異世界剣王生存記 ネタバレ70話/ピッコマ|朗信に突き動かされるレズリー。過去を悩む光輝とレズリーの最後の話し。

漫画異世界剣王生存記は原作SOON-G先生、漫画YKB先生の作品でピッコマで配信されています。

今回は「異世界剣王生存記」70話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。

 

前回69話は・・。
レオンハートは、自分のプラナの盾と光輝のオーラの剣の強さを確かめたくて敢えて攻撃を受けます。

だが、オーラをコントロール出ない光輝は自滅してしまいます。
レオンハートがトドメを刺す瞬間・・。

 

≫≫前話「異世界剣王生存記」69話はこちら

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異世界剣王生存記70話の見どころ・考察予想

朗信が亡くなって・・

朗信が亡くなって、1週間が過ぎた頃・・。

街の様子は、一変していました。

 

瓦礫となった街並みは、嘘のように元の姿へと変わり、あの死闘があった事さえ忘れ去られて・・。

それは、決して喜んで受け入れたものではなく・・、希望を望む未来ではないのは知っていたけれど仕方のないことだからです。

 

あの希望を感じた未来は、錯覚にしか過ぎなかったと思うしかなかったのでした。

その移り行く人々の心を感じているレズリー。

偽りの記者会見

エルハウラー裁判官は、車椅子に乗り刑務所での連続事件について、何も処罰されることはありませんでした。

 

その事について、取材を受けるエルハウラー裁判官は自ら受刑者を守るために戦ったが、重症を負うことになり助けてくれたラウル受刑者の助けで命を救われたと記者たちに話します。

 

そして、エルハウラー裁判官の護衛隊長に任命したことを説明するのでした。

これも、自分たちが生き残るための偽りの未来・・とレズリーは思ったのでしょうか。

ブレッドの墓前に・・

ブレットの死を悼み、アーティスとエピル、マーチンと霊術師の姉妹が花を供えます。

 

エピルは、ブレットを救えなかったことを後悔して泣き崩れるのでした。

そんなエピルを見て、ブレットが悲しむと言って支える霊術師の姉妹。

 

マーチンは、光輝を心配しマーチンの槍を返すのでした。

一旦は、断るも受け取ることになって困るアーティスとエピル。

 

これも、レズリーが招いた受け入れがたい未来・・。

床に血が・・

アーティスとエピルは、光輝に見つかる前に朗信を死に追いやったアーティファクトを別のものに変えるためにメイデンの店に急ぎます。

 

店のドアを開けると床一面に血が飛び散り、壁に寄りかかって座り込んでいるメイデンを発見するのでした。

 

それは、メイデンを自由の身にするためにメイデンが構えたナイフを掴み、レズリー自身の血を禁制の巻物に染み付けメイデンを自由にするための儀式だったのです。

 

メイデンは「今までの努力を・・、簡単に捨てたのに・・なぜ?!」と叫びます。

 

それは「最初から決まっていた事なの。でもこれからは好きなように・・。」とレズリーが話し立ち去り際に「メイデンと同じだから・・。」と言って立ち去るのでした。

 

これも、レズリーが最後にできる未来の変え方・・。

朗信が亡くなってから、レズリーと同じ道具扱いされてきた者たちに同じことをして回ったのではないでしょうか?

レズリー、最後に未来を託す相手に・・

その頃、光輝は一命をとりとめるも、自分はどう生きて行ったら良いのか分からなくなっていました。

どんな事があっても、敵と戦っていれば解決できたのに・・。

 

朗信を守れなかったことが、光輝の中に戦うことの意味を投げかけていたからです。

 

その原因を「レオンハート卿か・・?朗信に槍を投げたヤツか・・?オンパロスの・・?」と戦うべき相手をグルグルと考えあぐねていました。

 

「全ての原因は、わたしなの・・。みんなの未来を変えてしまったの。」と朗信を死なせた訳を話すレズリー。

光輝はレズリーに襲い掛かるけれど、レズリーを傷つけたりしません。

 

逆に、みんなが責任を感じているのが心を痛める光輝でした。

朗信を助けるはずだったの、朗信から助けられその代わりに死なせることに・・。

 

「誰よりも、悔しいと思っている朗信が・・。」

「1番辛い思いをした朗信なのに、最後に笑っていたんだ!」誰も悪くないと言っているように微笑んで・・と言い戦えないと光輝が話します。

 

光輝は朗信の気持ちを、そう理解したのでしょう。

だから、光輝は考えあぐねていたのですね。

 

レズリーは、それは違うと光輝の考えに問いかけます。

「あなたは、何も分かっていないわ。」と影で人々が、殺し合うように仕組んでいる奴らがいると話すのでした。

 

「私は、彼らが何を画策しているのか探ろうとも、何もしなかった・・、ただ命令を忠実に行って来た。」と全身から出血しながら話すレズリー。

 

レズリーの背中の禁制から、忠誠を裏切ろうとしている彼女に一刻、一刻と死への報いが襲い掛かっていたのです。

 

「今から話すことは、彼らの真の姿なの。」

「でもこれは、私の気まぐれで話している事だから・・気にしなくていいの。」と言って全身からの激痛と戦いながら必死な思いを込めて話すレズリー。

 

そして「1度しか話すことが、できないから・・!」と聞いたことを気にしなくていいし、ただ聞いて欲しいだけと禁制の激痛と戦いながら必死な思いで話すレズリーでした。

 

ここにも、朗信は生きていた証は生きているのですね。

人の死とは、記憶の中から消え去ったその瞬間が本当の死を意味するのではないでしょうか・・。

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異世界剣王生存記70話のネタバレ込みあらすじ

張朗信の死は・・、無駄死にだったのか・・

レオンハートとの死闘と張朗信が、逝ってしまってから7日が過ぎようとしていました。

街は、廃墟となり・・。

 

だが、街の人たちは以前の生活に戻る為に・・。

修復し、何もなかったかのように・・。

 

あの激戦も・・、あの地球人がいた事さえもなかったように・・。

これは生き残った者たちが、生きて行くために選ばれざる負えなかったのでしょう・・。

 

結末は、いつも同じ・・。

安息は、蜃気楼のようなものに過ぎない・・。

 

張朗信の死は・・、あの無心で世界を変えたいと願ったのは無駄死となったのだろうか・・?

そして、レズリーは、そう思ったのだろうか・・。

クレタ裁判所では・・

エルハウラー伯爵を取り囲んで、記者会見が行われていました。

地球人の脱走と立て続けに起きた事件について、無罪放免となったエルハウラー伯爵事に群がる記者たち。

 

エルハウラー伯爵は「留置所では、法に触れることは何も起こっていない。」と惨殺などなかったと話し「囚人を守る為に兵隊を要請したが、地球人の手によって全滅した・・。」とエルハウラー伯爵自身も負傷したと話します。

 

その時「囚人のラウドが、守ってくれたので命拾いした。」と自分の伯爵専用の部隊長を任命務したと説明するのでした。

 

そして「甚大なハンターの被害者に対して、地球人を断罪したとしても地球人の行いに賛成する者は処罰する・・。」と声高々と話すエルハウラー伯爵でした。

 

その記者会見を聞き流すように、レズリーは立ち去ります・・。

ブレッドのお墓では・・

ブレッドを忍んで・・。

アーティスとエピル、マーチンと霊術師のエルザとポエルの姉妹がマーチンのお墓前に花を供えて・・。

 

マーチンは礼を言い「バルタラさんは・・?」と身体の心配をして・・。

「精神的に大きなショックを受けたので・・。」と元の光輝に戻るには、しばらくかかると話すアーティス。

 

エピルは、自分を責めて泣き崩れて・・。

「わたしが・・、助けを呼びに行っていれば・・。」と後悔しても・・、後悔しても・・。

 

そのエピルの様子を見ていたエルザとポエルは「ブレッドの気持ちを無駄にしないで!」とエピルの頬を引き上げて、笑顔を作るように勇気づけます。

 

「ブレッドは、自分の残された時間を知っていたけれど・・。エピルは、凄い勇敢なハンターだと確信していたのよ。」とそんな顔していたら悲しむとエピルを励ますのでした。

 

エピルは、涙を何度も拭きながら「わたしは・・、天才で・・美人さんの・・。」と目を腫らしながら直ぐに強くなる!と笑顔で話します。

 

マーチンは、ブレッドの槍を光輝に渡して欲しいと差し出すのでした。

アーティスとエピルは、その槍は張朗信を貫いた槍であり・・。

 

みなさんで、持っていてくださいと断るアーティス。

ブレッドは強くなるまで持っていただけで、光輝に渡すつもりで持っていたが、墓で朽ちるのは彼の意思に反すると槍を渡すのでした。

 

アーティスたちの気持ちに反して槍を受け取ることになり、光輝の目に触れない内に他のアーティファクトに変えてもらいにメイデンの店に向かう2人。

メイデンの店に血痕が・・

店の扉を開けると床には、血痕と巻物とナイフが・・。

座り込んでいるメイデンに「何が起きたの?」と駆け寄るエピル。

 

「あの女が・・。」とレズリーが来たとメイデンが話します。

レズリーと再会したメイデンは、道具のように使い捨てられたことを思い出しナイフを構えるのでした。

 

しかし、メイデンはレズリーを刺すことはできません。

それは、レズリーによって服従の呪文を掛けられているからです。

 

それを破ってしまうとメイデン自身も死へと・・。

レズリーの手には、メイデンの服従の呪文を記した巻物を持っていました。

 

「この呪文はまだ効いているのよ。私への忠心がなくなれば、その報いはあなたに来るの。」とメイデンの血判が付いた巻物を見せて警告します。

 

「あなたに誠心誠意、従ってきたのにゴミのように捨てられたのはなぜ?」とメイデンが叫ぶのでした。

 

「それは、あなたの定めだからよ・・。」とレズリーが言うとメイデンの持っているナイフを握りしめて、その巻きに自分の血を垂らします。

 

そして「好きに、生きなさい。」と呪文は、無効になったと話すレズリー。

「なぜ?自由にしてくれるの・・?」とメイデンが尋ねます。

 

「それはね・・。わたしも、同じ使い捨ての道具だからよ。」とレズリーが寂しく微笑んで、答えるのでした。

その話しを聞いたアーティスが巻物の呪文を調べたところ、間違いなく本当の巻物だったようです。

自分自身と戦う光輝とレズリー命がけの訴え・・

その頃、アーティスの館では・・。

光輝は、自分が今まで戦って来た意味を確かめて深く悩んでいました。

 

張朗信を守ると約束したことが果たせなかったことを、過去の自分が戦って来たことを重ね合わせて全て決着できたことが・・。

光輝の後悔を拭いさる方法が見つからなくて・・。

 

「レオンハートを始末すればよかったのか?張朗信に・・。マーチン?」と頭の中でグルグルとその答えを探していると・・。

「オンパロスのカケラを飲ませたヤツを・・?」と呟く光輝。

 

「悪いのは、わたしよ。助けたいと思って、やったことが・・。結果として彼を死なせた・・。」と詫びるようにレズリーが話します。

 

その話しを聞いた光輝は、怒りのあまりレズリーの立っている壁を叩き潰すのでした。

そして「みんな湿っぽい顔しやかってっ・・!」

 

「俺は・・、ヤツとの・・。」

「何のために戦ったのか・・?ヤツに命を助けてもらったのに!」と張朗信は、痛かったろうに、1番残念で辛いはずの張朗信は・・。

 

「優しく微笑んでいたんだ!」と全て、自分がしたことのようにと光輝が辛く悲しく話し、争うのを嫌っていたと言ってレズリーに出て行ってくれと話します。

 

「それでいいの?」

「奴らが仕組んでいる事を知らなくて?」とレズリーは、人が殺し合うことを楽しんでいる奴らが存在していて・・。

 

「オンパロスのカケラで何を企んでいるのか、考えず知ろうとせずに指示されるがままやって来た。」とレズリーが、血を流しながら話します。

 

そして「光輝、今から奴らの本当の姿を教えてあげる。でもね・・、その事を知ったから戦うのをためらったとして何とも思わないから安心して。1回しか話せないから、ちゃんと聞いてね。」と必死の思いで話しはじめるレズリーでした。

 

その正体を話してしまうとレズリーに掛けられた呪文が、レズリーの命を奪ってしまうのでしょう。

もう既に、全身から血を流しているレズリーです。

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異世界剣王生存記70話の感想&次回71話の考察予想

今回のお話しは、この異世界の住人達の強いられた望まない毎日を当たり前のように受け止めて毎日を生きて行く。

でも、その裏ではその世界を支配し楽しんでいる者達が存在していて、その中で起こる様々ことを理不審と思う者の苦悩が描かれていたお話しとなります。

 

張朗信は、亡くなりましたが本当に亡くなった訳ではありません。

張朗信と言う人間が、人の記憶に残っている限りそれは死に値しないと感じたからです。

 

レズリーも、別人のように変わって彼女は結末はいつも同じと未来に何も期待すらしていなかった・・。

自分自ら何かをしようとも思わない程、彼女に追わされた十字架は重かったのでしょう。

 

でも、張朗信と光輝と知り合った時に少しずつ彼女の中に微かに未来が違って見えたのではないでしょうか?

彼女にとって、それは光でありまた希望だったのではと思います。

 

だから、結末を自分の手で変えたくなったのでしょう。

それは、耐え難い苦痛と恐怖に満ちたものだったと想像もつかないものだったに違いありません。

 

でも、彼女を突き動かしたのは張朗信だったはずです。

彼女の中にも、張朗信は勇者として生きていると感じました。

 

彼女の最後の言葉を聞いて光輝は、本当の戦う意味を知るのではと思います。

 

さて次回は、レズリーの遺言となるのでしょうか?影で操る彼らの正体が・・?!

まとめ

今回は漫画『異世界剣王生存記』70話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。

≫≫次回「異世界剣王生存記」71話はこちら

 

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