに見つめました。

セシルは本当の意味で家族ができたと安堵します。

その頃、しばらく鳴りを潜めていた聖女は…?

暴君には悪女がお似合い63話のネタバレ込みあらすじ

夢じゃないと聞いて、セシルはあの恐怖体験は現実だったと悟ります。

同時に、目の前にエスティアンがいるということは助かったと…?

セシルはよかったですと言ってエスティアンの頬に手を伸ばしました。

その時視界に入ったのは…。

宙吊りにされているリハルトたち!

偽セシルの暴挙

何があったのかとセシルが訊ねました。

あれのせいだとエスティアンが促す方を見ると、セシルの偽人形が高笑いをしています。

美しい少年を連れてらっしゃい!宝石をもっと持ってきなさいと贅沢悪女ぶりを遺憾なく発揮している偽セシル。

代役を努めていた魔法人形だと聞いて驚愕しました。

セシルが居ない間に魔法人形がやらかしたことは、美少年集めに宝石集め、皇后宮の庭の改装に留まらず、食事メニューを超豪華にして血相を変えた料理人を監獄に閉じ込めるという暴挙まで!

魔法人形を作り出したリハルトは、皇后は悪女として売ってるんだから仕方ないだろうと開きまおります。

偽セシルもそうですわ!と言ってエスティアンに甘えた声を出して抱きつきました。

エスティアンの顔色が変わったのは言うまでもありません。

早々にリハルトが魔法で破棄しました。

本当の家族ができた!

エスティアンが皆を追い出し二人になりました。

セシルが偽セシルがやらかしたリストを見てため息をつきます。

そんなセシルにエスティアンは休むように言いました。

何があったか確認しておかないといけないと言うセシルに甘いキスをすると、体の方が大事だと囁くエスティアン。

セシルが陛下こそ大丈夫なのかと訊ねました。

エスティアンはクスッと笑って、それは俺が君に聞きたいと言います。

セシルは本当はまだ怖いと言って涙ぐみました。

その手は小刻みに震えています。

エスティアンは、セシルはどうしてあんな勇敢なことができたのか不思議に思いました。

こんなに怯えているのに…。

エスティアンがセシルの涙を拭うと、その手をとってこの温もりでわかったのだとセシルが言いました。

あのとき、どうして逃げなかったのかと問うエスティアン。

セシルが死んでしまうのじゃないかと不安で一杯だったのです。

セシルの胸に顔を埋めるエスティアンに、慰めるように笑ったセシルは言いました。

またあの状況になっても同じことをすると。

だって陛下のことを気に入ったからと。

それは以前エスティアンがセシルに言った言葉でした。

陛下、と呼ぶセシルに、名前で呼んでくれと言うエスティアン。

セシルは笑顔で「エスティアン」と呼びました。

ケインと再会した聖女

一方、作者が憑依した聖女は、一人バーでやさぐれていました。

セシルがエスティアンを救ったことを知って、自分が書いた内容と全然違うとショックを受けています。

それじゃ私はどうなるの?私が主人公のはずじゃなかったのかと落ち込んでいました。

でも、もうエスティアンを手に入れるのは希望がなさそう…。

こうなったら脇役のケインでいいから…とつぶやいていると、なんとそこに当のケインが現れました。