
漫画「独裁」は原作Rossi先生、漫画Ullpe先生、脚色Macat先生の作品です。
毎週月曜日にピッコマで配信されています。
今回は「独裁」19話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
王子の暗殺現場を目撃してしまった柚月を殺す為、アシャンとの交戦が始まりました。
素性を何も語らないアシャンに、暗殺者だと認識した柚月。
隙をついた柚月でしたが、砂埃に遮られアシャンに立場を逆転されてしまいます。
独裁19話の注目ポイント&考察予想
前回に続き、外から吹く砂埃により柚月はアシャンに追い詰められてしまいます。
しかし砂嵐が止むまでとアシャンは柚月と共に自分の外套で覆い、やり過ごそうとします。
何故か柚月まで巻き込まれてしまい、一時休戦状態となるのでした。
柚月は短剣でアシャンに一矢報いると、五分五分の状態での戦いとなります。
圧倒的な力の差を前に捕らえる事も難しそうですが、アシャンから逃げ切れるのでしょうか?
また、殺された王子への処理や口裏合わせはどうするのかも気になりますね。
独裁19話のネタバレ込みあらすじ
追い込まれた柚月
外からの突風により、校内に舞う砂埃。
柚月は砂が目に入り視界を妨害されます。
その瞬間をアシャンは逃さず、柚月の肩を掴んだかと思うと、強い力で床に張り倒すのです。
体勢が崩され、不利な立場に立たされた柚月。
アシャンの黒い外套が飛ばされます。
柚月の銃を奪い放り投げると、抵抗しないよう命じました。
しかし柚月はアシャンの命令に噛み付きます。
こんな状況に立たされても、威勢の良い柚月にアシャンは不敵な笑みを浮かべました。
『天使のような顔立ちとは裏腹に、人の命を奪う死神のようだ』と、柚月は感じます。
そしてアシャンは自身の黒い外套を掴むと、柚月と共に覆い被ります。
何故こんな真似をするのかと、柚月は不思議そうに見つめました。
砂嵐が過ぎるまではこの状態を保つ様子。
外套の中でアシャンと二人の空間ができてしまい、いっそ砂嵐に巻き込まれた方がマシだ・・・、と柚月は思うのでした。
アシャンとの密室空間
鉄帽をナイフで振り落とした際、柚月の顎にできた切り傷をアシャンは見つめます。
少し遅ければ切れていた、と話すアシャン。
柚月は脳内でその言葉を肯定し、運が働いた…。と自分に語りかけている途中に、アシャンは柚月の血を舐め取るのです。
謎の行動に柚月は引きながらも、抵抗を続けました。
押さえつける力が強く、ビクともしません。
目前に居る殺す相手の血を味わう事の何が楽しいのかと、柚月は怒鳴ります。
遊んでいる感覚のように、アシャンは微笑みました。
暑いのに静かにしろと、アシャンは柚月の方へ体を寄せてきました。
生きるか死ぬかの戦いをした相手と、ありえない状況に立たされる柚月。
この暑いのにくっつくアシャンもどうかしていると、柚月は精神的に追い込まれていくのでした。
同等の戦い
砂嵐が過ぎ去るの、アシャンは外套を外し空間が広がります。
お互い目を逸らさず、体勢はそのまま。
アシャンは殺される目前の人間が、落ち着いた様子であれるのを見るのは柚月が初めてでした。
柚月もまた、こんな狂人的な暗殺者を相手にしたのは初めてだと、毒を吐きます。
柚月は相手の呼吸を合わせ、狙撃(攻撃)するタイミングを計らいました。
スナイパー教育で教えられた事を、実践しようとしているのです。
柚月が共に呼吸を合わせる様子を、不審に思うアシャン。
逃げ出す隙を作りつつ、柚月はアシャンをどこかで見た顔であると感じます。
力を緩め、柚月の首元に手を伸ばした所でアシャンは何か驚いたように、動きが止まります。
その表情が気になるも、柚月は一瞬の隙も逃さぬようにとアシャンを蹴り上げました。
同期の侑大から預かっていた、護身用の短剣を取り出します。
柚月は侑大に感謝しつつ、アシャンの肩を目掛けて刺しました。
膝をつくアシャン。
距離を取った柚月でしたが、肩に傷を負うもアシャンは平然とした様子で立ち上がります。
瞬間、ふらついた行動が演技のようにも見える態度。
お互い傷を負い、対等な関係となり戦える事にアシャンは微笑むのです。
独裁19話の感想&次回20話の考察予想
血を舐める行動も、この瞬間の戦いも楽しむアシャンは人間の理性より、野性的なものが感じられます。
外套の中で二人きりの場面は、違う意味でドキドキシーンでした・・・。
アシャンは魅力的ですが、命のやり取りをした直後の相手との閉鎖空間。
物理的というより相手のメンタル面へのアシャンの煽りは、とても上手ですね。
柚月は殺される事も覚悟していますが、無事に乗り越えてほしいです。
戦争の最中、この騒ぎにそろそろ誰かに見つかる頃ではないかとも思います。
避難した子供達や兵士達の安否も気がかりですね。
まとめ
今回は漫画『独裁』19話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。