
漫画「エボニー」は原作JAYA先生、漫画Neida先生の作品です。
前回13話では、エボニーはレイブンとして、ジリアン・マイスター夫人宅に行き、初対面を果たします。
豪華なドレスを着こなし、ジュローからのミッションで、マイスター夫人を怒らせて、夫人をマイスターゲームに参加させるために、失礼すぎる発言や言動を繰り返します。
最初は冷静に話を聞いていたマイスター夫人も、亡きマイスター将軍のことまで軽く扱われ、エボニーはが来たのは夫人の名誉を汚すためだと思い、とうとう机をたたいて激怒しました。
しかし、頭の良いエボニーは飴と鞭を使い分け、マイスター夫人に、荘園を守るためにマイスターゲームに参加することを進めます。
エボニーの秘書がカジノにいるから、ジャクソンを訪ねるように言い残して、夫人宅を出ます。
マイスター夫人も、まんざらではない様子で、帰っていくエボニーを見つめ続けていました。
今回は「エボニー」の14話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
エボニー【14話】の考察予想
マイスター夫人はマイスターゲームに参加するのか?
前回、エボニーはカラスの仮面を被り、豪華なドレスと横暴な態度でレイブンを演じ切り、見事にマイスター夫人を怒らせることに成功しました。
前回の段階でのミッションは、夫人もかなり動揺していましたし、エボニーの言うことを、間違ったことは言っていないと考えていたので、作戦は今のところ成功に終わったと思います。
マイスター夫人は、前回の話を見たところ、気が弱いところがあるものの、勘も鋭く、それよりなによりも、プライドや誇りを持っている女性だと思うので、マイスター荘園を守るためにも、マイスターゲームに参加するでしょうね。
どう考えても、夫人は参加しないで尻尾をまくような女性ではないですからね。
エボニーの交渉術も上手でしたし、それがうまくマイスター夫人のプライドや心に刺さり、早ければ今回夫人がこのゲームに参加するというニュースを聞けるのではないでしょうか。
エボニー【14話】ネタバレあらすじ
無事、夫人を怒らせることに成功したエボニー。
アンナに横暴で失礼な態度を取っていたにもかかわらず、緊張が解けて一気にめまいが押し寄せて倒れそうになります。
そこを、タキシード姿のシュナイダー大公が支えます。
エボニーの任務を心配してきてくれたのです。
エボニーは、マイスター夫人について、有名な荘園の持ち主にしては小さ目な邸宅だったこと、使用人が少ないことなどを報告し、無事夫人を怒らせることに成功し、同時にマイスター夫人にゲームに参加するように甘い言葉で囁いたことも報告します。
それでも、もしミスをしていたらと不安がるエボニーに、シュナイダー大公はエボニーの眼をまっすぐ見つめながら、完璧だ、とはっきり褒めます。
そして、お城に戻ったらご褒美をあげることをエボニーに告げますが、それでも遠慮するエボニーに、シュナイダー大公が渡したものは、何と、きれいなブラウンカラーの馬でした。
エボニーは子供のころ、父親の馬に触りたくても、メイドに触るなと怒られ、馬は男性が乗るものだから、女性が乗りたいなんて言ったら笑われる、それに女性が手縄を触ると、悪運が映り、馬主が事故にあうという言い伝えを思い出し、嬉しさからシュナイダー大公がくれた馬を抱きしめます。
エボニーはシュナイダー大公にお礼を言い、馬に、レイブンという名前を付けました。
そう、先ほどまでレイブンという名前の女性を演じていた、それと同じ名前です。
そして、シュナイダー大公は、今週末早速、仕事としてマーカス・シェドルのところに行くように命じます。
マーカスが運営する社交クラブに、潜り込むのです。
エボニー14話の感想&次回15話の考察予想
エボニー、前回はあんなに堂々とした態度で、マイスター夫人を挑発し続けていたのに、実は腰が砕けるほど緊張していたんですね。
今回はいつもの人間らしいエボニーでホッとしました。
そしてそれを支えるシュナイダー大公、素敵すぎる上に、お前が俺に会いたがってると思って来た、だなんていうジョークを口にしたり、ご褒美をあげたり、ウインクをしたり、いい感じに仲良くなってきていますね。
そして、他に気になったのはやはり過去のシーンです。
男尊女卑が酷いランセンでは、女性が馬に乗るどころか、触ることさえ許されないことにはショックを受けましたが、こういうのって、きっと現実にもある話なんだろうなと思いました。
子供時代のエボニーの悲しそうな顔、そして、子供のころから憧れていた馬を手にして、満面の笑みでお礼を言うエボニーの明るい表情が、本当に純粋な笑顔で、胸に刺さりました。
男性もご褒美を挙げて、あんなふうに素直に喜んでもらえると、プレゼントしがいがあるし、誇らしくもなるし、嬉しいでしょうね。
そして、あの豪華な衣装から着替えた普段のドレスのエボニーは、ギャップのせいか、個人的にはかなり清純な女性に見えてしまいます。
エボニーの話って、深いんですよね、ただの恋愛ストーリーではなく、男尊女卑問題や魔女狩り、奴隷、権力など、様々な問題点が絡み合っているので、読むたびに、そういう時代の女性たちの立場や心境などを考えさせられます。
次回はいよいよ社交界クラブに先入ということで、次回もきっと豪華な衣装と傲慢な態度?で社交界をかき回してくれるのでしょうね。
次回も色気バージョンのエボニー、楽しみです。
まとめ
今回は漫画『エボニー』14話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。