
漫画「公爵家のメイドに憑依しました」は原作Jooahri先生、漫画Aloha先生の作品です。
突然訪れたベラビティ公爵の死。館では公爵の葬式が開かれました。
浮気旅行の最中の事故という不名誉な死に、参列した貴族たちはためらいなく陰口を叩きます。
そんなそしりを受ける公爵ではありましたが、幼い頃から仕えてきた者にとっては父親のような存在です。
メイドの中には涙を流すものもおり、公爵の死は多くの人から惜しまれていました。
イベリナが泣き出してしまったメイドを休ませて、忙しく働いていると、廊下でリアンドロが誰かと話をしているのを見つけます。
珍しく丁寧な物言いをするリアンドロが、一体誰と話しているのかとよく見てみると、その相手はなんとディエゴ王子だったのです。
一体二人は何を話しているのか、気になるイベリナはそっと物影に隠れて聞き耳を立てます。
今回は「公爵家のメイドに憑依しました」の31話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
公爵家のメイドに憑依しました【31話】の考察予想
突然訪れたベラビティ公爵の死はこの先リアンドロに大きな負担をもたらすことになるでしょう。
何しろたった15歳で公爵として屋敷や荘園を取り仕切っていかなくてはならないのです。
だんだんしっかりしてきたとはいえ、まだまだ子供。
能力はあっても精神的には辛いことがたくさん待ち受けているでしょう。
ここからは更にイベリナのフォローが大事になってきますね。
しっかりリアンドロのことを支えていてほしいです。
葬式に現れたディエゴですが、リアンドロと一体何の話をしているのでしょうか。
将来的に因縁の相手となる王子です。
果たしてイベリナの働きで二人を仲良くすることは出来るのでしょうか。
公爵家のメイドに憑依しました【31話】ネタバレあらすじ
ディエゴはリアンドロの様子を見て驚いていました。
出不精なリアンドロがどれほど呪いから立ち直っているのかは、館の外の人間に正確なことはわかりません。
もちろんディエゴもこれほど跡形もなく呪いが消えているとは知りませんでした。
薬や祈りなど様々な方法で解呪を試したものの、全く改善することのなかったリアンドロの呪い。
それがある日突然、綺麗サッパリ消えてしまったのです。
噂を聞いて知ってはいましたが、実際にリアンドロを目にして、ディエゴが驚き不思議がるのも当然でしょう。
リアンドロの腕を掴み、ディエゴは何が呪いを解いたのかを問いただそうとします。
リアンドロはイベリナのおかげで呪いが解けたと思っていましたが、彼女とかわした約束があります。
ディエゴには単に神の御加護があったのだとだけ答えました。
イベリナは盗み聞きは良くないと思いつつ、読者としてついに出会った二人のメインキャラクターがどんな話をするのか気になって仕方ありません。
今まさに目の前で起きていることは間違いなく小説の山場の一つに間違いないのですからね。
リアンドロを苦しめていた呪いは、ゆっくりと対象者を蝕んでいくものでした。
それがなんにもなしに突然解けてしまうことは、普通に考えればおかしなことです。
ディエゴは更に問い詰めますが、リアンドロは決して答えようとはしませんでした。
リアンドロの様子を見て、 答える気はないだろうと思ったのでしょうかディエゴは話題を変えます。
リアンドロが王家の血を引いているがために呪いにかかってしまったことを謝りました。
ディエゴは自分の父が行なった儀式を知りません。
リアンドロを苦しめた呪いが、本来自分に降りかかるはずのものだったとは思ってもいませんでした。
それでも父が行なった侵略が、結果的にリアンドロに呪いをもたらしたことくらいはわかります。
突然リアンドロの頬に手を伸ばすディエゴ。
リアンドロは咄嗟に彼の手を振り払ってしまいます。
何をするんだと叫ぶリアンドロに、ディエゴは断りもなく顔に触れようとしたことを素直に謝ります。
加えてこうも言いました。
「これから私が王になれば、公爵になるあなたとはしょっちゅう顔を合わせることになる。私の前でもう少しリラックスして振る舞えるようになっておいたほうが良い」。
リアンドロは不服そうな顔で、やってみますと答えました。
二人の様子を見ていて、イベリナには不安がよぎります。
彼らは将来エレオノラを争って決闘をすることになるのです。
そしてエレオノラを巡って二人の関係は悪化していき、最終的には険悪なものになってしまいます。
最終的にはエレオノラがディエゴを選んで決着するのですが。
しかし、一体いつディエゴの勝利が決まってしまうのでしょうか。
そこが分かれば、イベリナにも対策の打ちようがあるかもしれません。
葬式が終わって部屋へ戻ってくるリアンドロ。
葬式を取り仕切ったり、挨拶回りでもうクタクタです。
リアンドロが疲れて帰ってくることを知っていたイベリナはちゃんと部屋でお茶を用意して待っていてくれました。
すぐにイベリナを呼ぼうと思っていたリアンドロは彼女が居たことに驚き喜びます。
そして彼女の肩に顔をのせて甘えはじめました
イベリナはリアンドロの仕草を子供っぽいと思ったものの、今日だけは甘えさせてあげることにします。
何しろ彼は今日、はじめて公爵として多くの人と会ってきたのです。
長いこと隠匿生活をしてきたリアンドロが、治ってわずか数年で突然公爵を継ぎ、父の葬式という初仕事をなさなければなりませんでした。
イベリナには想像できないほどのプレッシャーの中で過ごしていたことでしょう。
イベリナはベットに腰掛けて、リアンドロに膝枕をしてあげるのでした。
リアンドロはとても心地よさそうにしています。
そしてイベリナに本音を打ち明け始めました。
父が死んだというのに一粒の涙も流れず、あまり悲しみを感じていない自分に戸惑っていたのです。
平気そうな態度を見た母からも冷酷だと言われていました。
それを聞いてイベリナはブチギレます。
そんな言葉に動揺するなと叫びました。
リアンドロの一番苦しい時に彼を無視し続けたような両親に、孝行息子として振る舞う必要なんて全くありません。
リアンドロの母親にそんなことを言う資格はないのです。
母親として振る舞っても来なかった人間が、今さらリアンドロに親への忠義を求めるなど悪い冗談でしかないのです。
怒りに任せて本音を言ってしまうイベリナでしたが、ハッと気づきます。
ここは館の中で、公爵の葬式の日にそんな事を言うメイドなど投獄されてしまう恐れもあるのです。
慌てて口を抑えるイベリナを見て、リアンドロは面白そうに笑います。
そしてイベリナに、あなたはずっと側に居てくれるよねと尋ねました。
もちろんと答えるイベリナ。
リアンドロの瞳を見つめ、惹きつけられる力強さを感じます。
子供っぽく振る舞っていても時に突然、力強さを感じさせる不思議な瞳なのです。
イベリナが見つめていると、リアンドロは突然起き上がり、イベリナを抱き寄せます。
そして、あなたを決して離さないと愛の言葉を述べるのでした。
それを聞いたイベリナは回想します。
小説の人物に転生していなければリアンドロと出会うことも、彼の世話をすることも、呪いを解いてあげることも出来なかったでしょう。
転生したことでたくさんの喜びをリアンドロからもらいうことが出来ました。
今となってはリアンドロが幸せでさえあればいい、イベリナの願いはただそれだけでした。
ましてリアンドロと愛をかわすなど贅沢過ぎます。
リアンドロの直球の告白にも関わらず、イベリナは離さないも何もまず最初にあなたに捕まった覚えはなくってよと冗談めかして答えました。
その答えにリアンドロは一瞬暗い顔をしますがすぐに笑顔に戻りました。
そしてイベリナが今、結婚に興味があるのかを尋ねます。
イベリナは自分にはまだ結婚は早すぎると答えました。
それを聞いたりアンドロはそのとおりだと同意し、更に直球の告白をするのです。
「私が一人前の男になるまで待っていてくれないか」。
公爵家のメイドに憑依しました31話の感想&次回32話の考察予想
ついにリアンドロがイべリナに愛の告白を果たしました。
これはもうイベリナも誤解しようがありません。
懐いているとか、他に友達がいないとかではなく、紛れもないイベリナへの愛を誓った言葉でしょう。
果たしてイベリナがどう答えるのかとても気になります。
序盤ではディエゴとリアンドロの不穏な関係が示唆されていました。
どうにもリアンドロはすでにディエゴのことをあまり良く思っていなさそうですね。
エレオノラ抜きにしても因縁の関係となってしまうのでしょうか。
この先イベリナが呪いを解いたことを王家に知られてしまえば、彼女の処遇を巡って対立が起こることは必至。
またしても女性を巡った反乱が起きてしまうのでしょうか。
イベリナにそれを止めることは出来るのでしょうか。
先の展開が気になります。
まとめ
今回は漫画『公爵家のメイドに憑依しました』31話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。