
漫画「公爵夫人の50のお茶レシピ」は原作Lee Jiha先生、漫画Ant Studio先生の作品です。
舞踏会で公爵との夜の営みのことをあれこれ聞かれてから、クロエは改めて「夫婦なんだ」と実感が沸いてきます。
『以前のクロエ』の記憶の中には、確かに公爵との・・・!
それに、なんだか公爵の態度も変わってきているように感じるクロエなのでした。
そんなとき、公爵の親戚のメイソン伯爵夫人が滞在すると聞かされて・・・。
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今回は「公爵夫人の50のお茶レシピ」の29話を読んだので、ネタバレと考察予想、読んだ感想をご紹介します。
公爵夫人の50のお茶レシピの【29話】の考察予想
今日のお茶は爽やかミントティー
クロエの淹れるお茶は、いつも相手のことを思って選ぶもの。
今回、メイソン夫人の様子と、さりげなく置かれたハッカ飴を見て、クロエがチョイスしたのは冷たいミントティー。
今回もクロエのお茶の知識と、観察力の高さが光ります。
メイソン夫人のクロエへの評価は?
メイソン夫人は、先入観で人を判断するような女性ではなさそうですが、相手を観察して見極めようとは思っていたようです。
でも、それはあくまで公正で好感が持てるものです。
クロエの淹れたお茶を飲んだ夫人。
クロエ自身に対して感心するものの、彼女が本当にクロエに対して抱いた感情は、公爵のひと言だったのです。
公爵夫人の50のお茶レシピ【29話】ネタバレあらすじ
翌朝、メイソン夫人が到着しました。
隣国の皇族の血を引いているというだけあって、厳然とした居ずまいの女性です。
公爵がうやうやしく頭を下げて挨拶をします。
メイソン夫人がクロエをギロリを見て、あなたがアルフォンスの妻ね、と声をかけました。
よろしくお願いします、と頭を下げるクロエでしたが、婦人の威厳に気圧されて、タジタジしてしまうのでした。
部屋に向ったメイソン夫人と公爵、そしてクロエ。
夫人は、この年になると少し歩いただけで疲れてしまう、と暑そうにパタパタと扇子を仰いでいます。
クロエにお茶を所望しますが、席を立ち調理場へ向ったクロエに公爵夫人たるものの態度ではない、と公爵に向って苦言を呈するのでした。
クロエが持ってきた飲み物を見て、夫人はこれは何だい?と尋ねます。
見たことのない飲み物だったからです。
クロエがお茶です、と答えるとあからさまに不快感を示します。
すると、公爵が夫人に向って、妻の淹れるお茶は特別だから味わってから判断してもよいのでは?とクロエを援護しました。
クロエは気まずい空気を感じましたが、一生懸命準備したので、とさらに薦めました。
意を決したように夫人はお茶を口にします。
すると、ミントの爽やかな味がしました。
次に感じるのは飴玉のような甘い味。
クロエは、テーブルの上にハッカ飴が置いてあるのを見て、夫人はミントと甘いものが好きそうだと予想したのです。
夫人は少し言いよどみながらも、素直に美味しいと口にしました。
夫人が、お茶についてクロエに尋ねます。
クロエはミントティーの淹れ方と、南部地方の遊牧民に好まれるものだと説明しました。
今日は暑いので冷たいお茶にした、と言い添えるクロエですが、まさに夫人も冷たくてちょうどいいと思っていたのです。
夫人はクロエの博識さに感心したようでした。
その夜、メイソン夫人は一人今日のことに思い巡らしていました。
クロエの淹れたお茶は美味しかったけれど、それ以上に夫人の心に残ったのは、公爵のクロエに対する態度でした。
あの子が・・・と感慨深い様子の夫人。
そして、クロエには話してもいいのかもしれない・・・と心の中でつぶやくのでした。
公爵夫人の50のお茶レシピ29話の感想&次回30話の考察予想
メイソン夫人、公爵が「少し気難しいですが、根はいい方です」と言う言葉通りの女性でしたね。
高貴な出自だけあって、人を威圧する雰囲気は持っているけど、決して嫌味じゃないし、クロエにイジワルするような様子もありませんしね。
お茶は野蛮な飲み物と思われていたから、本来なら口にしないことだっておおいにあり得るのに、公爵の意外な言葉があったにしろ、飲んでくれるなんて、素直な人なんだなぁ、って思います。
素直に美味しい、って言うあたりも人の良さが感じられますよね。
今回クロエが淹れたアイスミントティーは、暑い夏にピッタリの飲み物ですね。
思わず飲みたくなりました!
ただ、ミントは苦手な人もいるから・・・メイソン夫人のテーブルに置いてあるハッカ飴に気づいたクロエ、さすがですね。
それにしても、公爵の生い立ちになにやら秘密がありそうです。
夫人はクロエに何を語ってくれるのでしょう?
次回が待ち遠しいですね。
まとめ
今回は漫画『公爵夫人の50のお茶レシピ』29話の見どころやネタバレ、感想をご紹介しました。