漫画「暴君には悪女がお似合い」は原作YU-IRAN先生、漫画NAJEON先生の作品です。
皇后の初披露の席でさっそく悪女を演じるセシル。臣下の前で皇帝に体を預けて甘えたり、拗ねてわがまま言ったり・・・。
それを許している皇帝に一同目が点に。国一つ分もする大量の宝石にもケチをつけ、ついには結婚指輪にと指にはめた初代皇帝の宝「緑陰のエールド」を投げ飛ばすという暴挙に!
今回は「暴君には悪女がお似合い」の10話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
暴君には悪女がお似合いの【10話】の考察予想
生き残るために悪女を演じるセシル。
このシナリオ、やり過ぎじゃない!?と思うセシルなのですが・・・。
名女優セシル!?
公衆の面前で拗ねたり甘えたり、小悪魔皇后に甘い皇帝という図式を見せつける二人。
どんどんエスカレートして、国宝の指輪を投げる暴挙もシナリオのうちなのです。
が!内心セシルは冷や冷やです。
でも、ここまでは完璧な演技を見せるセシルに、やるときはやるな、と感心する皇帝なのでした。
セシルのために国を征服!?
最後の仕上げとばかりに、とんでもない数の価値ある宝石を前にして、やっぱり新品が良い・・・と言ってのけるセシル。
そうか、と頷いた皇帝の一言、じゃあ国ひとつ征服して新品手に入れよう・・・って!
暴君には悪女がお似合い【10話】ネタバレあらすじ
セシルが投げつけて見事壷に入った『皇帝の宝、緑陰のエールド』。
セシルは小さ過ぎて風で飛んでしまいましたわ、と笑顔で言います。
セシルが投げたのをはっきり見た部下達は真っ青になります。
慌てて壷に駆け寄り、指輪を回収。
緑陰のエールドはずっしりと重く、風に飛ばされたりしません・・・と泣きながら訴え、皇后陛下が・・・とチラリとセシルを見ました。
緑陰のエールドは、とんでもなく価値のあるものなのです!それを投げ飛ばすなんて、皇帝陛下が許すはずが無い!と皆思っています。
指輪を皇帝に渡すと、なんと今度は皇帝がそれをブンッと投げました。
壁に突き刺さる緑陰のエールド。
まわりの人たちは驚きのあまり声も出ません。
君の言うとおりだ、たしかに小さくて軽い、と言う皇帝に、「でしょ?」と答える皇后セシル。
そんなセシルを冷静な目で見ている皇帝。
内心ビクビクしているくせに、やるじゃないか、と感心しているのですね。
実はこの猿芝居、打ち合わせ済みなのです。
このシナリオを聞いた時、セシルは全力で拒否します。
国宝を投げるなんてできませんーっ!って。
死ぬ?投げる?
皇帝が平然と言います。
腕力には自身があるんです!飛距離は出ると思います!
即効で答えるセシル。
涙ながらに・・・愛想笑いでセシルが言ったとおり、遠くはなれた隅っこにある壷にインした緑陰のエールド。
たいした腕力だ、と変なところでも感心する皇帝でした。
泣きながらできないと言っていたのに、やる時はやるんだな、とセシルを評価した皇帝は、俺も合わせてやる・・・と嫌な予感。
皇帝は全ての宝石をセシルの身に纏わせ始めます。
セシルが身につけた宝石の値段を考えると、天文学的な数字がはじき出されるのは必至。
これだけあれば飛んでいくことはないだろう、と皇帝がセシルに言いました。
結婚記念の贈り物はこれでいいか?という皇帝の言葉に、その場にいた全員が『いいに決まってる!』と思っています。
ところが、セシルは言ってのけます。
やっぱり結婚記念は新品がよくないですか?
・・・価値のある宝石たちが中古品になった瞬間でした。
臣下の一人業を煮やして声をあげます。
もう我慢できん!陛下いくらなんでも・・・と言いかけたとき、皇帝は「そうか」と言うと・・・。
それならどこかの王国を征服して新しい宝石を持って帰ってきてやろう、とセシルに言うのでした。
暴君には悪女がお似合い10話の感想&次回11話の考察予想
この猿芝居の目的は、超わがままな皇后に骨抜きにされている皇帝を見せつけることです。
わかっているけど、本物の国宝を投げるなんて!セシルは内心は冷や冷やで本当は泣きたい気分ですよ。
でも、生き延びるために必死に演技するのです。
皇帝は・・・なんだか楽しんでいる風にも見えるんですけど、もともとそれが通常運転の根っからのドS人間なのか・・・とも。
目の前でバッサバッサと人を切り殺してきた皇帝を見ている臣下は、いつこの会場がセシルの血で染まるのか気が気じゃありません。
むしろ、それを期待している人もいるんでしょうけど。
さて、このシナリオ、どう落ちがついているのでしょうか?
まとめ
今回は漫画『暴君には悪女がお似合い』10話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。