
漫画「悪女のペット」78話の原作/韓国版の小説を先読みして読んだので、あらすじ&ネタバレをご紹介します。
悪女のペット78話【原作】韓国版のあらすじ込みネタバレ
小説『アトランタの恋人』は、皆から愛される天使のようなリリスがアトランタの皇妃となり、憎らしいレベッカは一家もろとも滅ぼされる話です。
皇太子の婚約者として人々の好奇の目にさらされながら育ったが結局悪女へと変貌を遂げたレベッカと、田舎の令嬢でありながら皇妃となり、小説のなかでは幸せな結末を迎えたように見えたリリス。
彼女たちは作者によって運命を分けられた登場人物にすぎません。
しかしこの世界では、彼女たちは意志を持ち自分の運命を変えようと奮闘する本当の人間なのです。
そして物語を離れた実物の彼女たちが望むことはただ一つ、自分自身として生きることなのでした。
そこには作者の意図や原作のストーリーは関係ありません。
彼女たちは自分の意志に従って生きているのでした。
レベッカを思う、シャシャからの手紙
シャシャはある朝、レベッカに手紙を書きます。
その手紙は、あなたのために朝早くから手紙を書いています、と始まります。
ひとつ屋根の下に住んでいても、時には手紙のほうが気持ちをよく伝えてくれることを知っているシャシャはあえて手紙を選んだのでした。
初めて会った時のレベッカはシャシャの目には誰よりも輝いているにもかかわらず、誰よりも悲しそうに見えました。
皇子のせいで悲しむレベッカの姿は、何も知らず初対面のシャシャから見てもすぐにでも駆け寄って慰めてあげたいほどだったのでした。
シャシャとレベッカが出会ってから、ヨハネスは何も変わっていません。
ただ、シャシャはレベッカがとても良い方向に変わっていっていることを実感しているのでした。
レベッカはヨハネスに早くから見切りをつけ、毎日剣術の鍛錬に精を出しています。
そんなレベッカの姿を見るたびにシャシャはとても誇らしく思うのでした。
彼女は最近、レベッカが残された時間のことを思って焦っていることも感じています。
しかしシャシャはレベッカに、もっとゆっくり進んでもいいのだと、彼女は十分に変わっていっているのだと、そして変わる機会はこれからもたくさんあるのだと伝えたいのです。
そして女が剣術をやるべきではないと眉をひそめるような愛も価値もない人たちの言葉には耳を貸さず、レベッカを大切にする人たちの言葉だけを聴きながら、やりたいことに向かって真っすぐ進んでいってほしいのでした。
シャシャの手紙は、いつでも自分たちが応援している、だからつらい時はいつでも抱きしめてあげるという言葉で締めくくられました。
カナクタ使節団を迎えるパーティへ向かう一行
ついにカナクタからの使節団が訪れる日を迎えました。
シャシャはレベッカ、ナスカ、レベッカの父と一緒にアースが待つ皇宮へと向かいます。
レベッカはシャシャへ、使節団の人々に気を付けるようにと告げます。
原作では、カナクタ使節団の訪れは強豪国であるアトランタを脅かすためのものに過ぎませんでした。
しかもヨハネスが使節団を置き去りにしてリリスと皇宮を抜け出し、平民たちの祭りを楽しんだため、使節団にどんな人物がいるかという情報すら登場しなかったのです。
警戒を強めるシャシャでしたが、彼女には計画があります。
アースに会ったあと他の令嬢に挨拶をし、他のメンバーから離れた場所に一人でいる身分の低い使節団の一員に話しかけること。
身分の高い人に話しかけて失敗をしたら取り返しのつかないことになるというのがシャシャの考えなのです。
馬車に乗る一行はカナクタ使節団の一人が皇宮を護衛もなしに歩き回っているのを発見します。
いまはだいぶ親交が深まったとはいえ、カナクタとアトランタは戦争をしたこともある仲。
ひとりで歩き回るなど恐ろしい行為なのでした。
驚愕の視線を向ける一行でしたが、シャシャだけが彼の足元をうろつく四足の獣を気にかけていました。
悪女のペット78話の読んだ感想
原作に描かれていなかったカナクタ使節団との対面に緊張が走るシャシャ。
彼女がレベッカを思う気持ちを知ると、大変な運命を抱えるレベッカですがシャシャたちがいる限り大丈夫だと思わされます。
敵国の皇宮をひとりでうろつく男は一体何者なのでしょうか。
次回も楽しみです。
まとめ
今回は漫画『悪女のペット』78話の原作/韓国版の小説を先読みお届けしました。
当サイトではピッコマ漫画の通常/日本語版のネタバレもご紹介していますので、そちらもぜひ読んでみてください。