漫画「公爵夫人の50のお茶レシピ」は原作Lee Jiha先生、漫画Ant Studio先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「公爵夫人の50のお茶レシピ」86話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
公爵夫人の50のお茶レシピ86話の注目ポイント&考察予想
クロエの指摘と説明にすっかり関心した皇帝は、お茶の構成と茶菓子を選んで欲しいとう言いました。
使節団の代表は、最初こそ相容れない文化を持つ帝国をバカにしていましたが、お茶のもてなしにおおいに感心します。
大成功に終わりますが、温からの要請は意外なものでした。
公爵夫人の50のお茶レシピ86話のネタバレ込みあらすじ
皇帝はお茶の葉には問題がないと言います。
目録を見たクロエはあることに気付きました。
そこで、なぜこのような構成になったのか訊ねると…。
クロエのアドバイス
皇帝は、クロエが納品している茶葉のうち最高級品をいくつか選び、その中でもより高級なものが後に来るように配置し、最後に口直しとしてさっぱりした緑茶を選んだと言いました。
クロエは、一般的なコース料理と同じように考えたのが失敗の元だとすぐに気付きます。
クロエは、お茶自体には問題はなくて、出す順番に問題があると言いました。
お茶を出す順番は、酸化度を考慮しなければいけないことを説明し、より酸化度の低いお茶から出す必要があると述べるクロエ。
全く酸化させていないのが緑茶、中間がウーロン茶、完全に酸化させたのが紅茶なので、リストにあるお茶を出す最適な順番を説明しました。
そして、お茶菓子についてもそれぞれのお茶に合ったものを出したほうが良いと添えると、皇帝はクロエに選んでくれと言います。
もちろんクロエは快諾しました。
お茶のもてなしに感心する使節団
温の使節団がやってきました。
帝国民は使節団の風貌と服装を見て声を潜めて訝しみます。
自分たちとまったく異質に感じるからでした。
使節団の方も、そんな彼らを西洋の野蛮人と思っています。
皇宮に着いても、その豪奢さを人と財力に物を言わせてゴテゴテと飾り立てていると思う始末。
晩餐の料理も口には合わない様子…。
食事が終わり、使節団が引き上げようとすると食後のお茶が運ばれてきました。
お茶菓子も添えられていることにまず驚きます。
最初に注がれたのは最高級の緑茶でした。
皇帝が、温からの客人のために準備した白豪銀針だと説明すると、使節団はさらに目を見張ります。
白豪銀針は温でもめったにお目にかかれない貴重なお茶。
酸化度に合わせて風味を損なうこと無く順番に出されるお茶にも感心しました。
それだけではなく、お茶菓子との組み合わせも完璧です。
クロエの言っていたように、温では酒と煙草と茶に精通しない人間を信用しません。
使節団はこれほどの目利きが西洋にいることに驚き、まさに信用に値すると満足そうな笑みを浮かべます。
自分こそ、偏見に囚われていたと認め、皇帝に心からの感謝を伝えました。
温の使節団の要請とは
アルフォンスから使節団のもてなしが大成功だったと聞いて、クロエも大喜び。
お茶を満足してもらえたことはもちろん、今までにないほど和やかな雰囲気だったということが嬉しかったのです。
クロエがこれを機に温と良い対話ができるようになればいいですねと言うと、温からの要請が意外なものだったと言うアルフォンス。
それはアヘンの密輸を取り締まって欲しいというものだったのです。
温では、帝国からのアヘンの密輸によって中毒者が急増していました。
そのことで政務会議が開かれたのですが、ほとんどの貴族が中立を宣言した中、密輸を取り締まるべきではないと強弁に主張する人物がいたのです。
経済的利益が理由でした。
クロエはアヘンの密輸は非倫理的な行為だと悲痛な顔をします。
懐を潤す帝国人の裏側で中毒と社会問題で苦しんでいる温の人々を思うとやるせなくなるクロエ。
アヘンの取締に反対しているのは誰なのかと訊ねました。
その人物は、ロネフェルト侯爵とアーサー…!
公爵夫人の50のお茶レシピ86話の感想&次回87話の考察予想
今回もクロエは大活躍でした。
確かに、料理の場合はメインは後ろの方にきますからね。
緑茶文化の日本では、良いお茶は最初に出すことは常識だけど馴染みがなければ仕方ないかもしれません。
それにしても、ここでアヘン密輸が出てくるとは!?
お茶好きの公爵夫人から有能なビジネスマンへ、さつまいもの件では経済も動かし今度は政治!?
今回もクロエの活躍が見られそうで楽しみです。
まとめ
今回は漫画『公爵夫人の50のお茶レシピ』86話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
ざっとストーリーをまとめると・・。
- クロエは目録を見て、お茶の味が変わったと感じる理由は出す順番だと気付き皇帝に説明する。お茶菓子もお茶に合わせるべきだとアドバイスすると、クロエに選んで欲しいと言う皇帝。クロエは快諾する。
- 温の使節団はお茶のもてなしに満足して和やかな会談となるが、温からの要請はアヘン密輸を取り締まって欲しいというものだった。
- 政務会議で、密輸取締に強弁に反対していたのはロネフェルト侯爵とアーサーだった。