悪女のペット19話ネタバレ(ピッコマ)令嬢たちの暗黙のルール、そしてシャシャの姿を見てナスカは何を思うのか?

漫画「悪女のペット」は原作Seobo先生、漫画harnenn先生の作品です。

今回は「悪女のペット」の19話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。

 

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悪女のペットの【19話】の考察予想

ゴジさん
悪女のペット【19話】の考察予想や、見どころについてと後半はネタバレ確定がありますのでネタバレが知りたい方はこちらをクリックして飛ばしてくださいね。

原作を知るが故の苦悩!?愛読書の脇役令嬢に憑依した主人公が前向きに頑張っています!

ある日、交通事故にあってしまった主人公は自分が愛読書の「アトランタの恋人」という本の脇役令嬢シャシャ・タルトに憑依してしまいました。

しかし、タルト家は下流の貴族のため、貴族社会で生き残るためには秀でた物がないと難しいと悟ったシャシャは、現代社会での経験を活かし、令嬢たちのお気に入りになるように行動するのです。

 

令嬢たちの喜ぶ言葉を伝え、可愛らしく振舞う様子にすっかり「お偉方のペット」と呼ばれるような立場になれたのです。

様々な令嬢の辛い思いをも受け止めるシャシャですが、出来ればヒロインの味方になろうと考えていました。

 

しかし、宮殿でのパーティーで初めて悪役令嬢レベッカと出会い、あまりの美しさに惹かれ、更にパーティーでも様々な令嬢に声を掛ける軽薄な皇太子ヨハネスに嫌悪感をも抱いてしまいます。

非業の最期を遂げるレベッカとは距離を置こうと考えていたのですが、レベッカの一途な思いや皇太子の婚約者というプレッシャーに苦しむ様子に耐え切れず、彼女の未来を変えようと心に誓ったのでした。

 

2年後、シャシャはレベッカの願いによりアルチェン家にて居候をしていました。

レベッカは思いをシャシャにぶつけ、シャシャの優しく的確な言葉に慰められ、今はヨハネスと口喧嘩をするほど気持ちも安定するようになっていきました。

更にはシャシャの何気ない「騎士ってかっこいい」という言葉に影響されてか、剣術さえも習い始めたレベッカはそれによりストレスも相当解消されているのでしょう。

レベッカの変わりようは、ヨハネスの側近でもあるアース・クラインも良い傾向だと認め、シャシャの本来の力も評価している様子でした。

シャシャともレベッカが変わったのはシャシャのせいだとヨハネスが怒っているので今は大人しくしなさいとアドバイスまでくれるような仲を築けているようです。

 

しかし、タイミングが良いのか悪いのか、シャシャは宮殿のパーティーに誘われるのです。

そのパーティーには原作でもとても人気があった第二皇子ペインが帰還すると聞き、シャシャは参加することに決めました。

そして当日、そのパーティーにヒロインリリスが登場することを思い出します。

原作で皇太子がヒロインに惹かれる場面のはずで、ヒロインはどこだろうと探しますが、見つけたヒロインはシャシャが知るヒロインとは真逆の、悪女のような女性だったのです。

真っ赤なドレスを纏い、令息たちをあしらう様子は原作の天使のような可憐なイメージとは違い過ぎて動揺する中、パーティーで起こる出来事さえも原作とは違いシャシャは更に混乱してしまうのです。

皇太子ヨハネスはレベッカを振り向かせることに夢中でリリスには見向きもせず、リリスもペインとばかり会話をしていました。

そして、シャシャは本来皇太子に忠実であったはずのアースの心の葛藤、皇太子や皇室への憎しみの感情を受け止め、慰めるという出来事も起こります。

 

あまりにも原作と違うリリスの様子に、シャシャはパーティーからの帰宅中に考えを纏めることにしました。

主軸の皇太子とヒロインの恋愛要素の無さ、そして、アースの思い、更に彼女が一番危惧していること。

それは、今後登場するドラゴンもヒロインに惹かれるとは考えられなくなっている、ということでした。

ドラゴンはヒロインへの友情の証として国を守護するという展開になるのですが、あのヒロインと友情を結べるのかも疑問、となると、国の存亡の危機にもなりえる、という大きな問題に発展してしまいそうで恐ろしくなってしまいました。

震えを抑えるためにグッと親指を噛みしめたシャシャの手をそっと外したのは、馬車に同乗していたレベッカでした。

本当に心配そうにシャシャを見つめ、慰めてくれるレベッカを感じて、シャシャは少しずつ気持ちが安定していきます。

自分の願いはレベッカの未来を変えること、その為に行動すると再度決意するのでした。

 

後日、シャシャは早速リリスと約束を取り付け、彼女が指定したレストランに出むきます。

自分の好物が一切ないタイプのレストランにがっかりしつつリリスを観察しても、パーティーの際とはまた違う、普通の令嬢で、可憐で純粋そうなリリスにまたギャップに悩まされますが、それでも原作のリリスとは違うと感じます。

レストランを出た際に、愛読書である本のタイトル「アトランタの恋人」を知っていますか、と勇気を出して問いかけたところ、リリスは原作という意味か、と返し、顏を青ざめさせて去ってしまいました。

 

シャシャは、リリスも憑依者なのだと考え、今後の相談が出来たらと思ってもいたのですが、予想外の展開に唖然と彼女を見送るしかありませんでした。

そんなシャシャに声を掛けたのはアース。

偶然居合わせた彼はシャシャが好みじゃなさそうなレストランの前に佇んでいることを訝しみますが、お肉とデザートをシャシャに強請られて売店で買うことになりました。

お肉を頬張りながらリリスと会っていたことを告げると、あっさり彼女の情報をくれるアースに驚きつつも彼がアカデミー時代はとても優秀で嫉妬されて大変だったという過去も思い出します。

そんな時、アースに腕を引かれたと思った瞬間、背後を暴走する馬車が駆け抜けていきました。

更にその馬車の前に佇む少年を見てハッとするシャシャ。

あっという間に馬車を跳ねのけた少年は、以前よりシャシャの悩みの種だったドラゴン、その人だったからです。

 

ホワイトドラゴンのナスカは人間界のルールに疎く、原作では天然扱いになっていましたが、実際は畏怖と崇拝の象徴のドラゴン。

彼を何とかアルチェン家に引き入れ、レベッカの味方になってもらおうとシャシャはある事を思いつくのです。

ナスカがリリスに惹かれた理由は「刺激」でした。

人間界のルールなど様々な知識をくれたリリスに刺激を覚え、リリスの危機に彼女への思いを自覚する、そういう原作での展開を利用しようと、とある料理を作ることにしたのです。

 

料理の開発が完成した日、シャシャは一人街に出かけました。

それはナスカを探すためでしたが、なぜかリリスとペインが一緒にいる現場を目撃してしまうのです。

お店で何かを購入した二人が去った後、それを怪しんだシャシャはお店の人に何を買ったのか確認しますが、返答は体に良く効くお茶とのこと。

聞いた手前買うことになったシャシャですが、毒じゃないことに安堵しつつ、二人が一緒にいることへの疑念が浮かびます。

リリスはペインが好きなのだろうか、と考えていたシャシャはうっかり男にぶつかってしまいました。

謝罪するも、その柄の悪い男はシャシャに絡み放してくれません。

もがくシャシャの耳に、運よく聞き覚えのある声が飛び込んできて、その声の主を必死で見つめます。

あまりの熱視線に気が付いた人物、ナスカはその視線に疑問を抱くのですが、シャシャを捕まえていた男がナスカの頼りなさげな風体を馬鹿にしたため、指一本で男を吹き飛ばし、結果的にシャシャを助けた形になったのでした。

 

シャシャはチャンスとお礼をしたいと願い出ますが、そんなつもりはないと跳ねのけられてしまいます。

しかし、それにめげずに上手く言葉を使い何とか彼に料理を食べさせることに成功するのでした。

シャシャが用意した料理、それはトッポッキ。

「刺激」のみを重視したようですが、その赤さに引いたナスカに食べてもらうのですが、彼の怒りを買い殺されかけてしまいます。

しかし、シャシャの胸ぐらを掴んだナスカの腕を抑えたのはシャシャを探しに来たアースでした。

彼は原因を聞き納得しつつも、殺すのはやりすぎだとナスカを諫めます。

しかしナスカの怒りは中々収まらず、アースと一触即発の空気を出したところで、シャシャは全力で謝罪し、お詫びに今度は本当にナスカが喜ぶ料理と更に綿あめもたくさん買うと願い出たところ、アースが呆れるほどあっさり了承されたのでした。

 

何とか無事にアルチェン家に呼ぶことが出来たシャシャは、今度はフライドチキンを出すと大喜びで食べ続けるナスカに始めからこうすればよかった、と少し脱力してしまいます。

そして、彼の食事が終わり綿あめを堪能している様子を見てアースに促され、本題に入ることになりました。

貴族など人間界のことを知らないナスカに「アルチェン家に入って欲しい」と伝えても理解はされず、彼が理解できるように一生懸命説明します。

そしてシャシャの本領発揮、ナスカの実力を褒めに褒めまくり、最後には私といればデザート食べ放題と沢山のデザートを並べたところでレベッカとヨハネスが部屋に飛び込んできたのです。

 

ヨハネスはアースとシャシャが一緒にいることに疑念を抱きますが、アースが上手く説明して納得し、レベッカが怒っている理由を問いただしました。

レベッカの意見はヨハネスが約束もなしに来たことでした。

しかし彼は花束にメッセージを書いた、他の子なら喜んだととんでもない返答をし、更にレベッカの怒りを無意識に煽るのでした。

更に、レベッカが今大切にしている鍛錬の時間を些細な事とし、自分と出かけることを優先して当然という態度にシャシャもイラつきつつもレベッカを宥めます。

そんな状況下でヨハネスはナスカに気づき声を掛けるも、彼は興味が無いのか無視をして綿あめを食べ続けていました。

シャシャがレベッカに彼を護衛にして欲しいと話す中、ヨハネスの兵士がナスカの態度を咎め、綿あめを叩き落としたことでナスカはカッと怒りを露にして二人を吹き飛ばしてしまいました。

流石になんてことをと焦るアースでしたが、レベッカの拍手に言葉を飲み込みます。

「合格」との返答にシャシャもアースも驚きますが、実力は確かなもので、試験さえもしなくて良いと笑みを浮かべ、しかし彼の身元だけは教えて欲しいとナスカに尋ねます。

いつも通りの不遜な態度をアースが咎めましたが、剣術で磨かれたレベッカの感性はナスカにそれを求めてはいけない気がする、とそれを止めました。

 

早速始まった身元調査では、住んでいた場所は数日歩いたところにある「森」で退屈な日常しかなかった、との返答のみ。

流石に怪しい、スパイかと疑う二人ですが、シャシャ必殺のおねだり攻撃により、何とかレベッカの了承を得られたのです。

 

一方、リリスは真剣な顏で何かを書きつけていました。

彼女の使用人は首都に来てからの変わりように心配し、彼女を問いただしますが、リリスはそんな彼女をにらみつけて退出するように命令するのです。

以前のリリスとは違う、今のリリスは後の皇帝であるヨハネスや、アース、そしてペインとナスカの事も知っていました。

何が彼女を苦しめるのか、リリスは手元の手帳を壁に投げつけ、頭を抱えてしまうのでした。

 

 

何とかドラゴンを味方に出来たシャシャですが、原作のリリスのように彼と仲良くなっていけるのでしょうか。

国の存亡、それからレベッカの今後の未来への不安、原作との違いに悩み、それでもいい結果になるように一生懸命頑張るシャシャは強いな、と思います。

人によってはゴマスリと馬鹿にされても、それでも自分を守る最大の情報を得るために笑顔を浮かべ続けることは、現代社会においても中々出来ることではないでしょう。

それにしては、たまに刺激=辛い物の連想をしたりとびっくりするような発想もするシャシャが何だか身近な普通の女性に見えて親近感も抱きます。

ナスカからの信用も得られるようになれたらまた展開も変わってくるでしょう。

そしてリリスも何をそんなに悩んでいるのか、ペインに恋愛感情があるのでしょうか。

それも今後分かっていくのでしょう。

続きがとっても楽しみです!

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悪女のペット【19話】最新話ネタバレあらすじ

シャシャはイビーのお茶会へナスカに護衛を依頼します。

ナスカがアルチェン家に入って三日経ちますが、やはりナスカの不明すぎる身元を怪しみ、契約は保留状態にあります。

何はともあれアルチェン家に入って貰えたことに大満足のシャシャは、イビーのお茶会の護衛をナスカに指名しました。

不信感も露わなナスカに引きつつもシャシャは何か奢る、という誘い文句でナスカに護衛を頼むのですが、ナスカは未だに彼女を信用していないのか、金色の目でジーっと見つめてくるのです。

普段は人を観察する側のシャシャは居心地が悪いながらも仲良くなれるように努力するのでした。

 

イビーのお茶会では、いつも通り可愛いと令嬢たちに褒められ、順調にお茶会も進んでいきます。

しかし、一人の令嬢の言葉にシャシャは息をのみます。

一部の人間しか知らないはずのレベッカの剣術の訓練が話題に出たからです。

実際はウワサではなく、偶然見かけたレベッカが鍛冶屋で剣を購入していたから、という憶測の物でした。

シャシャは肯定はしましたが良くないウワサが流れることを懸念していると、イビーが趣味は人それぞれだとフォローをしてくれ助かりました。

 

更に話題まで変えてくれ、シャシャがホッと一息をついた時、今まで無言だった令嬢に呼び出されます。

令嬢たちの暗黙の了解。

誰かが「シャシャ・タルト」を連れだす時は、見て見ぬ振りをすること・・・。

 

呼び出されたシャシャは、柱に思いっきり叩きつけられ令嬢の怨嗟の言葉を受け止めます。

それは婚約者がリリスに夢中だということ、その恨みをシャシャに八つ当たりしているのです。

彼女が全て吐き出し終えた後、シャシャは令嬢を慰め、前に向けるように優しい言葉を伝える頃には彼女も落ち着いて乱暴をしたことを詫びながら去っていきました。

 

ほっと一息ついたシャシャの視界に、ナスカが映ります。

その手には食べ終えた綿あめの棒を握っていたため、綿あめが食べ終えたからか、と苦笑しますが、ナスカの表情は何とも言えない表情でジッとシャシャを見つめていました。

自虐的に「こんな姿笑っちゃうでしょ」と目を逸らしたシャシャですが、ナスカの返答は意外なものでした。

生き残る術を持っているのは人間も同じだろう、と。

そして、彼は続けます。

おまえ自身が苦しんでいるように見える。

その言葉を聞いたシャシャの表情はとても大人びた女性の、諦めきったような笑顔を浮かべたのでした。

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悪女のペット19話の感想&次回20話の考察予想

シャシャの苦しみを一番受け止めてくれるのはナスカかも知れません!

人の聞き役に徹し、自身でも「ペット」という立場を理解しているシャシャ。

優しい言葉と元気になれる言葉を与え続けるシャシャを、レベッカは可愛がり、心配しています。

そして、アースも体調や食事面、またたまに無鉄砲な行動をするシャシャを心配し助けてもくれています。

懇意にもしているイビーにも優しさを向けられていて、シャシャ自信も癒しも喜びも感じているでしょう。

けれど、本来憑依している大人の女性である主人公の心にビシッと刺さる言葉を伝えるのは、ナスカなのかもしれない、と、このお話で感じました。

 

ラストのシャシャの笑みは、心から浮かべた辛いながらも諦めたような、本来の主人公の笑みのように私には受け取れました。

シャシャが浮かべる作ったような笑顔よりも私にはキレイに見えてしまいました。

 

これから、ナスカと本音で会話が出来るような関係になっていくのでは!と期待しちゃっています。

いつかシャシャに憑依した主人公が安心して心から笑えるようになれたらいいなと思います。

リリスも相変わらず良く分かりませんし、レベッカと皇太子もどうなっていくのか、今後が全く見えないので今から次のお話が楽しみです!

まとめ

今回は漫画『悪女のペット』19話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。

 

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