
漫画「ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~」は原作Kin先生、漫画Juniljus先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~」21話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
20話では、ロクサナが持っている花について、なぜか猛毒があると知っていたカシス。
毒花だから捨てるか、せめて近くに飾らないようにと心配し、ロクサナに忠告します。
しかし、この花はアグリチェが自主栽培した品種で、まだ外部に出回っていないはずのもの。
カシスの言うことを信じる、とロクサナは笑いますが、心の中ではカシスがどうやって毒花だと分かったのか?自分に何を隠しているのか?を思い巡らせます。
あくる日、自室から出たロクサナは一段と具合が悪そうです。
そこに腹違いの妹、シャーロットがやってきて、一方的にロクサナに言いがかりを付けます。
カシスがロクサナのオモチャになったことを根に持っているようです。
毒蝶を孵化させたのも嘘だ!とまで言ってきたシャーロット。
ロクサナは毒蝶を使って、シャーロットに恐ろしい幻覚を見せます。
恐怖のあまりシャーロットは戦意を喪失します。
毒蝶を使ったことで身体に無理がかかり、カシスの独房についた途端、血を吐いて倒れこむロクサナ。
驚いたカシスは素手で鎖を引きちぎりロクサナに駆け寄ります。
≫≫前話「ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~」20話はこちら
ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~21話の見どころ・考察予想
カシスに、自分が脱出してしまうと、ロクサナはどうなってしまうのか?という考えが巡ります。
ロクサナのことを考えれば考えるほど胸が苦しくなってしまいます。
これまでのカシスにはなかったことですね。それ程ロクサナに思い入れを持ってしまったのでしょう。
そんなことを考えている折、カシスの独房にロクサナが入ってきますが、血を吐いて倒れてしまいます。今にも息が絶えそうです。
その時、カシスの封じられたペデリアンの力が蘇ります・・・
一体どうなってしまうのでしょうか!?
ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~21話のネタバレ込みあらすじ
独房で一人考えを巡らすカシス
先日のデオンとの一件を思い出すカシス。
もし自分がロクサナの母を助けていなかったら、デオンが投げつけた魔物の餌食になっていただろうと思い返します。
そう考えると、デオンがロクサナの兄を殺したのも、なんら不思議ではないと結論付けます。
この家では常識もルールも倫理も、全て意味を成さない。
こんな家にずっといたら、おかしくなって当然だ、と唇を嚙み締めるカシス。
もし自分がこの家から脱出したら、ロクサナはどうなってしまうのか?と考えが巡ります。
ロクサナのことを考えれば考えるほど、胸が苦しくなります・・・
死の淵を彷徨うロクサナ
その時、カシスの独房にやってきたロクサナ。
血を吐いて倒れこんでしまいます。急いで駆けつけるカシス。
抱きかかえ必死にロクサナに呼びかけますが、目を瞑ったまま返事がありません。
ロクサナの周りを不気味に纏わりつく毒蝶。
カシスはロクサナを纏っているのが毒だと気付きます。
せき込むロクサナ。ぼんやりとした視界で、外は危ないからダメ・・・私が守ってあげる、とこんな時でもカシスを気遣います。
カシスは思わずロクサナの手を強く握り、すぐ医者に診てもらわなければと言います。握った手は冷たくなっています。
しかしそれを拒むロクサナ。浅い呼吸で切れ切れに、自分が倒れたことは誰にも言わないでほしいと懇願します。
そして、言い終わった瞬間、カシスの手からロクサナの手が力なく滑り落ちます。
蘇るカシスの力
その時、カシスの脳裏には過去のある記憶が・・・
お前の力は自制が効かず、災いのようだ。今回のようなことに二度と力を使ってはならない。
高貴な審判者ペデリアンの一族の名を汚すものは、必ず破滅する・・・と告げられ、禁制を下されるカシス。
しかし今、目の前で人が死にかけている。
それを見殺しにして本当に後悔しないのだろうか?カシスは自問します。
その刹那、カシスの禁制が解け、瞳にペデリアンの紋章が出現します。
そして眩い光と共に、辺りに青のペデリアンの紋章が浮かび上がります。
その眩い光に、毒蝶は耐え切れず飛び去ってゆきます。
カシスの封じられたペデリアンの力が蘇ったのです。
ロクサナに命を吹き込むカシス
ロクサナに死が近付く気配を感じ取るカシス。
ためらうことなくロクサナに口づけます。
ロクサナにエネルギーが宿っていき、目を覚まします。
息を切らして苦しそうですが、何をしているのか尋ねようとします。
言葉を聞き終わる前に、口づけるカシス。
一瞬そのままにされるも、それを引き離すロクサナは、やめてほしいと訴えます。
死んでしまうぞ!!と言うカシスに、だから言っているんだと返すロクサナ。
そこでカシスは気付きます。自分がロクサナのような目を知っていることに。
常に死を覚悟して生きる者の目・・・
カシスは、なぜ自分がロクサナのことをずっと気になっていたのか、わかりました。
なぜ放っておくことができなかったのかも。ようやく全てがわかったのです。
ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~21話の感想&次回22話の考察予想
カシスの禁制を下され封じられていた力が蘇ったのはびっくりしましたね!
ロクサナの死を目の前に、この人を助けるために力を使いたい!!とカシスの気持ちが固まったからこそ、
術の力をカシス自身の力が上回り、禁制が外れたのかもしれないですね。
ロクサナにはカシスのキスを受け入れ、命の危機を脱してほしいです。
アグリチェという過酷な一族に生きるロクサナにも、希望の光が差すことを願っています。
優しく勇敢な心を持ったカシス。
一体過去、何のために力を使ってしまったのか気になります。
まとめ
今回は漫画『ロクサナ~悪女がヒロインの兄を守る方法~』21話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。
カシスが独房で一人、もし自分がこの家から脱出したらロクサナはどうなってしまうのか?と考えを巡らせているところに、ロクサナがやってきます。
しかし、すぐに血を吐いて倒れこんでしまいます。毒蝶がロクサナの周りを飛び回り、死の気配が近付いています。
駆け寄って抱きかかえ、カシスは必死に呼びかけます。医者に診てもらうよう言いますが、ロクサナはこのことは誰にも言わないでほしいと懇願します。
死にゆくロクサナを前に、カシスは過去の自分が禁制を受け、ペデリアンの力を封じられたことを思い出します。
しかし、目の前に死にゆく人がいる!!見殺しにしたら自分はきっと後悔するだろう!!とカシスは強く願います。
その時、カシスの封じられた力が蘇ります。辺りをペデリアン紋章と共に眩い光が照らします。
ためらうことなくロクサナに口づけるカシス。
ロクサナにエネルギーが宿り目を覚ましますが、自身を助けようとするカシスを拒みます。
そこで初めてロクサナの目が、常に死を覚悟して生きる者の目だとカシスは気付きます。
自分がロクサナを気になって放っておけなかった本当の理由がやっとわかったのです・・・
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