
漫画「かりそめの公爵夫人」は原作Jin Saeha先生、漫画Han Jinseo先生の作品でピッコマで配信されています。
今回は「かりそめの公爵夫人」68話を読んだので、見どころやネタバレ込みあらすじ、考察予想や読んだ感想をご紹介します。
イヴォナの功績を讃えるパーティが開催されました。
ガスパルのこと、入場の時クロードより先に名前を呼ばれたことに賛否両論があります。
それでも召喚師に対しての関心は強まりイヴォナは注目を集めました。
かりそめの公爵夫人68話の見どころ・考察予想
帝国は男尊女卑が根強く、女性は将来について夢を見ることすらできません。
そんな状況を、イヴォナは理不尽だと思います。
そんな社会だから、いくら功績を上げたとはいえ、夫より前に出るイヴォナのことを男性は快くは思っていないのです。
でも、当のクロードは誇らしげ…。
皇帝はイヴォナとクロードを味方につけ、神殿を牽制しようとしますが、イヴォナはそんなことを争っている場合じゃないと思っていました。
なぜなら…。
かりそめの公爵夫人68話のネタバレ込みあらすじ
令嬢たちに囲まれたイヴォナ。
召喚術のことを訊かれます。
魔力のコントロールが必要なのかと訊ねられたイヴォナは、その説明をリリアンにお願いしました。
女性の学びの場がないパラマ帝国
話を振られてリリアンは取り囲んだ令嬢たちの注目を集めます。
召喚術には魔力のコントロールがそれほど重要ではないのは、神獣がその役割を担ってくれるからだとリリアンが説明しました。
その答えに関心する令嬢たち。
リリアンがイヴォナの召喚術を見て勉強をしたと答えます。
今度はイヴォナがきっかけを訊かれました。
独学だと答え、花嫁修業をそっちのけにしていたから父によく叱られたたと言うイヴォナ。
すると、1人の令嬢が女性は学びの場が少ないのが残念だと口にします。
騎士になるのが夢だったと言う令嬢。
強く叱られて諦めたと言いました。
次々に子供の頃夢見ていたことを話し出す令嬢たち。
イヴォナは、私はこっそり召喚術を学ぶことができたけれど、他の令嬢たちはその機会さえ与えられなかったのだと改めて思いました。
やっぱりこんなのは理不尽だと思うイヴォナ。
そこで、ケルドン令嬢が外国の学術院に留学したと聞いたイヴォナは驚きます。
ジュリア・ケルドンは社交界の華と呼ばれ、誰よりも花嫁修業を頑張ってきた令嬢。
その彼女がすべてを手放して外国に行ったことがにわかには信じられません。
パラマ帝国は偏見のひどい国です。
女性が長期間外国に留学したとなれば、まともな結婚相手が見つからないことは想像に固くありません。
ジュリアとはそれほど親しい関係ではなかったイヴォナですが、応援したいと心から思いました。
自他ともに認める愛妻家
ドレスの話で盛り上がっている時、セヘーズが姿を現しイヴォナに声をかけました。
セヘーズと笑顔で会話をするイヴォナを遠目に見て、クロードは緊張が解れたようだと安心します。
そんなクロードに男性たち数人が声をかけようとした時、神殿の主席神官レビオスが笑顔で声をかけてきました。
イヴォナを侮辱したケルダ神官が免職になって新たに主席神官に任命されたと挨拶します。
大神官は聖剣の持ち主を心から尊敬していると神殿の意志をクロードに伝えました。
イヴォナにも挨拶したいけれど後にしたほうがよさそうだと言うと、大きな功績をあげたイヴォナを妻に持って夫として誇らしいのではと口にします。
クロードは、もちろんだと答えて笑みを洩らしました。
周りにいた人々は、クロードが微笑んだことに仰天します。
その理由が妻に対する褒め言葉を聞いたから尚更でした。
屈託のない笑顔で、クロード卿は本当に愛妻家だと言うレビオスに照れるクロード…。
イヴォナ、皇帝に伝える!
皇帝が入場してイヴォナとクロードが御前に立ちます。
イヴォナの功績を讃える皇帝。
でも、そこで彫刻像が役に立たなかったと神殿を牽制しました。
神殿と皇帝が権力争いをしているのは周知の事実です。
皇帝がイヴォナを味方に引き入れようとしているのは見え見えでした。
意見を求められたイヴォナは、彫刻像について申し上げたいことがあると言います。
許可をもらったイヴォナは、浄化の彫刻像から黒魔力が感じられたことから、今回の件は高位魔族が関わっている可能性が高いと報告しました。
神殿を庇った形になったイヴォナに、皇帝は神殿は管理を怠ったことには変わりないと言います。
イヴォナは、皇帝が自分を味方につけ、クロードまで味方につけようとしていることはわかっていました。
でも、今は人間同士で揉めている場合ではないのです。
イヴォナは召喚師であるからこそわかった事実があると言いました。
魔獣の召喚は神獣の召喚と同じように、いくつかの条件があると切り出すイヴォナ。
ただ、それを省略する方法があって、それは生贄を捧げることだと…。
伝染病を広めた目的は、魔王の復活だと思うと言うのでした。
かりそめの公爵夫人68話の感想&次回69話の考察予想
イヴォナの功績は誰もが認めるところですが、女性だという理由で男性たちは複雑な心境のようです。
今回のことは、あくまで例外という扱いだから、これをきっかけに女性の地位の向上までは見込めそうにありませんね。
でも、ジュリアのように、行動を起こす令嬢も出てきたことから、少しずつ変わっていくような気もします。
何と言っても、女帝が誕生しそうですし!
イヴォナの危惧していることは魔王の復活でした。
本当に人間同士で小競り合いしている場合じゃないですね。
こういうきな臭い話が出てくると、ガスパルやトリスタンが思い浮かんできてしまいます。
秋の討伐、やっぱり何かが起こりそう…。
まとめ
今回は漫画『かりそめの公爵夫人』68話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。