
漫画「ある継母のメルヘン」は原作ORKA先生、漫画Spice&Kitty先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ある継母のメルヘン」51話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
ジェレミーは裁判で起訴状の内容を否認しました。しかし真実を述べても狡猾な大人たちに次第に追い詰められていきます。
そして証言台に立ったシュリーは、ヨハネスとの結婚中止を要求しました。
ある継母のメルヘン51話に登場するキャラクター
- シュリー:ノイヴァンシュタイン侯爵家の臨時当主。未亡人。16歳だが2度めの人生を送っているため中身は23歳。
- ジェレミー:ノイヴァンシュタイン家の次期当主。
- ヘルマン;ライヒ伯爵。ジェレミーの母方の伯父。人前に出るのが苦手で貴族社会に馴染めずにいる。ヨハネスとは親友。
- ライヒ夫人:いまだにライヒ家の実権を握っている。ジェレミーの母方の祖母。
- リシュリュー枢機卿:なぜかシュリーをよく思っていない。枢機卿らしくない謎の人物。
ある継母のメルヘン51話の見どころ・考察予想
裁判も佳境に―。
ヘルマン・ライヒは遅れて姿を現しました。
シュリーの主張は承認されるのでしょうか!?
さまざまな人が、裁判をそれぞれの思いで見守っています。
そして、核心に迫った「何のための結婚」、その答えは…。
ある継母のメルヘン51話のネタバレ込みあらすじ
傍聴席ではエリアスと双子たちが慌てふためいていました。
家を出ていくことになると聞いてなぜかとエリアスに詰め寄る双子たち。
エリアスが、だからシュリーは…と口にしたとき、後ろからノラが口を封じました。
母親を呼び捨てにするのはよくないと…。
エリアスはノラになんでここにいるのかと怒鳴ります。
ノラは裁判を見に来たに決まっていると平然と答えました。
応援しに来たのなら、自分の母親を最後まで信じて待っていろと子供たちに声をかけるノラ…。
シュリーの主張
シュリーが結婚中止の承認を得るために提出したのはヨハネスのヘルマン・ライヒに宛てた手紙です。
筆跡を確認した貴族院議員は間違いないように見えると言いますが、教会側は認めません。
紙切れ1枚と口にするので、シュリーはすかさず枢機卿はノイヴァンシュタイン家権威を軽んじていると言い返しました。
すると貴族たちもこの主張は破廉恥で夫人はこの場を混乱に陥れていると口々に言い出します。
シュリーは帝国法では500日以上夫婦関係がなければ女性からも結婚中止を申し入れることができると主張しました。
皇后が口を開きます。
こんな風に大勢の前で堂々と明かすことではないけれど面白いから続けるよう言いました。
シュリーは、今自分に与えられている権限はヨハネスの妻であり子供たちの母である条件のもとにあると切り出します。
そして結婚中止を承認されればシュリー・フォン・アグファに戻ると…。
時期当主となったジェレミーは当主名誉権条例の保護のもと、「名誉の決闘」を申請することが可能だと主張しました。
皇后の一声で…
それに対して、皇后はでっち上げの証拠を用意することはノイヴァンシュタイン家であれば容易いことだろうと言い出します。
手紙の相手が前妻の兄であれば書き足すことも可能だと。
ヘルマンは貴族社会でも異端でした。
人前にほとんど姿を見せず、今も高齢のライヒ夫人が実験を握っていて、頭がおかしいとさえ言われている人物です。
シュリーは場内の空気が変わってしまったことを感じました。
皇后の言葉によって…。
さらに、ヨハネスまでも侮辱することを言い出す枢機卿。
シュリーは弁明しようと声を荒げた時、ズキンと頭の奥が痛みました。
割れそうなほどの痛みの中、シュリーにはある記憶が呼び覚まされます。
気を失いそうになるのを必死にこらえるシュリー。
そのとき、夫人の主張はすべて事実です!と叫ぶ声が聞こえてきました。
ライヒ家の援護
現れたのはヘルマンでした。
ライヒ夫人も同行しています。
シュリーがライヒ家を訪れた日、ヘルマンはライヒ夫人に直談判したのでした。
ヘルマンはシュリーのことを噂で聞いた人物ではないと訴えます。
ライヒ夫人は、ルクレツィアがシュリーにとりなしたことを知ったとき、シュリーには特別な何かがあると悟りました。
自らヘルマンに裁判に行こうと声をかけたのです。
ヘルマンはヨハネスとやり取りしてきた手紙の束を持ってきて、ヨハネスが最期のときまで聡明さを失わずにいたことを主張しました。
裁判を傍観していたリシュリュー。
努力の成果といったところかと嘯いていました。
ヘルマン一人であれば、揺さぶりをかけることもできただろうと思いますが、ライヒ夫人が現れたことで状況が一変したことを悟ったのです。
再び発言すると気づかれる恐れもあると思ったリシュリューは、この辺りで諦めるとしようと思いながら、手元で何かを探るのでした。
何のための結婚か!?
頭の切れる年かさの貴族院議員の何人かは、ここにきてようやくシュリーの狙いがわかりました。
ヘルマンは証人として強い人物ではありません。
その人との手紙のやり取りを証拠として出してきたのは、捏造したものではないと思わせるためだろうと彼らは考えました。
もし捏造するとしたら、ヘルマンより説得力のある相手をたてるはずです。
流れは完全にシュリーに変わっていました。
そのとき、枢機卿がシュリーの主張は恥知らずな戯言だと声を荒げます。
ライヒ家まで動員して神聖な裁判を篭絡しようとしていると暴言を吐きました。
それが真実なら、2人は何のために結婚したのか答えてみろと!
思考するジェレミー
ジェレミーは被告人席からシュリーを見つめています。
誰もが、シュリーを欲深い女だと言っていました。
でも、ジェレミーはシュリーから少しの欲も感じたことはなかったのです。
だから、父親に対して愛情が少しはあったのだろうと思っていました。
でも、裁判でシュリーが主張したように、そこに愛がなかったのだとしたら…。
なぜ、父は僕を自由にしてシュリーを縛り付けたのか?
ジェレミーは、自分が未熟で当主に相応しくなかったから、シュリーが人生を捧げることになったのだと悟ったのでした。
ある継母のメルヘン51話の感想&次回52話の考察予想
やっとノラが出てきたと思ったのに一瞬でした。
裁判シーンがメインですから仕方ないですね。
結局、貴族たちは大富豪であるノイヴァンシュタイン家の家門の力を削ぎたいのでしょうか。
皇后は後見になりたかった描写はありました。
ヨハネスは食い散らかされることなく、ジェレミーに渡したかったけれど、余命が短いことを悟ってシュリーを教育したのですね。
そう考えると、ジェレミーが自分のせいだと思うのも納得です。
というか、わからなかったら始末に負えませんね。
ここで気づいてよかったと言うべき?
それにしてもリシュリュー枢機卿は何者?
何をしたいのかさっぱりわかりません。
まとめ
今回は漫画『ある継母のメルヘン』51話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。