
漫画「悪女は砂時計をひっくり返す」は原作SANSOBE先生、漫画Antstudio先生の作品です。
今回は「悪女は砂時計をひっくり返す」の14話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
馬車に細工されていると感じたアリアは、別の馬車を用意させます。その間、オスカーへのお返しを選ぶために宝石店に入るアリア。
満足のいく買い物ができたアリアですが、思わぬ相手と再会します。それは、砂時計を直した店で遭遇したマントの男でした。
急いで馬車に乗り込もうとしたアリアの前に、花束を持ったマントの男が立っていました。
悪女は砂時計をひっくり返すの【14話】の考察予想
会いたくない人物に会ってしまった。
アリアは早くその場を立ち去りたいと思っていたのに・・・。
マント男の行動の意味は?
再会したアリアとマントの男。
関わりたくないと思ったアリアですが、男はアリアに接近してきます。
花束を持ち、丁寧な言葉で話しかける男に、不信感を募らせるアリア。
男の目的は一体何なのか!?
ミエールを問い詰めるアリア
帰宅後すぐに、馬車の部品がいくつか外れていたことがわかりました。
アリアはすぐに母親に報告します。
使用人を集めて事情聴取が始まりますが、誰が犯人かはわかりません。
アリアが警備隊を呼びましょう、と言うとそこまでしなくても、とミエールが口を挟みました。
ミエールの言ったひと言で、アリアはミエールを問い詰めていきます。
悪女は砂時計をひっくり返す【14話】ネタバレあらすじ
マントの男は、「失礼ね!」というアリアの声を無視して、アリアの情報のおかげで損害がでなかったから、そのお礼だと言います。
情報?損害?
アリアは男が何を言っているのかわからず怪訝な顔をします。
お礼を言われることはしていない、とアリアは突っぱねますが、お嬢様のおかげで財産を守れた、となおもにっこり微笑みます。
やっぱり田舎の貴族なのか・・・とアリアは思いました。
さらに、アリアのためにチューリップの花束を用意したから、ぜひ受け取って欲しいと続けます。
この前とは態度がまったく違うことにもイライラするアリア。
意図もわからない行為は持たれたくない、と差し出された花束を推し戻し、名前も知らないのに受け取れない、と断りました。
すると、男はアースと名乗ります。
アリアが家紋を聞くと、今は名前だけ覚えていただけたら、とそれ以上は答えません。
アリアは、男が自分をロースチェント家だと知って近づいたのか、それとも家紋を言ったところで恥をかくだけだと思っているのか考えますが、どちらにしても気に入らないのでした。
アリアは仕方なく花束を受け取ると護衛騎士に確認させ、そろそろ帰りたいのだと男に告げます。
男はお別れの挨拶をしてもよろしいですか?とうやうやしく膝を折りました。
いえ・・・と断るアリアに、あまり警戒しないでくれと男が言います。
アリアは正直に、この前と雰囲気が違うと言うと、男は謝り、重要なことだったのであんな態度を取ったのだと弁解しました。
もう行くわ、と男に背を向けて馬車に乗り込もうとするアリア。
心の中では、やっぱり気に入らない・・・と思っていました。
フラリとよろけたアリアは花束を落とし、靴で踏みつけてしまいます。
あらっ!どうしよう!と言いながら、何度もよろけながらグシャグシャと花束を踏みつけます。
ヨレヨレになった花束を「どうしましょう、これ」と男に見せます。
男はそれを見て、大きな声で笑い出しました。
てっきり怒ると思ったアリアは意外に思い、何者なのかと考えますが、今はこんなことを考えている暇はないと気持ちを切り替えました。
帰宅すると、ロースチェント伯爵が食中毒で入院したと聞かされました。
そして、馬車の部品がいくつか外れていたと報告を受けます。
アリアは、オスカーのお返しのことで嫉妬したミエールの仕業だと確信します。
ミエールを揺さぶるには、オスカーを奪うのが一番だと思うアリアでした。
徐々にミエールを追い詰めていることを実感するアリアですが、まだこの家には、ミエールの味方が多いこともわかっています。
そこで、アリアは母親である伯爵夫人に馬車の件を報告しました。
夫人は驚いて、すぐに使用人を集め、報告がなかったことを責め、今回の件について、馬丁、管理人をさらに強く責め立てました。
アリアが、指示を出すのは執事だと口を挟み、一同執事のほうを見ます。
執事は、素直に監督不行き届きであったことに対して詫びました。
アリアは、真面目な執事が可哀相になって、助け舟を出すことにします。
他に誰かアリアに危害を加えようとした人物がいるのではないかと言いました。
ミエールの顔色が変わっていることにアリアは気づきます。
警備隊を呼びましょうとアリアが言いました。
知らずに馬車に乗っていたら死んでいたかもしれない、このままでは恐くて眠れない、と訴えます。
すると、ミエールが警備隊を呼ぶ必要はないのでは、と口を挟みました。
けが人も出ていないし、と言います。
アリアは、私が死んでいたかもしれない、と言うと「そんな大げさな・・・無事に戻って来れたんじゃないですか」とミエールはなおも止めさせようとします。
アリアはその言葉を聞いてフッ・・・と笑います。
大げさって・・・どうしてそんなにはっきりと言えるの?とミエールに聞きます。
ミエールはかなり動揺した様子。
アリアは続けます。
馬車がどんな状態だったのか、知っていたとでも?どうなのかしら?
アリアはミエールを問い詰めるのでした。
悪女は砂時計をひっくり返す14話の感想&次回15話の考察予想
マントの男・・・皇太子ですよね!彼が今回アリアにした行動はどんな意図があったのでしょう?
カジノの情報を知っていた少女は、ロースチェント家の令嬢だと言うことはその場で分かっていました。
その時は、ミエールだと思ったのですが、その後の調査でアリアのことも耳に入っているはずです。
もしかしたら、アリアかミエールか確かめるために、あんな行動をとったのかも?
馬車が壊れていたことを公にしたかったアリアは、うまく母親を使いましたね。
ちょうど伯爵が入院中で留守だったのもラッキーでした。
まさか、ここでミエールが仕掛けたなんてことが明るみに出ることはないと思いますが、「大人しい良い子」という絶対的な印象が崩れるだけでもアリアにとっては前進かも。
ただ、このときまだミエールは13歳の子供です。
本当に犯人なのか?
だとしたら、実行犯・・・というか助っ人がいるはず!
アリアにとっては、まだ回りは敵だらけなのですね・・・。
まとめ
今回は漫画『悪女は砂時計をひっくり返す』14話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。