
漫画「ある継母のメルヘン」は原作ORKA先生、漫画Spice&Kitty先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ある継母のメルヘン」52話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
ある継母のメルヘン52話の注目ポイント&考察予想
裁判の決着がつきます!
婚姻中止を承認されてジェレミーを当主に就かせたいシュリーですが、この申し出が裁判を混乱させたことは確かです。
議論の対象がシュリーとヨハネスのことに終始してしまいました。
それが狙いというわけではなかったでしょうけど、結果として皇后が矛を収めるきっかけになります。
さて、それは…?
ある継母のメルヘン52話のネタバレ込みあらすじ
ヘルマンの回想シーン。
17年前の皇宮での一場面、ヘルマンは管理を任されていた薄紫色のバラを廃棄するよう命じられて困惑し、嘆いていました。
謁見を待つ待合室に居合わせたヨハネスに、あなたもこのバラの価値を知っているからこそ私への支援を惜しまなかったのでは、と口にします。
当時ヨハネスは28歳。
ヨハネスは、あのバラは皇帝がルドヴィカ皇后へ捧げた花だから、その終わりを決めるのも皇帝の自由だと静かに答えました。
廃棄命令を取り下げるよう嘆願に来ていたヘルマンに、業務のためすぐに皇宮を離れなけらばならないから力になれないと告げます。
肩を落としながら、ヨハネスは自分と同じ考えであることを信じていると伝えました。
ヘルマンが呼ばれその場を離れますが、そのときヨハネスは言葉とは裏腹に、見上げていた肖像画の前を長い間離れないであろうと悟ったのでした。
裁判の撤回!?
何のために結婚したのだと問われ、シュリーは契約と同等だと答えます。
ヨハネスはより広い世界で多くの機会に触れることができるよう手助けをしてくれた。
私の潜在能力を高く買ってくれたと言いました。
枢機卿はそんなことは信じられないと声を荒げます。
それならほかの貴族のように後援者でいいだろうと。
わざわざ多くの非難を甘受しながら夫人を娶る理由は他にあるはずだと譲りません。
ニュルンベル公爵が下品な憶測だと立ち上がります。
そのとき、ヘルマンが手を挙げおずおずと口を開きました。
確かなことはわからないと前置きして、ヨハネスがシュリーを選んだ理由はおそらく…と話し出すと!
皇后とニュルンベル公爵の顔色が変わりました。
次の瞬間、そこまで!!という皇后の声が響き渡り…。
会場中に響く大声で、こんな程度の低い公判は悪質な前例を残すだけだと言うと裁判の撤回を命じました。
それは不可能だと言う声に、皇后は枢機卿たちに神聖な言葉を紡ぐべき立場でありながら、今までどのような言葉を吐いたのか振り返るべきだと鋭い目を向けます。
そして、皇太子…とテオバルトに声をかけました。
テオバルトは前に進み出ると、皇后の言った通りこれ以上裁判を行う必要はないと宣言します。
ジェレミーは古くからの友人で、誤解から大事になってしまったと言いました。
それを受け、皇后は当事者が罪人を許すと言っているのだからこれ以上の言葉は必要がないと場を収束させようとします。
そして、シュリーに婚姻の中止をする必要はなさそうだと声をかけました。
すでにもっともふさわしい座に身を置いているようだと…。
ノラの淡い想い
裁判が終わったと力が抜けるシュリーに、傍聴席からママ!と双子たちの声が聞こえてきます。
家で待っているはずの子供たちの姿を見て、シュリーの胸がドクンと鳴りました。
不安が一気に襲ってきますが、双子たちはカッコよかった!家に帰ろう!と歓喜の声でシュリーに呼びかけます。
シュリーは子供たちが裁判での内容を理解していないことを知って安堵しました。
傷つけなくてよかったと心から思うシュリー。
そのとき、カッコよかったですよ、とノラが声をかけました。
ここまで応援しに来てくれたノラを見て、ようやくシュリーは心が軽くなります。
勝ったわと満面の笑みを向けました。
その笑顔を見てノラはドキッとします。
自分に自信を持てないでいたノラに、今のままでいいと言ってくれたシュリー。
ノラはシュリーに勇気を与えられる存在になりたいと思いました。
たとえ世界中がシュリーの敵だとしても、今日のように笑顔を向けられる彼女にとっての平和でありたいと願うのでした。
皇后はなぜシュリーを呼んだ?
裁判は誰もが予想していなかった形で幕を閉じました。
子供たちは屋敷からいなくなったことに気付いたロベルトとグウェンが無事に連れて帰り、ジェレミーもあっけないほど簡素な手続きで自由を取り戻します。
変わらず凛とした姿のジェレミーでしたが、シュリーにはどこか苦悩を抱えているようにも見え…。
傍聴していた人々はつまらない演劇を観終わった後のように足早にその場を去ります。
しかしシュリーは、これからも執拗に追いかけ続けるであろう悪意のある視線を感じるのでした。
そして、裁判を終えたシュリーは皇后に呼ばれ…。
ある継母のメルヘン52話の感想&次回53話の考察予想
これはシュリーも予想していなかったでしょうね。
ノイヴァンシュタイン家を離れる覚悟を決めて裁判に臨んでいたから、ほっとしたことは確かだと思います。
ヘルマンが言いたかったことは、シュリーがルドヴィカ皇后にそっくりということでしょう。
肖像画の皇后はまさにシュリーです。
となると、ヨハネスとルドヴィカの関係が気になります。
テオバルトはルドヴィカの子供でしたっけ?
まだ明らかになっていないことがありそうですね。
ノラはシュリーに対する恋心をはっきり自覚したように感じました。
シュリーを巡っては、テオバルトも執着しているし、ジェレミーはさすがにないと思いますが数年後彼らがもう少し大人になったときが楽しみです。
でも、シュリーは一応未亡人ですからね。
高位貴族との結婚は難しいと思うのですが…。
まとめ
今回は漫画『ある継母のメルヘン』52話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。